自分で望んだ結婚であっても、ふと「なんて“娘”でいることは楽だったんだろう!」と思うことがあります。結婚後は夫にとってだけではなく、夫の両親、そして親せきにとっても自分は“嫁”という立場になるわけですが、嫁として血のつながらない彼らと付き合うことは大なり小なり苦労が伴うわけで・・・。 ここでは、夫の両親と親せきとの付き合いのメイン行事ともいえるお盆・正月について考えてみたいと思います。

“嫁”へのスタンスはその一族によってさまざま、事前のリサーチで覚悟を決めるべき!

夫の両親・親せきが嫁に対して何を求めているか、どのようなものだと思っているかは、同じ日本人の家族であってもさまざまです。例えば、ある家では、お盆・正月は親戚一同が詰めかけるので嫁はひたすら料理や配膳を当然するものと思っているかもしれません。そこまでは望まずとも、せめてお盆・正月くらいは、顔を出して欲しいということはあるでしょう。一方で自分たちの事情に合わせて好きなようにしたら良いという親もいますし、さらには面倒だから毎回来なくてよいというケースもあります。

家・親の意向に添うかどうかは別として、親や夫が一体どのように考えているのか、そこは事前に知っておくほうがよいでしょう。また夫の兄弟がいれば彼らがどうしているか、夫が子どもの頃、お盆・正月の際、義母はどうしていたのかも夫に尋ねておきましょう。

無難に合わせるのがベストだが、付き合いきれない場合は、電話や贈り物でフォローを

最も良いのはやはり無難に夫の両親・親せきのやり方に合わせること、波風を立てずに溶け込むことです。しかし、それが難しいからこそ悩みも膨らむものですよね。毎年お盆、正月に帰省して欲しいとあちらが思っていても、お盆、正月くらいしか一緒に休みがとれないため、たまには二人で旅行をしたいと思う人もいるでしょう。もし旅行に出かける場合でも、その年が新盆であるとか、出産したばかりの義きょうだいが初めて赤ちゃんを連れてくるなどといった、特別な時だけはなるべく帰省しておくのがよいでしょう。5年も10年もご無沙汰では問題があるかもしれませんが、そうした特別なことがないなら、時には旅行にいくのも良いのではないでしょうか。

嫁だからといって、自分ばかり夫の両親・親せきのために我慢している。そう思ってしまうと、相手をどんどん嫌いになってしまいますし、夫との関係も悪くなってしまうでしょう。そうなってしまうくらいなら、多少相手をがっかりさせても、自分の意志を通したほうが円満に収まるように思います。そんなときは、音信不通になるのではなく、電話をしたり、お土産や贈り物をしたり、申し訳ないという気持ちを伝え、フォローはしておきましょう。

難しいのは夫が両親・親せき側に立ちすぎているケース…

実は夫の両親・親せきとの付き合いで鍵を握っているのは夫です。とくに両親・親せきととても仲良しで、可愛がられてきたタイプの男性は、よもや自分が選んだ妻が彼らとうまくいかないだなんて思わないもの。妻が彼らとの付き合いの不満をもらせば、心外に思い、妻を責める夫もいます。妻が抱いている「アウェイな感じ」を理解しないのです。

こういうケースでは、大抵、妻の両親・親せきと比較すると、夫の両親・親せきにばかり偏った付き合いになっています。そのため、自分の両親・親せきも平等にしてほしいと伝えてみてはいかがでしょうか。昨今ではきょうだいが少ないのですから、息子も娘もそれぞれの両親に孝行する義務はあるはずです。

自ら選んだわけではないから、理想通りに行き難いもの…

夫は選べても、その両親・親せきは選べません。それだけに、本当にその関係に四苦八苦しているお嫁さんは多いなと周囲を見ていても思います。究極な場合の例で、筆者の知人女性なのですが、夫の両親が傲慢で支配的ないわゆる毒親タイプで、夫もその支配下にあり、彼女はさんざん無理難題を言われたあげく、結局離婚を選んだという話があります。とても控えめで優しい彼女はぎりぎりまで我慢していたのですが。

今時の嫁は我慢しないと言いますが、それでもさすが日本女性、かなり我慢を重ねているケースが多いので、はじめから受け身になりすぎないことが大事なのではないかなと思います。