池のほとりにある素敵な家に住むグリフィン家。次男のアレハンドロ(ベン・バーンズ)の結婚式に、久しぶりに家族全員が集まることに。しかし、グリフィン家の家族関係は、とっても複雑。若い新郎アレハンドロと新婦メリッサ(アマンダ・セイフライド)は、家族のゴタゴタをクリアして無事に結婚式を終えることができるのか?もめる家族とは、対照的に、素敵なパーティシーンがたくさんちりばめられていて、実際のウェディングパーティーの参考になること間違いなし。映画のパーティシーンと、ストーリーをご紹介していきます。
家族には問題アリだがコーディネイトはとことん素敵、映画に出てくる3つのパーティを絶対チェック!映画「グリフィン家のウェディングノート」
1. 社交クラブでの会食会は、ビュッフェスタイルでセミフォーマルに
新郎のアレハンドロは、ドン(ローバート・デニーロ)とエリー(ダイアン・キートン)の次男。幼い頃コロンビアから養子として迎え育ててきた。しかし、ドンとエリーは、10年前に離婚し、エリーの親友だったビービー(スーザン・サランドン)が、グリフィン家の母親として、子供たちも面倒も見てきたのだ。長女のライラ(キャサリン・ハイグル)は、実母を捨てたドンを許せず、独立を機に、父親とは10年間口を聞いていない。
複雑な家族が、10年ぶりに食卓を囲む場所は、社交クラブ。新婦メリッサの両親とともに、セミフォーマルな会食を開催。ビュフェスタイルで、料理を席まで持ってきて、ドリンクは、席で注文するスタイル。メリッサは、緑地に大きなピンクの花柄の華やかなワンピース姿で、初々しく装い、アレハンドロは、モスグリーンのジャケットにブルーのシャツで、新郎らしいさわやかな服装。二人は完璧なカップルなのに、席に着くなり、家族のゴタゴタがさく裂し、きわどい会話の会となってしまうのでした。
2. 式の前日の夕食は、カントリークラブのテラスで両家の夕食会
ただでさえ、複雑な家族関係のグリフィン家。そのうえ、コロンビアから、アレハンドロの実母マドンナと、妹ヌリアが結婚式に参加することに。これで、アレハンドロの母親は3人が参加することに。ところが、敬虔なクリスチャンであるマドンナに、ドンとエリーが、離婚していることを告げられず、一家で隠し通すことに決定。そうなると、ビービーの立場がなくなり、ゴタゴタは最高潮へ突入。愛人呼ばわりされたビービーは、黙っていられないとばかりに、クラブの給仕長に扮し、両家の夕食会に現れるのです。
家族のゴタゴタと裏腹に、この夕食会がとっても素敵。ローズテラスと名付けられた美しいテラスには、たくさんのバラの花と、ランタンの優しい明かりが、ロマンティックな夜を演出しています。虫の鳴き声が、さらに情緒を運ぶ中、テーブルの上は、白で統一されていて、洗練された印象。白と薄ピンクの2輪挿しのバラの花瓶が、白いキャンドルに照らされ、ピンクの小さな花柄のワンピースを着た、新婦メリッサの美しさが引き立ちます。
3. 結婚式当日は、ガーデンウェディングで晴れやかに
グリフィン家の庭に、テントを立て白い布で覆い、家族の控室を設営。アレハンドロの素敵な新郎姿に、3人の母親も喜びます。しかし、結婚式直前に、家族のさらなる秘密がアバかれ、グリフィン家史上最悪の危機に直面。家族はバラバラになってしまうのか?それともうまく収まることができるのか?
ガーデンウェディングのセッティングは、白とブルーで統一。淡いブルーのテーブルクロスの上に、白の葉模様が刺繍されたレースのクロスを掛けてさわやかな印象。テーブルの上には、淡いピンク、ブル―、白などのパステルカラーのブーケが可愛らしく置かれています。まさに、新婦メリッサのさわやかな可愛らしさを、体現したようなテーブルセッティング。メリッサのウェディングドレスは、総レース刺繍のマーメイドスタイル。髪にパステルカラーの小さな生花を飾り、とてもさわやかで若々しく、演じるアマンダ・セイフライドの美しさが引き立つ素敵な花嫁姿でした。
どんな家族にも大小の問題があるものですが、結婚式には、極力問題を隠そうと必死になるもの。グリフィン家では、若い新郎新婦の気転が、ハッピーエンドを導きました。結婚を決めた二人の幸せパワーは、影響力が大きいのです。