結婚式の日取りや規模が決まってきたら、会場探しを始めましょう。まずはたくさん情報を集めて、二人の希望を形にしていきます。その中で、気に入った場所を見つけるには、実際に足を運ぶことが大切。二人が納得できる素敵な結婚式会場選びのポイントをご紹介します。
結婚式・披露宴会場の選び方とポイント
1. 結婚式・披露宴会場のタイプ別特徴 ― 二人の目指すイメージは?
結婚式を行う会場にはタイプ別の特徴があります。それぞれの特徴から自分たちに合った場所を選ぶようにしましょう。各会場のタイプによる特徴はこちらです。こうした特徴を理解して、二人に合った結婚式会場を選びましょう。
ホテル
- フォーマルな結婚式が挙げられる
- 名のあるホテルは人気でステータスが高い
- 大規模な披露宴が可能
- 結婚式のプロが準備もリードしてくれる
- アクセスが良く移動にストレスが少ない
- 遠方からのゲストへの宿泊施設が提供しやすい
- 結婚式にかかる費用は高め
専門式場
- フォーマルな結婚式が挙げられる
- 会場によって個性がある
- 大規模な披露宴が可能
- 結婚式のプロが準備もリードしてくれる
- アクセスが良く移動にストレスが少ない
- チャペル、神殿、日本庭園などロケーションで選べる
- 結婚式に特化していてプランが豊富
ゲストハウス
- ・個性的な結婚式ができる
- 人前式が多い
- プライベート感が味わえる
- 特別なおもてなしを演出できる
- プールなどがあり、海外での結婚式のイメージに合う
- アクセスしにくい場所もありゲストへの配慮が必要
レストラン
- ・個性的な結婚式ができる
- 人前式が多い
- アットホームで小規模な結婚式が可能
- 美味しい料理と歓談中心の結婚式が挙げられる
- スタッフのサービスが洗練されている
- 結婚式の費用が抑えられる
国内・海外リゾート
- 自然に囲まれた静かな環境や特別なロケーション
- アットホームで小規模な結婚式が可能
- お互いの家族と長時間過ごせる
- 新婚旅行が兼ねられる
2. 結婚式・披露宴の会場選びの段取り
どういった会場が二人らしいかイメージが付いてきたら、具体的にブライダルフェアへの参加や見積もりの依頼など具体的な行動を開始しましょう。忙しい中で会場を選ぶために、段取りよく進めることが重要です。
会場選びの流れ
- 二人の希望を話し合う
- 会場の情報収集(ネットの口コミ/雑誌など)
- 問い合わせ・フェア予約
- 実際に足を運んでチェック
- 気に入った会場に招待客数・時期や希望日・予算を伝え見積もり依頼 ※持ち込み料なども確認
- 集まった見積もりを比べ絞り込む
- 空き状況の確認・仮予約
- 会場に予約金を払い、正式予約をする ※正式予約後はキャンセル料が発生
気になる会場には実際に足を運び、フェアなどを活用してお料理の試食をしたり、挙式本番の雰囲気も見てみたいですね。いくつかの会場で見積もりを比較する際は項目をつき合わせるように確認するとわかりやすくなり理解も深まります。見積もりについてはわからないことがあれば遠慮なく問い合わせ・確認をし、不明瞭な点がないようにしましょう。また会場予約をする際には、予約金やもしもの場合のキャンセル料などについてもきちんと確認し、じっくり考えて決めましょう。
3. ゲストも喜ぶ会場選び
気になる結婚式会場を下見する際は、二人の好みはもちろん第一ですが、おもてなし第一の大人の結婚式は、ゲスト目線でも良し悪し考えることを忘れないようにしましょう。
ゲスト目線のチェックポイント
アクセス
- 乗り継ぎが複雑でないか
- 最寄りの駅からは徒歩何分か
- 送迎バスの有無
- 近くに宿泊施設があるか
設備
- 外観や内装のテイスト
- 収容人数
- テーブルの配置
- 控え室や数と使いやすさは十分か
- おむつ交換ができるか(子ども連れゲスト向け)
- 授乳室はあるか(子ども連れゲスト向け)
- バリアフリーかどうか(高齢者や身体に障がいのあるゲスト向け)
- 駐車場はあるか
サービス
- スタッフの接客態度や仕事ぶり、雰囲気
- 演出に必要なスペースや機材は整っているか
料理&ドリンク
- 料理の種類やメニュー、味やボリュームはどうか
- メニューの変更は可能か(アレルギー対応・子ども食)
- 食器類のセンス
これらのチェックポイントについて、お互いの両親を含めたゲストがどうとらえるかも考えに入れておくと、みんなが満足できる結婚式につながります。特に、子ども連れや高齢なゲストがいる場合は、アクセスの良さや、控室、授乳室、トイレ、などの設備面を確認しておきましょう。
4. ウェディングプランナーとの相性もポイント
会場の雰囲気や費用だけでなく、そこにいるスタッフが信頼できるかは結婚式当日の成功に大きくかかわるポイント。中でも最も重要なのがウェディングプランナーの存在です。ベテランではなくても、相性の良いウェディングプランナーに出会えれば、結婚式までの期間も、当日も満足度の高い式が期待できます。
準備期間中、何度か会場へ足を運び、プランナーと具体的な打ち合わせを行います。その際、プランナーが二人の意図を組んでくれるかどうかは、相性もかかわってくるでしょう。
プランナーとの打ち合わせでは、「二人の希望を積極的に伝える」、「疑問点や不安なことがあれば率直に聞く」といった姿勢で臨むのがうまくいくコツ。また、疑問点があれば電話やメールで上手に連絡を取るようにすると、お互いの理解が深まり良い式につながります。
プランナーとの打ち合わせ内容のポイント
結婚式3ヶ月前
- 招待状の作成
結婚式2か月前
- 招待状の発送
- 衣裳・料理・引き出物を決める
- 会場装花を決める
- BGMを決める
結婚式1か月前
- 出欠確認し、席次を決める
- 引き出物・引き菓子の手配
- 当日の進行の打ち合わせ
- ヘアメイクリハーサル
1週間前~前日
- 当日の流れ、引き出物や衣裳が会場に届いているか最終確認
まとめ
二人が思い描く結婚式を実現するために、会場選びも慎重に進めていきたいポイントです。正式予約には、内金やその後のキャンセル料の問題も出てきます。フェアなどの雰囲気に流されてすぐに契約せず、色々なタイプの会場から二人らしい結婚式会場を吟味して選びましょう。
また、会場選びは、二人のためだけでなくゲストを向かるためのものでもあります。招かれる側の目線も忘れないようにしたいですね。そうした想いを受け止めてくれるウェディングプランナーやスタッフに出会えると、きっと素敵な結婚式が叶えられます。気に入った会場で、相性の良いプランナーさんと一緒に作る結婚式は、準備期間からワクワクするものになりそうですね。