ドラマでお馴染みのキャリーとビック。二人の結婚式がテーマのこの作品。エンターティメント映画としても十分楽しめる面白さがあると同時に、理想の結婚式とは何か、結婚とは何かという漠然とした疑問に、見事に答えてくれる映画となっています。
映画「セックス・アンド・ザ・シティ」結婚式はだれのもの?

写真提供:Allan Ajifo
あらすじ
ニューヨークでライターとして活躍するキャリー・ブラッドショーは、運命の恋人ミスタービックと結婚することが決まった。10年間の紆余曲折を経ての結婚という決断に、キャリーの親友サマンサ、シャーロット、ミランダも心から祝福する。ところが、結婚式の当日、新郎であるミスタービックが式場になかなか現われず・・・
ベートーヴェンのラヴレターが気付かせた、その答え
そもそもキャリーは、ビックとの結婚が決まったとき、大切な人だけを招待するプチウェディングを考えていました。選んだウェディングドレスも、古風な白のスーツドレス。「それ、ウェディングドレスなの?」と驚く親友シャーロットに、「このドレスこそ二人の結婚式にピッタリなの!クラシックでシンプルでしょ?」と反論したくらい。ところが、ヴィヴィアン・ウェストウッドのゴージャスなドレスをプレゼントされて、いつしか招待客200人越えのビッグウェディングに変わっていってしまいます。
結婚式の準備をしていると、どんどん気持ちが盛り上がってきて、最初に考えていたプランとは、方向性が離れていってしまうことは、良くあることです。
その時、軌道修正するためのポイントは、2つあります。
- 自分が、本当はどうしたいのかを見つめ直すこと。
- 男性の嫌がることを無理強いしていないか冷静に考えること。
いくら、結婚式は女性のためのものと、男性たちが譲ってくれるとはいえ、本当に嫌なことまで無理強いさせてしまうのは、甘えすぎというものです。
「結婚式はだれのものなのか?」女性のもの?両親のもの?両家のもの?結婚式のプランが軌道から外れてくると、この疑問に向き合う時が来ます。その答えが、この映画の中で登場する「偉人たちのラヴレター」という一冊の本の中にあるのです。ベートーヴェンのラヴレターの一説。
僕を愛しつづけて 誠実なこの心を決して疑わないで
あなたのもの わたしのもの わたしたちのもの
シンプルだけど、核心を得ている言葉ではないでしょうか?結婚式は、ふたりのものなのです。この当然とも言うべき核心を、気持ちが高ぶっていると見落としてしまうもの。愛しあっているから結婚するふたり。そのふたりのための結婚式を作っていくためには、このシンプルな考え方が、とても役に立つと思います。結婚式を予定している方には、是非、観ていただきたいおすすめ映画です。