結婚スケジュールを立てる上では、8カ月から1年を目安に進めるスケジュールが一般的です。人気の会場では1年待ちになることも多く、細かい要望が多い人ほど長い目で見て計画を立てる必要があります。慎重派は余裕を持った方が安心できるでしょう。今回は、プロポーズが成功してから8カ月で結婚式をするカップルの一般的な計画プランをご紹介します。結婚式へのスケジュールと併せて、新生活やハネムーンについても見ていきましょう。
結婚式の準備に時間がかけられないカップルはお急ぎ派のための<結婚式まで3カ月スケジュール>を参考に。
1.【1年から8カ月前】結婚スケジュールをじっくり練る時期―招待状、披露宴プログラムや余興の準備など
待ちに待ったプロポーズから、二人で結婚の意思を確認し、しあわせの絶頂へ。婚約指輪や、結婚式の形など二人で話すことは山ほどあります。じっくり結婚までの足取りを固めていきたい時期です。
ブライダルフェアに参加して、夢を膨らませながら結婚式のプランニングを始められるでしょう。人気の会場を予約したいなら1年以上必要かもしれません。まずは情報を集めて、ココで結婚式を挙げたいと思う会場を探しましょう。
この時期にしておきたいコト
- 親への挨拶
- 結婚式・披露宴スタイル、招待客数、日取り、予算の検討開始
- 結婚式・披露宴の会場の情報収集
- 会場の下見やブライダルフェアへの参加
- 各会場の見積もりをとりよせ、比較・検討
ハネムーン・新生活の準備
- 新生活、家庭像や将来のイメージについて話し合う
- 新居の条件と引越し時期の検討
- 婚姻届けを出す時期を話し合う
2.【6カ月~4カ月】結婚スケジュールを徐々に進めていく時期―衣裳の検討、結納や顔合わせ食事会もこの時期に
双方の親の了解が得られたら、周囲にも報告していきましょう。特に結納をする人たちは、結婚に際する各地域、各家庭のしきたりについても学ぶことが必要です。親との連携をしながら、徐々に結婚へとスケジュールを進めていきましょう。
恋人から婚約者となったことは、お互いの周囲にいる人には報告してほしいですね。結婚をきっかけに、その後の働き方にも影響があるケースが多くなります。そうした先々のライフスタイルについても二人でじっくり話し合っておくのも、この時期大切です。
この時期にしておきたいコト
6カ月前
- ドレス、衣裳についての情報収集
- 婚約スタイル、結納や食事会の検討、日取りの決定、会場の準備
- 仲人や晩酌人の有無の検討、依頼とご挨拶
- 結納品、結納金、結納返しを準備
- 婚約指輪など結婚記念品を購入、準備する
- 会社の上司に婚約を報告
4カ月前
- 婚約・結婚式・披露宴の準備
- 結納、顔合わせの食事会を行う
- 婚約記念品の交換
- 結婚式・披露宴の招待客を決定、リスト化する
- 衣裳の試着、ヘアメイク、ブーケ、ブートニアなどを検討
- 披露宴の料理や飲み物、ウェディングケーキの検討
- 披露宴の演出内容を検討
ハネムーン・新生活の準備
- ハネムーンの内容と時期を検討
- ハネムーンの行き先を決定、予約
- 必要な場合はパスポートやビザ申請の手続きをする
- 新居についての情報収集
3.【3カ月~2カ月】結婚スケジュールが形になっていく時期―招待状、披露宴プログラムや余興の準備など
結婚式に呼ぶ大切なゲストを決め、招待状を送ります。ここまでくれば、前進あるのみ。プランナーともしっかり話し合いながら結婚式に向けてスケジュールを推し進めていきましょう。
招待状は手作り派も、少なくない時代です。色々な形を模索して、二人にぴったりな結婚式を作っていけると良いですね。衣装や演出内容などを、とことん試し、話し合って納得のいく内容を一つ一つ丁寧に見ていきましょう。
この時期にしておきたいコト
3カ月前
- 招待状の作成、発送
- 衣裳を決定する
- 披露宴のプログラム、演出プランを計画
- 司会者を検討、決定
- スピーチ、余興、受付係の依頼
- 引き出物、引き菓子を検討、決定
- 二次会の検討、二次会幹事の依頼
- ブライダルエステの検討
- 結婚指輪の検討、購入
2カ月前
- 婚約・結婚式・披露宴の準備
- 結婚式・披露宴の出欠が届き、招待客を確定させる
- 写真や映像撮影の検討、カメラマンの手配
- 会場の装飾、装花を検討
- 披露宴でのプロフィールなど映像演出をする場合は作成、準備
- 披露宴の料理や飲み物、ウェディングケーキを決定
- 二次会招待客の名簿を作成、幹事に案内状を作成・送付してもらう
