挙式や披露宴はしなくても結婚記念の写真はしっかり撮っておきたい、衣裳を着て少人数の食事会を開きたい、という希望を持っているカップルは少なくない。そこで近年人気となっているのがフォトウェディングというスタイルである。
大阪おすすめ「高級」フォトウェディングを比較する!<1. インターコンチネンタルホテル大阪>
「食事」で選ばれる、ホテルのフォトウェディング
写真スタジオなどで行っている格安フォトウェディングもあるが、多くのホテルでも一般の挙式や披露宴のプラン以外にフォトウェディングプランを用意している。プラン内容は挙式や披露宴はせずにウェディング衣裳を着て、ホテル内のスタジオまたは屋内外の撮影スポットで写真撮影をするのが一般的だ。
ただホテルのフォトウェディングプランに特徴的なのは衣裳と写真に加えて、ホテル内のレストランやバンケットで家族や親族で食事(会食)ができる点である。ホテルのフォトウェディングは、衣裳の質やお料理のグレード、アクセスや充実した設備、高いサービスを提供し、「上質」「高級」なフォトウェディングを求める大人たちに選ばれている。
「天下の台所」大阪のホテルはレストランがさすがのハイレベル
中でも大阪は関西各地からのアクセスもよく、日系の老舗ホテルをはじめ、外資系のホテルも数多く集まっている。デザイン性の高いチャペルを誇るホテルも多く、奥行きのあるエレガントなカットが撮影可能だ。また大阪には利便性の高い都市ながらも「水と緑の街」という一面があるが、ホテルや式場敷地内の豊かで瑞々しい自然が色鮮やかな和装や純白のウェディングドレス姿を際立たせている。
「食いだおれ」の街としても有名な大阪の美食家の舌を満足させる、料理の質の高さで名を馳せるホテルレストランも多い。「ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021」を含め、5年連続で1つ星として掲載された「フレンチレストラン ピエール (Pierre)」(インターコンチネンタル大阪)など、新郎新婦はもちろん集まった家族や親族の記憶に残る一皿が提供されている。
大阪の高級フォトウェディングを徹底比較
フォトウェディングのプランは次の3点の要素で決まる。1点目はロケーション撮影(庭などでの撮影)かスタジオ撮影か。2点目は洋装か、和装か。会場にもよるが一般的に着付けなどの手間が多い和装のほうが高くなる傾向がある。3点目は食事があるかないか。「東京」の高級フォトウェディング会場を比較した際と同様、今回も各会場において要件をなるべく揃えて比較ができるように、「ロケーション撮影」+「洋装」+「会食(食事会)付き」のプランで比較してみたい。
今回とりあげた大阪のホテル・会場はこちら。
1. インターコンチネンタル大阪
2. アルモニーアンブラッセウェディングホテル
3. シェラトン都ホテル大阪
1. インターコンチネンタルホテル大阪
特長・セールスポイント
大阪を代表する最高級のラグジュアリーホテル。水と緑をテーマにした洗練された空間ではどこで撮ってもドラマチックな一枚に。
とくに優雅な曲線を描く高い天井のチャペルは一番の人気撮影スポットだ。チャペルの照明の調光によって、別の場所かと思うほどに違う印象の写真になる。たとえば少し照明を落とした状態で撮影すれば、バージンロードに新郎新婦の姿が映し出される幻想的なカットが撮れる。
また、庭園は季節によってその表情を大きく変える。春に桜が咲けば可憐でありながらダイナミックに、5月~初夏の緑は青々と力強い生命力を感じさせる写真になるだろう。秋には赤や黄色に色づいた紅葉を背景にクラシックな大人っぽいイメージになる。
このようなチャペルや庭園などロケーション撮影はもちろん、やはり1枚はスタジオで撮影した正統派の写真を残したいというのもフォトウェディングを選ぶカップルの本音ではないだろうか。このインターコンチネンタルホテル大阪のプランは、スタジオ撮影とロケーション撮影の両方を楽しめてたっぷり全100カット、データ付という点でも満足度が高い
プラン
まず「洋装1着撮影プラン」最大の魅力ともいえる食事について見てみよう。食事はコンテンポラリーフレンチを「Pierre フレンチレストラン ピエール」で。「ミシュランガイド京都・大阪+岡山2021」を含め、5年連続で1つ星として掲載された、インターコンチネンタルホテル大阪を代表するフレンチレストランだ。季節の移り変わりを感じさせる和の素材と、フランス料理の技法を独自の感性でマリアージュさせた、新しいスタイルのフランス料理を提供している。鮮度と質にこだわった旬の食材を使用し、創造に満ちたフレンチキュイジーヌを堪能。その高いホスピタリティとともに、新郎新婦やその家族からも「一生の思い出」になったと高評価だ。
それからPridal TIMES編集部が注目しているこのプランの特長は、生花のブーケ・ブートニアが含まれている点だ。フォトウェディングプランのブーケは、生花の場合だとオプション料金の場合が多く、生花のブーケ、ブートニアがプラン料金に含まれていることはあまりない。インターコンチネンタルホテル大阪のウェディングフラワーは、パリ発日本初上陸のフラワーショップ「Rosebud Fleuristes(ローズバッドフルリスト)」が手掛けている。フォトウェディングについて、美容を担当するヘアメイクスタッフだけではなく、ローズバッドフルリストのスタッフもともに打ち合わせをすることによって、衣裳、ヘアメイク、ブーケとトータルで新郎新婦の希望に添った提案やアドバイスを受けることができる。
料金
平日2名 ¥495,000~
土日祝2名 ¥550,000~
※会食の人数追加 平日・土日祝ともに1名につき ¥12,650~(税サ込)
撮影
撮影タイプ:スタジオ撮影とロケーション撮影
撮影場所:チャペル、ホテルロビー・庭園・ホテルロゴ前
撮影時間:1時間30分
写真の納品形態
1面スタジオアルバム&データ全カット(100カット)
衣裳の選択肢
新婦:34万円以内のウェディングドレスかカラードレスから1点選べる。
新郎:16万円以内のタキシードや燕尾服から1点選べる。
オプション料金で衣裳のアップグレードや追加が可能。
新婦のショートベール、パンプス、グローブや介添え・ブーケ・ブートニア(生花)がプランに含まれている。
食事・会食
選択肢:コンテンポラリーフレンチ「Pierre フレンチレストラン ピエール」
人数:2名分の食事がプランの料金に含まれる。
飲み物:乾杯ロゼワイン「結」1杯ずつが料金に含まれている。
個室利用:衣裳を着たままでの、個室会食ご利用はオプション料金。2021年4月現在は8名までの利用に限られていて、ディナー18,000円(税込・サ別)~、13歳以下は利用不可となっている。
総合コメント
大阪のホテルランキングでは常に1、2を争う人気のラグジュアリーホテル、インターコンチネンタル大阪だが、フォトウェディングにおいてもその撮影内容とホテルレストランでの会食の質の高さは他を圧倒している。フォトウェディングは衣裳、写真撮影、料理の3点の要素が重要だが、ドラマチックなカットが残せるロケーション撮影と、光を作り込めるので完璧なカットを狙えるスタジオ撮影の両方が叶うプランであること、天井高7mを誇るチャペルでの撮影ができること、「Pierreフレンチレストラン ピエール」での会食、と押さえておきたいポイントすべてが美しく上質である。大阪で大人の贅沢なフォトウェディング求めるカップルには最適の会場ではないだろうか。
洋装1着撮影プラン