夫婦間のトラブル―問題は早めに解決!話し合いを行う際の5つのポイント

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夫婦の話し合いといえども、プライベートなことや、人生にかかわる重大な話も多く、夫婦だからこそ切り出しにくい内容であることも少なくないでしょう。夫婦が悩む内容は、それぞれの仕事でのトラブル・転勤・転職、子どもの教育、親とのかかわり、介護、親戚づきあい、転居、住居の問題、浮気・不倫、離婚…といった重いものから、生活時間のすれ違いやコミュニケーション不足といった日常的なものまで多岐にわたります。話をするタイミングをつかめず一人で悩んでしまい、ある日突然爆発すると、夫婦の危機につながりかねない問題も。

夫婦間の問題を話し合うときに大切なことは、まずはしっかりとコンディションを整えるのが第一。今回は危機回避にもつながる夫婦の話し合いをスムーズに行うためにできるポイントを一つずつ考えていきましょう。

index 目次
  1. 1. 空腹時を避けて話し合う
  2. 2. 疲れていない時に話す
  3. 3. どちらかが司会役をする
  4. 4.お互いの感情的に向き合う
  5. 5.ため込まないで小出しにする

1. 空腹時を避けて話し合う

空腹時の話し合いは焦って結論を出してしまったり、イライラして喧嘩につながってしまったり、集中力を欠き夫婦間の問題に向き合うのには不向きです。まずは軽くおなかを満たし、満足した状態から始めるとよいでしょう。

家の中ならお互いに食事を済ませてからが良いタイミングですが、モードを切り替えるためにできるだけ食卓以外の場所で話せるとよいでしょう。ただ、食卓から離れてリラックスタイムが始まっては話に流れをもっていくのが難しくなります。食事の前に「食べ終わったらゆっくり話したいことがある」などアナウンスをしておくと、相手も心づもりができますね。話を始める前にコンディションを整えておきましょう。

落ち着いて話したいときは外食や喫茶店などで話し合いを持ちましょう。おなかも満たされていて短時間でも集中して話ができます。話の内容によっては、場所を変えるのも有効です。

2. 疲れていない時に話す

疲れているときに、家庭の問題に向き合うのはおっくうだという人は少なくありません。男性も女性も、自宅に帰ってからは、まず一息つきたい気持ちになるでしょう。

また、夫婦で仕事や生活のリズムも違うことは多く、相手の仕事帰りや繁忙期は避ける配慮が大切です。時間がかかりそうな内容の時は、いきなり話すのではなく、日程調整から始めましょう。「疲れていない時に話したいことがあるのだけれど、いつがいいか指定してほしい」というように相手に日時を決めさせるよう誘導すると、実現しやすくなります。その回答を、口頭でなくメールやLINEなどで履歴が残る状態でもらえるようにすると、相手にも責任感が増し、さらに確実に話し合いが実現されるでしょう。

お互いに時間に縛られない休日に日程を合わせられると理想的です。一緒に暮らしている夫婦だからこそ、相手の状態を見極め、話し合いのタイミングを見つけることができますね。

3. どちらかが司会役をする

話をする段階になったら、気を付けたいのが夫婦喧嘩です。せっかく話し合いの機会をセッティングできたのに、コミュニケーションが成り立たなければ、スケジュールを合わせるなどの苦労が水の泡に。

まず、どちらかが、話を進める司会の役割をしましょう。そして一人が話し出したら最後まで話し終えられるように意識しましょう。もし、相手が話を遮ってきたら、一度相手の気のすむまで話させると落ち着きます。

その意見に納得できなかったとしても、まずは相手がどう感じているかを受け入れると自分の意見も聞き入れてもらいやすくなるでしょう。こじれそうになっても落ち着いて「あなたのいうことはわかりました。次は私の意見を言わせてください」と仕切りながら、話し始めます。

夫婦だと遠慮がなくなりがちですが、両方がそれぞれの想いを伝えられるようにしましょう。思い通りの流れにならなくても、お互いの気持ちが伝わる話し合いになれば成果ありですね。

4.お互いの感情的に向き合う

人間関係の中でも、夫婦の間には特に感情の行き違いが起こりやすいもの。自分の都合の良いように相手の気持ちを解釈したり、話さなくてもわかってもらえると錯覚してしまったり、多くの場合が過度の期待が存在するためです。

夫婦とはいえ、育ってきた環境が違う大人同士が付き合っていくのですから、言葉に出さなければ相手を理解することは不可能なこと。時には本音で話し、率直な感情を伝えることも大切です。その中からお互いに感じていることへの理解が生まれ、相手への思いやりも育っていくでしょう。

ただし、常に感情的になってばかりでは、先に進むことはできません。短期間で決めなくてはならないこともあります。感情的になりやすい人は、自分の気持ちをあらかじめ書き出して整理してから話し合いに臨む準備も大切です。

また、突然話すと感情が整理できず、意見もまとまらないことは多いものです。話し合いの内容を事前に相手に伝えておくと、相手も心の準備ができるでしょう。

5.ため込まないで小出しにする

夫婦の最大の危機は離婚。生活時間のすれ違いや、コミュニケーション不足から結婚生活に不満がたまってくることもあります。問題が大きくなってからようやく話し合いを持つ場合は、二人で考える時間も足りず、禍根を残してしまうことに。

問題があっても、初期の段階なら話し合いで解決できることもあるでしょう。仕事のトラブルや、子どもの教育問題など、前兆を感じたら、早めに話し合って二人で考えることも大切です。

夫婦や家庭に関する問題は、日々発生するもの。小出しにして話し合いを持っていれば、急に相手に不満をぶつけるようなことも少なくなります。普段から話し合いをしている夫婦であれば、大きな問題が起こった時も、話し合いながら解決することができるでしょう。

話し合いを定期的に行う癖づけをしよう

夫婦の問題はお互いの人生にかかわることも多く、放っておけないものばかりです。決めるべきことは、お互いに対等な立場で話し合えると心強いですね。関係を修正しながら長い人生を歩んでいくパートナーとして問題を解決していけるように、相手と向き合うために忙しくても時間を作るお互いの努力が必要です。

  • 夫婦間の大切な話は、お互いのコンディションが整っているときにする
  • タイミングを探り、日程を調整して集中して話せる時間を確保する
  • 気持ちを整理したり、あらかじめ内容を共有したり、話し合いの前の準備をする
  • 問題が大きくなる前に話し合いを持つようにする

普段から相手を気遣い、「何かあったの?」といった言葉がけがあれば、小さな話し合いで解決できることもあります。結婚後も相手に関心をもって過ごすことは忘れないようにしたいですね。

Text by:Stylo

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