ハネムーン・新生活の準備
- ハネムーンの行き先を決定、予約
- 必要な場合はパスポートやビザ申請の手続きをする
- ハネムーンで休暇を取る場合は会社に申し出る
- 退職をする場合は会社に退職願を出す
4.【1カ月前】もうすぐ結婚式、最終確認の時期
これまで考えてきたことを実際に発注し形にしていく時期が1カ月前です。チェック漏れがないように二人で確認できると良いですね。痩身エステを行ってきた花嫁は効果が目に見えてくる頃でもあります。
引っ越しをする人はその準備と、結婚準備でさらに忙しくなりますが、イライラして喧嘩になったりしないようにお互いに配慮する気持ちも大切です。招待状に合わせた席次表を手作りするのも、時間のあるスケジュールなら可能です。二人の負担にならない範囲で楽しんで準備をしていきましょう。
この時期にしておきたいコト
- 席次を決め、席次表の作成
- 装花や会場装飾の決定
- 遠方からの招待客の宿泊、交通の手配
- ペーパーアイテムの作成、手配
- 披露宴のプログラム、演出を決定、司会者と打ち合わせ
- 引き出物、引き菓子の発注
- 衣装、ドレスの最終フィッテング
- ヘアメイクや着付けの打ち合わせ、リハーサルまたは、かつら合わせ
- ブーケとブートニアの発注
- 会場の最終見積もりを取る
- 二次会の出席人数を確認
- 二次会のプログラムを幹事と打ち合わせ、決定
ハネムーン・新生活の準備
- 引越しをする
- 近隣に引越しの挨拶をする
- 婚姻届の準備
5.【直前】結婚スケジュールの山場の時期へ
ついに直前になった結婚式。当日をシミュレーションした本番に向けた準備をしましょう。用意するアイテムの確認や、心付けなどの準備も抜かりなくするには、時間をかけることが大切です。
あわただしくなりますが、花嫁は美容にも注意を向け睡眠時間も確保して。取れてしまうこともあるネイルは2日目くらいに準備するのが良いでしょう。花婿も、残り少ない独身の夜だと言って羽目を外しすぎないようにしましょう。
この時期にしておきたいコト
2週間前
- 披露宴での挨拶や手紙の準備 挙式当日の本人や招待客の車の手配
1週間前
- 招待客数、引き出物、依頼事項などの最終確認
- プランナーやスタッフとの最終打ち合わせ
- 結婚式・披露宴の会場へ料金の支払い
前々日まで
- 衣裳、小物などを会場へ搬入
- 心づけ、お車代の準備
- ネイルケア、ネイルアートをする
ハネムーン・新生活の準備
- 結婚通知状の準備
- 旅行荷物や旅行保険などの準備
- 旅行の荷造り
6.【前日・当日】ついにむかえる結婚式当日へ…
花婿・花嫁にとって人生の晴れ舞台がついにしてきます。これまで準備してきた成果を出す時です。緊張もしますが、リラックスしてゲストを迎えることも大切な役割。
主役の二人ですが、おもてなしの気持ちを忘れず、感謝を表すスピーチにも力を入れたいですね。当日緊張しないように、前日は鏡の前でウェルカムスピーチの原稿を読むなど練習してみましょう。
この時期にしておきたいコト
前日
- 関係者に電話で挨拶
- 当日の持ち物の準備とスケジュールを確認
- 美容のためにしっかり睡眠をとる
当日
- 両親に挨拶をする
- 着付け、ヘアメイクなどスタイリングをすませる
- 控え室で、親族、主賓、媒酌人、招待客を出迎え、挨拶をする
- 挙式・披露宴本番、スピーチや手紙披露は心を込めて
- スタッフへ心づけ、主賓などに車代を渡す
- 会場に残金を払い精算
- 二次会に出席する
7.【後日】結婚スケジュールはまだを終わらない、締めの時期
大役を果たして晴れて夫婦となり、気が抜けるカップルも多いのですが、ここで気を引き締めることで差がつくポイントに。
特に支払い関係は甘くすることができません。ハネムーンの予定があってもきっちり清算してから旅立ちましょう。
この時期にしておきたいコト
追加料金が発生した場合の支払い 写真、ビデオの焼き増しの依頼 内祝いの品を贈る
ハネムーン・新生活の準備
- 婚姻届の提出など結婚に関する各種手続きを行う
- ハネムーンに出発
- 結婚通知状を発送
まとめ
プロポーズから結婚式までの歩みは、それぞれのカップルにとってかけがえのない時間。思い出したときに充実していたなと振り返れるような二人の息の合った準備期間にしたいですね。じっくり慎重に進めていく二人は、前撮りなどを挟んでもOK。満足度の高い結婚式を目指して約1年かけて温めていきましょう。 (文・Stylo)