40代に入ると周りも既婚者が増え、出会いが少なくなってきて、実際に結婚する人は少なくなってきます。40代で結婚した人によると、「自然な流れに任せて結婚するのはかなり難しいと認識する」とのことで、結婚したいとは思ってはいても結婚しにくくなってくるのは事実のようです。また、「とにかく周りに結婚したいと言っておく」、「結婚=子供を産んで育てて家庭を築くことだけではないと考える」など、結婚に結びつけていくにはいくつかのポイントがあるといいます。入籍するかしないか?子どもがいるかいないか?何歳で結婚するか?・・・考え方や生活のスタイルが多様化し、結婚にもさまざまなカタチがありますが、もし結婚を考えているならまずは家族や友人など周囲の人に「結婚したい」と意思表明しておきましょう。今回は40代で結婚した方の実例をご紹介します。
40代の結婚~婚活・出会いから結婚へのケーススタディ
Photo:elPadawan
結婚紹介所を通して・・・
Kさん(40歳・男性)は無口で控えめな性格。自動車系メーカー勤務のため職場にも女性は1割ほど。「結婚して家庭を築きたい」という希望は持っていたものの、自分一人で行動して女性と親密になり結婚するのは難しいと考え、会社が提携している結婚相談所に登録をしました。登録する際に相手に希望したことは「大卒」「自分が長時間勤務なのでできればフルタイム勤務ではなくパートタイムなど家庭を中心に生活してくれる」という2点でした。
結婚紹介所からの紹介で出会った3人目の女性Yさん(30歳)は、真面目で細やかな性格。女性が多い少人数の職場で、飲み会や紹介で人と会うのは苦手、2人以上子どもが欲しいと思っていたので自分の年齢を考えて結婚紹介所に登録したそう。もの静かで誠実、堅実に仕事をしているKさんに結婚相手してとして好感を持ち、お互いの両親を交えて会うことになりました。もともと家庭環境に共通点も多かったことから両親も意気投合し、出会って10か月後に結婚。現在KさんとYさんには小学生~赤ちゃんの3人の子どもがいて毎日にぎやかに過ごしています。
「入籍」という形はとらずに・・・
AさんとMさんはそれぞれ20代後半と30代前半に一度結婚し離婚した経験があります。お互い「もう結婚はいいかな」と思っていて、30代の時は誰かと一緒に住むことは考えられませんでした。仕事や旅行など自分のやりたいことを一通り楽しんで40代になった頃、仕事を通して知り合った二人は一緒に過ごしていてすごく楽だったことから同居を始め、数か月後に双方の両親にも正式に紹介しました。今のところ「入籍」という形はとっていませんが、親が高齢になったことやマンションの購入を考えていることからそろそろ入籍しようかと考えています。
先輩の紹介で・・・
Rさん(44歳)とS(36歳)さんは知人の紹介で知り合い結婚しました。建築業界で働くRさんはふだんの生活の中で女性と接する機会がほとんどなく、趣味も男の人が大半を占めるジャンルでしたが、日ごろから「結婚相手を探している」と周囲に話していました。その後、趣味のサークルの先輩がSさんを紹介してくれました。都心のIT関係の会社で働くSさんは有能でさっぱりした性格で、ふだんは女性と接するのが苦手なRさんも気後れすることなくお付き合いすることができたといいます。二人とも結婚を前提に知り合ったので、話はあっという間に進み、二人は盛大な結婚式を半年後に挙げました。Rさんの結婚をあきらめかけていたご両親は、Sさんを迎えてうれしさのあまり結婚式ではずっと泣いていたそうです。
もし本当に結婚したいなら、あまり人の目は気にせず「結婚したい」と明言しておくのはやはりよい手のようです。チャンスに結びつける機会を少しでもあげられるということでしょうか。