井川遥さん、木村佳乃さん、菅野美穂さん、国仲涼子さん、蛯原友里さん......。輝きのあせない女優さん、モデルさんたちですが、皆さん30代後半。彼女たちに代表されるように、今のアラサー、アラフォーの女性は、まだまだお綺麗な方が多いです。晩婚化が進んでいるのは、いつまでも若々しい女性が多いことにも理由があるのかもしれません。
しかし、一方では晩婚化に伴う高齢出産のリスクが囁かれてもいます。そのためいくら外見が若々しくとも、男性は20代や30前後の女性にできるだけアプローチしたいと思いがちでもあるようです。だからでしょう、30を越えた独身女性には早く結婚したいという焦りがあり、テレビや雑誌などメディアの「30代女性」についての報道が、さらに焦りに拍車をかけているように思われます。さらに、中には「もう無理だ」と諦めてしまい、恋愛に積極的になれない女性も多いはずです。
そんな中、30代の女性とのお付き合いを円満に進めるためには、焦りを和らげてあげる優しさが必須。「まだ大丈夫」と思えることで、恋愛にも前向きになれるはずです。そこで、ここでは、30代女性の不安やストレスを軽減させてあげられるお付き合いの方法をご紹介したいと思います。
30代女性とお付き合いしている男性へ―結婚するのか、しないのか!?彼女の不安を和らげて、円満にお付き合いしていく5つのポイント
その1 世間と比べさせない
「早く結婚しなくちゃ」と焦ったり、逆に「もう若くないから結婚しなくてもいいや」と諦めたりしてしまうのは、心のどこかで他者と自分を比べているからです。比べなければ、結婚するのが「遅い」あるいは「早い」ということにはなりませんよね。ですから、女性に「まだ遅いなんてことはない」という安心感を与えてあげるには、とにかく比べるのを止めさせるよう努めればいいのです。
しかし、世間には比べる対象が溢れています。親戚や友人、同僚など周囲の人間はもちろん、テレビや雑誌といった報道機関でも結婚についての様々な特集が組まれています。さらに、結婚をテーマにしたテレビドラマは時代を問わず人気です。生活していれば、嫌でも目にも耳にも入ってくるのです。
それらを全てシャットアウトするのは不可能です。彼女のためを思うなら、とにかく男性の方が「比べる必要はない」ということを伝えるよう、努力していかなくてはならないのです。
その2 どこが好きなのかをきちんと伝える
ですが、「比べる必要はない」とひたすら言うだけでは、なかなか納得いかないもの。「どうして比べなくてもいいのか」という根拠を言葉にできた方が、より心に響きます。
では、その根拠とはなんなのか。それはその女性が、他人なんて気にしなくていいだけの魅力を持っていることです。男性はその女性の素敵なところを知っているからこそ好きなわけですから、「どこが好きなのか」をはっきりと伝えてあげることで、彼女に自信を与え、他人や世間と比べることをやめさせてあげられるでしょう。
その3 褒められたくないポイントと褒めるべきポイント
前述のように女性に自信を与えてあげることは、とても大切なことです。いいところはどんどん褒めてあげたいものです。しかし、中には褒められたくないところもあることを知っておきましょう。特に30代の女性は外見や肌の衰えにコンプレックスを抱えている人も多くいます。その人の性格にもよるでしょうが、自分は若くはないと分かっているのに「お姉さん」と呼ばれて気分を害したり、「かわいい」と大きな声で言われて「かわいくないのに恥ずかしい」と思ったりと、言葉通りに受け取れず、かえって嫌な思いをしてしまうケースもあるのです(もちろんそのポイントで彼女自身が本当に自信も誇りも持っている場合は、いくらほめてもOKです)。
また、容姿以外にも、女性を褒めるポイントとして難しいのが「職業や地位」です。男性ならば喜ぶところかもしれませんが、男性優位が現実の社会の中で高い地位についている女性は、無用の圧力を受けやすいものです。残念ながら「女のくせに」という時代錯誤とも思われる感覚を持っている男性は少なくありません。中には「女はちょっとくらい仕事ができない方がかわいい」などと嫌味を言われることもあります。そんな中で、自分の地位を褒められると、どこか皮肉に聞こえて気分を害する、という話を、実際に私は聞いたことがあります。
しかし、男性からしてみれば、最も褒めやすいのは容姿や仕事ぶりでしょう。それがだめならどこを褒めればいいんだ、と思うかもしれません。そんな時は、「仕草」を褒めてみてください。所作というのは年齢によって大きく変わるものではありませんし、ぱっと見の印象で褒められるより、自分が培ってきた細かな身のこなしを褒められた方が、ずっと認められている感じがします。挨拶の仕方や、食事の仕方などです。また、小さな仕草を褒められれば、自分のことをよく見てくれているのだと思うこともできるでしょう。
誰でも褒められれば悪い気はしません。ですが、心にもないお世辞と思われたり、暗に批判していると捉えられてしまったりしては、相手も嫌な気分になってしまいます。褒める時にも、それが本当に適切な褒め言葉なのかどうか、しっかり見極めなくてはなりません。
その4 結婚の具体的な話題は避けること
30代というと、誰もが結婚を意識しがちです。ですが、まだ結婚したくないと思っている30代の女性が多くいるのも事実です。もしあなたの彼女がまだ結婚したくないと思っているようであれば、結婚について話し合おうと焦ってしまうと、相手が引いてしまう可能性もあります。まだ結婚に対して前向きでない女性に「結婚、結婚、結婚」と迫れば、逃げられてしまうことだってあるのです。
しかし、あなたがいずれは彼女と結婚したいと思っているなら、結婚についての話題をいつかは切り出さなくてはなりません。相手にプレッシャーにならないよう話すにはどうすればいいでしょうか? 答えは簡単です。急に具体的な話から入るのを避ければいいのです。結婚の話ではあっても、あくまで「将来の夢」であって、今すぐどうこうするつもりではない、ということが伝われば、お互いに安心して話すことができるはずです。そうやって少しずつ結婚に向けて意識が高まってきた頃合に、自分たちの話を切り出してみましょう。
その5 二人で趣味に費やす時間を増やす
結婚やお付き合いに前向きでない女性には、「もう結婚なんてできないから、1人で仕事や趣味に打ち込みたい」と考えている人も多いようです。独り身ならば、自分の好きなことを好きなだけできますよね。「独身貴族」というと主に男性を思い描いてしまいがちですが、今は女性も「独身貴族」となりうる時代なのです。
そんな「独身貴族」な女性とお付き合いをし、もしできるなら結婚を......というのであれば、女性が没頭する趣味を2人で楽しむことをオススメします。同じ趣味を共有できる相手なら、1人で趣味に打ち込みたいという女性でも、ストレスなく一緒に過ごすことができ、さらにこれから先の長い人生を共に過ごしていくこともイメージしやすくなるはずです。そうやって女性側が作る壁を少しずつ壊していくことで、結婚に対する意識を変えさせることも可能になるのです。
独身女性が30代になると、周りからの結婚へのプレッシャーも大きくなってきます。それにより結婚に焦ったり、逆にすっかり諦めたりする人も多いのですが、男性側の優しい気づかいによって、落ち着いて前向きにお付き合いを進めることができるはずです。