待ちに待ったプロポーズから始まる結婚準備。結婚は付き合ってきた二人にとって幸せなゴールとなりますが、家族間での挨拶や結婚式、披露宴など、対外的にも動かなくてはいけない人生のイベントの一つでもあります。 多くの人が初めてとなる結婚準備ですから、結納や、入籍など結婚の基礎知識を学びながらスケジュールを立てていくのが一般的です。今回はざっくりとした結婚式までのスケジュールや必要な心構えなどを説明し、慎重派か、お急ぎ派かといったタイプ別の結婚準備のスケジュールについてご紹介します。
結婚準備のスケジュール 結婚式までの流れをざっくりガイド
写真提供:京王プラザホテル
1. プロポーズから始まる結婚準備のスケジュール
お付き合いが実り、お互いに結婚の意思確認がなされたら、晴れてハッピーエンド!というわけにはいかないのが「結婚」。これまでの人生を支えてもらってきたつながりを考えると、二人だけの問題では済まされませんね。
プロポーズを受け入れたら、まず考えなくてはならないのが結婚式です。文句なしにゴージャスな結婚式や披露宴をするという二人なら、そのままの勢いで突き進めばよいでしょう。一方、結婚式はしたいけれど、披露宴などの費用やおめでたなどの理由がネックで、漠然と避けるしかないと考えているカップルは、話し合いが必要かもしれません。
最近は挙式も披露宴もしない「なし婚」も流行っていますが、二人がどうしたいか、きちんと話し合っておかないと、夫婦となって数年後に後悔することになるかもしれません。簡単な挨拶のみで結婚していくカップルもいますが、ゲストに囲まれた挙式や披露宴の思い出があると、長い夫婦生活の中で、二人の仲を温め直すきっかけになるとも言われています。
最近は、ジミ婚やフォト婚、家族のみで集まる小人数の家族婚結婚式など、結婚式のバリエーションも豊富です。人生の節目に結婚式をしたい人は、ぜひ、自分たち好みの費用や形式から結婚式を選び、スケジュールを立てていきましょう。
2. 結婚式当日までの流れ基礎知識~やることリスト~
自分たちらしい結婚式を選んだら、その日を迎えるスケジュールの中で、なすべきことがいくつもあります。順を追って紹介していくので、まずはざっくりと参考にしてください。詳細はリンク先の記事を読んでみてくださいね。
2-1. 親への挨拶・顔合わせ・結納
結婚準備のスケジュールの一番目は、結婚することを伝える席を設け、お互いの両親に正式に挨拶することです。形式はカジュアルな会食のみでも、伝統的な結納を行っても、家同士納得して決めればOKです。
結婚は二人で決めることだという想いがある場合でも、お互いの家に出向いての挨拶は、その後の印象を良くするでしょう。結婚が決まったら、まずは自分の親に話を通しておくことが、パートナーからの挨拶をスムーズに運ぶためのポイントになります。
2-2. 結婚式・披露宴会場選び・準備
結婚式・披露宴の会場選びは二人で参加して絆を深めるチャンスです。花嫁ばかりに負担がかからないように、一緒にブライダルフェアへ行ったり、ブライダルサロンに相談したり、と、協力して進めましょう。
結婚式の準備は規模にもよりますが、少なからず労力がかかります。片方に負担がかかりすぎて、喧嘩にならないように、分担を決めて忙しくても連絡をしっかり取り合い、二人でスケジュールを共有することが大切です。
2-3. 衣装・メイク選び
純白のウェディングドレスや白無垢など、結婚が決まる前から、挙式での衣裳を想像している女性もいるかもしれませんね。衣装選びや、結婚式当日のメイク選びなど、花嫁花婿の準備は、思い入れに個人差はありますが、いずれにしても思ったより時間がかかるものです。
スケジュールを立てる際に、なりたい自分を目指すブライダルエステをするか、目当ての衣装がレンタルできるかの確認なども重要です。また、結婚指輪はものによってはサイズオーダーなどで準備期間が長く必要なものもあり、ちょっと注意しておきたいアイテムになります。
