入籍から住民票の移動、引っ越し、家具や日用品の購入、さらに結婚式の準備や新婚旅行など、結婚前後は何かと忙しくなるものです。新生活をスムーズにスタートさせ、いざというときに困らないために、婚約の時点から準備を進めたいものを3つご紹介します。
早めに用意したい、新婚生活準備の忘れがちアイテム3つ
必ず2つは用意しよう!新姓の「ハンコ」
結婚して名字が変わると、当然新しい名字のハンコを使う機会も多くなってきます。特に最初のうちは銀行口座の名義変更をはじめとする、さまざまな場面でハンコを求められます。結婚が決まれば、早めに新しい名字のハンコを用意しておきたいところ。特に珍しい名字の場合には、特注となってしまい準備するのに時間がかかることも予想されます。
プロポーズの際のプレゼントとして、また結納で婚約記念品として選ぶカップルも多いというハンコ。市販のもので済ませるのではなく、こだわりの素材やデザインで作るのもいいかもしれません。
早めに準備しておきたいハンコは「実印」「銀行印」の2つ。さらに出番の多い「認め印」、荷物の受け取りの際などに手軽に使えるインク内蔵タイプのものも用意しておくと何かと便利です。
いざというときに慌てないために。「礼服」は早めの準備がカギ
結婚するということは、家族が増えるということです。相手の実家への規制や親族との集まりのほかに、冠婚葬祭の機会も増えてきます。
結婚式に呼ばれた場合にはしっかりと準備をする時間がありますが、不幸があったときには急いで対応する必要があり、礼服その他を揃える余裕はありません。礼服(ブラックフォーマル)、黒の靴、女性ならば真珠または黒真珠のネックレスとイヤリング、弔事用バッグなどはいつ「万が一」が起きても慌てなくて済むよう、常日頃から用意しておきたいところです。デパートのフォーマル服フェアなどの機会に購入しておくといいかもしれません。
注意しておきたい点として、仏教の家でも宗派は家庭によって異なります。弔事で用いる数珠は宗派によってそれぞれ違うため、それとなく相手の宗派を聞いておくか、宗派に関係なく使えるものを用意しておくと安心です。
急な来客でもスマートに対応!「お客様セット」を揃えよう
新居には何かと来客が多いもの。友人の場合にはあまり気を遣わなくてもいいかもしれませんが、結婚相手の上司や両親が相手だとそうはいきません。
まず揃えたいのは来客用のティーセット。ティーカップやコーヒーカップや湯呑み、グラスなど、5客セットを目安に持っておくと安心です。あまり食器を置くスペースがない新居の場合、年中使える耐熱ガラスのカップを選ぶなど工夫しましょう。またお茶菓子を出すためのお皿やフォークセットなども一通り揃えておきたいところです。
部屋数にゆとりがある新居の場合には、来客用の布団セットも用意しておくといいでしょう。最近ではレンタルの来客用布団もあるので、来客を泊める機会の多さに応じてうまく使い分けるのがおすすめです。