新郎の衣装は、挙式スタイルと新婦の衣装を中心に、時間帯、体型に合わせて決めましょう。下着や靴下など、肌に触れるものは自分で用意する場合が多いので、衣装の予約時に忘れずに確認しておきましょう。
[新郎の衣装] 新郎の衣装
洋装の種類
洋装の場合は挙式・披露宴の時間帯によって異なります。
モーニングコート
式が午前中のとき。上着の後ろ丈が膝までで裾は丸くカットした形。上着+ベスト+パンツ(黒とグレーのストライプ)
フロックコート
式が午後のとき。ひざ丈の上着+ベスト+共布もしくは縦縞のパンツ。広い会場、背の高い人に○。
タキシード
どんな時間帯、会場でも○。白のウィングカラーシャツ+黒の蝶ネクタイ+ベスト一般的なのは黒ですが、シルバーや白も人気。背の低い人におすすめ。
洋装に必要な小物
(1) シャツ
ウィングカラーの白、プリーツなしが基本。レンタルしてもいいが、結婚式に招待客として出席するときにスーツに合わせて着られるので、自分の体に合った一枚を購入しても○。
(2) ネクタイ
アスコットタイ
昼間の正装に用いる幅が広いタイプ。色・デザイン幅広く、結び方が簡単。
ボータイ
正装用の蝶ネクタイ
(3) カフス
シャツの袖を止める為に使うアイテム。
(4) ブートニア
ブーケと同じデザインのもの。
(5) 手袋
右手で持ちます。手にはめるわけではありません。
(6) チーフ
胸ポケットに飾ります。
(7) シューズ
素材はエナメル。黒の衣装には黒、白の衣装には白のシューズを。
和装の種類
五つ紋つき羽織袴
男性の和装の正装五つ紋(背中、両後ろ袖、両胸の合計5か所に家紋)を染め抜いた黒羽二重の羽織+長着(ながぎ)+縞柄の袴のこと。
色紋付き羽織袴
紺や青、グレーぼかし(グラデーション)などの色が入った紋付き羽織袴三つ紋か一つ紋がつく。挙式には×、披露宴のお色直しで着用する。
和装に必要なもの
羽織 黒の五つ紋つき。
羽織ひも
長着 着物のこと。生地は秋・冬・春は袷(あわせ)、6月から9月は単衣(ひとえ)、真夏は絽(ろ)や紗(しゃ)。
袴 仙台平といわれる生地で、黒か茶の縞柄。
帯 グレーか茶の角帯。
草履 慶事なので白鼻緒のものを。
長襦袢 下着のこと。
末広 色は白いものを。
自分で用意することが多いもの
肌着 VネックかUネックの襟ぐりの深いシャツ。
ステテコかスパッツ、すそよけ
タオル 体型補正用。
白足袋
新郎の衣装選びのポイント
- 新婦の衣装とのバランス
ドレスのボリュームやライン、色に合っているか。 - 式場、会場との相性
広い会場には丈の長いもの、レストランウェディングなどテーブル間を移動する場合にはタキシードなど動きやすいものを。 - 試着時の注意
洋装は、肩が合っているか、後ろ姿はすっきり見えるか、袖丈は合っているかを確認。和装は、裄丈(ゆきたけ:手を水平に伸ばしたときの背の中心から袖口までの長さ)がちょうどいいか。羽織の大きさ、袴の長さはどうか。写真に撮って後ろ姿や全体のバランスも確認しましょう。 - 肌着や足袋、タオルなど自分で用意するものは何か。