同棲するカップルのおよそ80%は別れるという話はよく知られています。この結果だけを聞くと「同棲」に否定的な見方をする人も」いるでしょう。しかし、結婚後の生活を現実的に体験してくうちに、一つの家庭を築くことへの責任を痛感し、お互いの長所・短所がはっきりとわかってくる点は非常に大きなメリットと言えます。
先程のデータも見方を変えれば、同棲したカップルのうち20%も別れていないことになります。この20%の中に入るために、将来的に結婚につながるような「うまくいく同棲のコツ」をご紹介します。
結婚を前提とした同棲をうまくいかせるコツ3つ
写真提供:Studieforbund VOFO
1. 親へのあいさつを忘れない
親世代の人たちは、同棲に対してあまりいいイメージを持っていません。しかし、一緒に生活する彼氏や彼女と親に会って性格を理解してもらえれば、応援してくれるかもしれません。親が同棲に強く反対している場合は、結婚を前提とした誠実な付き合いであることと、光熱費や家賃の負担が減るといった同棲のメリットを伝えてみましょう。親が遠方に住んでいる場合は電話でお話してみてはいかがでしょうか。
ここで親の承諾を得ず勝手に同棲を始めてしまったら、その後の結婚にも反対されるかもしれません。親の承諾なくして円満な同棲生活はないと心得ましょう。
2. 家事の分担・お金の管理について徹底的に話し合う
彼氏・彼女で共働きの場合、家事の分担は必要不可欠です。同様に、食費や光熱費、貯蓄などの家計についても、同棲を始めた当初から話し合っておきましょう。どちらか一方にだけ家事や生活費の負担をかけてしまっては、相手に対する不満がたまり、同棲解消という事態になりかねません。
結婚をしているわけではないからお金のことまで深く話せない、と遠慮がちになるかもしれませんが、結婚を前提としている同棲ならお金の話は避けて通れないものです。包み隠さず話す勇気を持ちましょう。
3. 自分の意見を押し通そうとせず、お互いの妥協点を探る
大好きな彼氏・彼女とずっと一緒に過ごせる生活はとても楽しいものです。しかし、その楽しい同棲をこれからも続けていくためには、自分の意見を貫くだけではなく、相手の意見に耳を傾けることも必要です。
例えば彼女に対して「平日の夜に洗濯機を回すのはおかしい」と思っていても、彼女は「仕事で朝に洗濯物を干す時間がない」などの理由があるかもしれません。「相手の考え方は間違っている」思うことがあるように、その相手も、自分に対して「考え方が間違っている」と思うことがあるはずです。このような時は、どちらかの意見を全面的に認めるより、お互いの両方の意見を取り入れながら妥協点を見つけましょう。先ほどの洗濯機の例で言えば、「土日に洗濯物をたくさん回して2人で協力して干す」とか「タイマーをセットしておいて帰宅後干せる状態にしておく」など、妥協点はいくらでもあります。
別れるリスクばかり目立ってしまう同棲ですが、うまくいけばとても楽しく、有意義な時間を過ごせます。今後、同棲しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。