結婚を考え始めた方、婚活中の方に向けて、国の最新統計(第17回出生動向基本調査)からわかった「今の時代の出会い方」の変化と、未婚者の結婚に対する意識をまとめました。出典は記事末尾にまとめています。
夫婦の出会い、「マッチングアプリ・ネット」が2割に|第17回出生動向基本調査でわかる最新の結婚事情
結婚を考えるとき、「そもそも二人はどうやって出会うものなのか」は意外と気になるテーマです。国が概ね5年ごとに実施している大規模調査「出生動向基本調査」の最新結果(第17回・2026年9月11日公表)で、夫婦の出会いのきっかけに大きな変化が起きていることがわかりました。この記事では、最新データをもとに「令和の出会い方」の実態と、そこから見えてくる結婚準備のヒントをまとめます。出典は記事末尾の「出典・参考資料」にまとめています。
最新調査でわかった、出会いの新常識
国立社会保障・人口問題研究所が実施した第17回出生動向基本調査(2025年6月調査・2026年9月11日公表)によると、調査時点より過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦のうち、SNSやウェブサイト、アプリ等によるやりとりを含む「ネット(インターネット)で」知り合った夫婦の割合は20.2%に達しました。前回調査の11.0%から、ほぼ倍増した数字です(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表5-3)。同じ調査では、「職場や仕事で」(20.9%)、「友人・兄弟姉妹を通じて」(20.2%)、「ネット」(20.2%)が夫婦の出会いの三大経路でした(同)。
かつては「アプリで出会った」ということに抵抗を感じる人も少なくありませんでしたが、今や5組に1組ほどがネット経由で出会っているという状況になり、出会い方そのものへの価値観も変わりつつあるといえそうです。なお、調査上の区分は「ネット(SNS・ウェブサイト・アプリ等)」であり、マッチングアプリだけの割合ではない点にご注意ください。
数字で見る「出会いのきっかけ」の変遷
出生動向基本調査は、概ね5年ごとに実施されている全国調査です。第17回の報告書に掲載された時系列のデータから、結婚した年ごとの出会いのきっかけと、直近の調査での内訳を整理しました。
| 結婚した年 | 恋愛結婚 | 「ネット(インターネット)で」 |
|---|---|---|
| 2020〜24年 | 71.4% | 18.6% |
(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」図表5-2、2026年9月11日公表。「見合い」と「結婚相談所」を合わせた「見合い結婚」は2020〜24年で8.9%で、横ばいでした)
| 夫婦が知り合ったきっかけ | 第17回調査(2025年) | 前回調査との比較 |
|---|---|---|
| 職場や仕事で | 20.9% | ― |
| 友人・兄弟姉妹を通じて | 20.2% | ― |
| ネット(インターネット)で | 20.2% | 11.0%から倍増(学校の14.0%を上回る) |
| 学校で | 14.0% | ― |
(出典:同「結果の概要」図表5-3。対象は、調査時点より過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦。表は同報告書をもとにPridalTIMES編集部で整理しました)

※図は、国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」の数値をもとにPridalTIMES編集部で作成しました(図中の「マッチングアプリ等」は、調査上の「ネット(SNS・ウェブサイト・アプリ等)」の割合です)。なお、同報告書では、過去の調査回の数値は第17回の定義にそろえて再集計されているため、過去の報告書に掲載された数値とわずかに異なる場合があるとされています(同、調査の概要)。
知り合い年齢・交際期間の変化
夫婦の平均知り合い年齢と平均初婚年齢は、ネットを通じた結婚では前回調査より上昇した一方、平均交際期間は前回調査より短くなったと報告されています。恋愛結婚と見合い結婚では、平均知り合い年齢が若年化したとされています(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表5-1)。具体的な年齢は、同報告書の図表をご確認ください。
結婚するつもりがない人も2割超――未婚者の意識調査
第17回調査では、出会い方だけでなく、未婚者自身の結婚に対する意識の変化も明らかになりました。18〜34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた割合は、男性75.1%(前回81.4%)、女性77.8%(前回84.3%)で、今回初めて8割を下回りました。一方、「一生結婚するつもりはない」と答えた割合は、男性24.0%(前回17.3%)、女性21.5%(前回14.6%)で、男女ともに初めて2割を超えています(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表1-1)。ただし、「一生結婚するつもりはない」と答えた人のうち、男性の4割程度、女性の5割弱は、今後「いずれ結婚するつもり」に変わる可能性があると回答しています(同、図表1-11)。
あわせて、結婚15〜19年の夫婦の最終的な子どもの数(完結出生児数)は平均1.86人(前回調査は1.90人)となり、子どもが0人の夫婦は約1割という結果も公表されています(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表6-1、6-2)。結婚や出会いをめぐる価値観・ライフスタイルが、時代とともに変化していることがうかがえます。
「アプリ婚」時代の結婚準備、何が変わる?