3. スケジュールを立てる際には二人の結婚感覚を合わせておこう
3-1. 結婚費用について考える
結納や結婚式を行うなら、ある程度まとまったお金が必要になるでしょう。どういった費用分担をするかも大切なポイントです。金銭感覚が違う場合でも、事前に話し合いをしておくことで、結婚式の規模や予算をすり合わせることができるでしょう。
また、両親の援助があるなしも、それぞれのカップルの事情によって違います。あらかじめ、結婚にかかる予算を共通認識としておくことは、夫婦になり今後一緒に生活を営んでいくうえでも必要なファクターです。
3-2. 結婚に必要な届け出を知ろう
結婚することが決まったら、いつ入籍するかも話し合いましょう。スケジュールを立てる上でも、入籍のタイミングが挙式の前か後かはポイントです。海外挙式の際は、法的に結婚していることを証明できなければ利用できない場所もあります。
また、入籍をすると、姓の変わる方が行うべき金融機関などでの手続きも発生しますし、働いている場合は会社への届け出も必要になります。招待状を送るタイミングとの兼ね合いもあり、しっかり考えておいた方が良いでしょう。
3-3. 結婚後の生活を思い描こう
結婚が決まったら、結婚後の生活に向けたスケジュールも考え始めましょう。どこに住むのか、新婚旅行はどうするのかといった計画も新婚さんにとっては楽しい予定ですね。
そこから結婚式の予算も立てられますし、結婚準備の計画は結婚式以外の予定も含めて考えるようにするとその後の生活もスムーズにできるでしょう。
4.【結婚スケジュール】慎重準備派は結婚式まで8カ月~が目安
こうしてみていくと、結婚前にやることはたくさんあるように思えますね。結婚式を開くカップルの多くは、慎重に進めたいと思っており、準備に一年以上かけることも少なくありません。
会場の比較検討から始まり、招待客の選定などもじっくり時間をかけて決めたい人たちには時間はいくらあっても足りなく感じられるようです。慎重派の二人は8カ月以上の準備期間が必要だと考えて結婚式のスケジュールを立てておきましょう。
5.【結婚スケジュール】お急ぎ準備派は結婚式まで3カ月~が目安
結婚式はするけれど、大げさにはしたくないカップルは最短期間での準備も可能です。結婚式に向けて短いスケジュールで臨むときは、優先順位をつけて必要な要素を絞り込みましょう。
会場や衣装など、予約が必要なポイントを押さえて自分たちに必要なセレクトを効率的にしていきましょう。少人数で挙式を行ったり、海外で挙式をしたりした場合も、関係者への報告を怠らない方法を考えることも大切です。
6.【結婚スケジュール】マタニティ婚はどうやって進める?
子どもを授かったことで結婚に踏み切るケースも一般的になる中で、結婚準備のスケジュールの立てかたにも配慮が必要な場合があります。自分の体調だけでなく、妊娠状態の経過を意志と確認しながら進めることが大切なマタニティ婚では、無理しない範囲の結婚式をプランニングし、スケジュールを立てることが必要です。
パートナーは妊娠中の花嫁が一人で頑張りすぎないように、上手に分担をしてあげるようにしましょう。
まとめ
結婚式のスケジュールと一口に言っても、カップルの状況や志向に合わせて違ってくるものです。基本的に行うことベースを基にして、予算や時間の制約の中でできる範囲で満足度の高い結婚式を挙げられると良いですね。
そのために、結婚後の生活を二人で描くような具体的な話し合いももちながら未来に向けて歩みを進めていきましょう。結婚が決まった二人が、家族や周囲の人たちにも祝福され、素敵な二人の家庭を築くために結婚準備の期間はコミュニケーションを密に取って過ごしていけると良い思い出になっていきます。