後悔しない和装婚~【基本の基】和装の種類と選ぶポイントをぜひ知っておきましょう!

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うららかな日差しの元、神社で遭遇する「和装婚」。白無垢や角隠しなどの装いで式場へと向かう厳かな行進に、外人観光客らがさかんにカメラのシャッターを押す光景は、日本ならではの伝統を改めて思い起こします。ウェディングドレスも憧れるけど、和装も捨てがたい。そんな欲張りな花嫁に、和装婚の基本の基である種類と、後悔しない選び方をお伝えします。

index 目次
  1. 1. 和装婚には3種類があるのをご存知ですか。
  2. 2. 季節を問わず、手順やサービスが見えやすい神前式
  3. 3. 和婚のファッションの「基本の基」
  4. 4. 料金やスタッフサービスについて

1. 和装婚には3種類があるのをご存知ですか。

「和装婚」とは、和の要素を取り入れた結婚式の総称のこと。「和婚」とも言います。神社や式場内の神殿で行う「神前式」や「仏前式」があります。また昔の日本の“結婚”は家と家の間で行う儀式のため、「人前婚」と呼ばれていました。妻は相手の家に「嫁ぐ」、つまり相手の家に入ると決められていました。ほとんどの結婚式が、親族が集まって、新郎の家で行っていました。この場合も和装です。ちなみに今のようにホテルや式場で結婚式が行われるようになったのは、1970年代以降のテレビが普及してからです。芸能人の結婚式がテレビ中継されるようになると、ウェディングドレスで結婚する人が増えたからです。

今や「和装婚」といえば、神社で結婚式が行なわれる「神前式」が最も一般的です。神道をベースに、大正天皇の結婚式(当時は皇太子)を原型として、その後民間に広まっていきました。歴史は意外と浅く、100年ほど前からです。

「仏前式」は、 仏教の宗派によって違いはあるものの、本尊の前で夫婦の誓いをかわし、念珠を受けて焼香します。三三九度の盃をかわすなど、共通することが多いですね。ホテルや専門式場で対応してくれるところが少ないため、ほとんど両家のどちらかが所属する寺院や先祖代々の菩提寺で行われています。

また「人前婚」は昔とは様相をかえて、式場やレストランなどで行われています。宗教によらない自由なスタイルで、二人らしい演出ができるので人気。「人前婚」で和装を着るカップルも多くいるようです。

2.季節を問わず、手順やサービスが見えやすい神前式

和装で行われる最も一般的なスタイルとしてここでは特に神前式のポイントを挙げてみましょう。

神前式は季節を問いませんが、神社によるお祭りや儀式の日時は、NGになりますからスケジュールを確認しましょう。また申し込みの流れが神社によって異なる場合があるので、それぞれの神社に問い合わせることが大事です。ネットだけの情報だと、間違いが生じやすいので、電話で問い合わせましょう。神社と提携している会場がプランを出していることもあるので、会場に問い合わせるとスムーズになります。

神殿を持つ式場での挙式は一カ所で準備ができるので、手順やサービスが見えやすいというメリットがあります。また神社によっては親族以外も列席できる席を準備しているところもありますから、必ず席数も確認しましょう。また服装は、和装の新郎新婦に合わせて父親は紋付、母親は留袖といわれていますが、洋装で列席しても大丈夫です。心配なら、服装も会場に問い合わせてみましょう。

3.和婚のファッションの「基本の基」

神前挙式の際は白無垢が一般的。でも特別な制限がない限り、色打掛や振袖でもかまわないといされています。白無垢にかつらと綿帽子を着けます。また色打掛や本振袖にはかつらの上を帯状の布で覆う角隠し。でも必ず着けなければいけないという決まりはなく、数年前に芸能人が白無垢に、オリジナルヘアファッションで話題になりました。白無垢の良さを最大限に生かしたものですね。和と洋を少しずつ取り入れるスタイルも人気です。

衣装は、神社が独自に持っている、または神社が提携している衣裳店を紹介される、さらに自分で手配して持ち込むなどのケースがあります。費用を検討する上でも、ぜひ事前に確認をしましょう。

4.料金やスタッフサービスについて

神社挙式の場合は、「初穂料=挙式料」。神様に奉納する金銭の意味で、神主や巫女への謝礼や神社使用料、挙式の進行、誓詞などのトータルの金額を神社に納めるのが一般的です。初穂料は神社の規模や挙式内容によって異なります。巫女が舞いを奉納する、雅楽の演奏など、オプションが加算されると金額が高くなることもありますから、必ず確認しましょう。衣装や控え室などの料金も含めて検討をお勧めします。

ホテルや専門式場は、挙式会場が神殿。「挙式料」という表記で見積もりがなされ、金額は各会場によって異なるので、こちらも問い合わせを必ず。

スタッフサービスは神社なら巫女や介添人。ホテル・会場は各担当者がしっかりサポートします。作法は神社、ホテル・会場によっても異なることが多々あるので、事前の打ち合せでしっかり確認しましょう。神前挙式のカップルのほとんどが、挙式コストが他と比較してリーズナブルという理由で選んでいます。神前で厳かに挙式、レストランで結婚パーティーと、会場を変えて楽しむケースも多くなっています。披露宴のための会場を別にする場合、ウェディングプランを設けているレストランがお得です。

Text by:夏目かをる

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