ここからは統計データそのものではなく、Pridal TIMES編集部の視点として、こうした変化が結婚準備にどう影響しうるかを考えてみます。
両家の顔合わせ・紹介の重みが増す
職場や共通の友人を介した出会いであれば、結婚前から相手の人柄が周囲にある程度知られていることも多いものです。一方、アプリ経由の出会いでは、両家が顔合わせ食事会で初めてしっかり相手を知る、というケースも増えやすくなります。顔合わせや両家挨拶の段取り・マナーを事前に押さえておく重要性は、以前にも増して高まっているといえるでしょう。
「出会いのストーリー」を形に残すニーズ
共通の友人や職場といった「わかりやすい馴れ初め」がない分、二人の出会いや交際のエピソードそのものを大切にしたい、写真や動画としてきちんと残しておきたいと考えるカップルもいるかもしれません。プロポーズシーンの撮影や、結婚式に先立つ前撮り・フォトウェディングを検討するカップルにとって、こうした思いが一つのきっかけになっているのではないかと、編集部では考えています。
婚活のスタイルそのものについてより詳しく知りたい方は、結婚相談所、婚活パーティ、街コン、婚活アプリまで-婚活のスタイルの今!もあわせてご参照ください。
まとめ:出会い方が多様化しても、二人らしい結婚のかたちを
最新の統計からは、2020〜24年に結婚した夫婦では、ネットを通じた出会いが18.6%を占め、職場や友人・兄弟姉妹と並ぶ主要な出会いの経路になっていることがわかります(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表5-2、5-3)。同時に、結婚に対する考え方そのものも変化しており、18〜34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と答えた割合は、今回初めて8割を下回りました(同、図表1-1)。「こうあるべき」という決まった形は、ますます当てはまりにくくなっているといえそうです。
出会い方がどのようなかたちであれ、大切なのは二人が納得できるかたちで結婚準備を進めること。出会ってから結婚までのスピードが早いカップルには、最短7日で叶うフォトウェディングという選択肢もあるので、記念の一枚を残したい方はチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 出生動向基本調査とは何ですか?
A. 国立社会保障・人口問題研究所が概ね5年ごとに実施している、結婚と出産に関する全国規模の統計調査です。今回取り上げた第17回調査は2025年6月に実施され、2026年9月11日に結果概要が公表されました。夫婦調査の有効票数は5,024票(有効回収率47.9%)、独身者調査は6,756票(同42.7%)です(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表)。
Q. マッチングアプリ経由の結婚は本当に増えているのですか?
A. はい、SNSやアプリ等を含む「ネット(インターネット)で」知り合った夫婦の割合は、第17回調査で20.2%(前回調査11.0%)となり、倍増しました(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表5-3)。なお、調査上の区分は「ネット」で、マッチングアプリだけの割合ではありません。
Q. 「一生結婚するつもりはない」人が増えているというのは本当ですか?
A. 第17回調査では、18〜34歳の未婚者のうち「一生結婚するつもりはない」と答えた割合は男性24.0%、女性21.5%で、男女とも初めて2割を超えました。「いずれ結婚するつもり」は男性75.1%、女性77.8%で、いずれも前回調査より低下しています(出典:国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」、2026年9月11日公表、図表1-1)。
Q. アプリで出会ったカップルは結婚準備で何か特別な注意点がありますか?
A. 統計上「特別な注意点がある」と示されているわけではありませんが、共通の知人が少ないケースが増えるため、両家の顔合わせや紹介の段取りを事前に丁寧に準備しておくと安心です。
Q. このデータの出典はどこで確認できますか?
A. 国立社会保障・人口問題研究所の公式サイトで公表されている「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」のページと、「結果の概要」で確認できます。出典の一覧は、記事末尾の「出典・参考資料」をご覧ください。
出典・参考資料
本記事で参照した主な資料です(最終確認日:2026年10月14日)。
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」:調査結果ページ(最終確認日:2026年10月14日)
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(令和8(2026)年9月、2026年9月11日公表):結果の概要(PDF)(最終確認日:2026年10月14日)
表とグラフは、上記をもとにPridalTIMES編集部で整理・作成したものです。「ネット(インターネット)で」は、調査上、SNS・ウェブサイト・アプリ等によるやりとりがきっかけで知り合った場合を指します。「「アプリ婚」時代の結婚準備、何が変わる?」の章は、統計ではなくPridalTIMES編集部の考えをまとめたものです。


