「披露宴で×××をしていた!」今でも、家内によく叱られます。披露宴は初めての経験で、わからないことだらけでしたので、さまざまな失敗がありました。
披露宴、やってはいけない3つのこと~新郎編~
1. 遅刻厳禁!
当たり前のことですが、結婚式・披露宴当日の遅刻は厳禁です。
今でも覚えています。結婚式・披露宴前日も通常通り勤務で、夜遅くに自宅に戻るや否や「明日は結婚式だ!」という楽しさで胸ふくらむこともなく、就寝しました。翌朝、目が覚めると・・・散髪に行くのを忘れていました。そこで、結婚式・披露宴会場に行く途中、散髪屋さんに駆け込みましたが、休日ということもあり、満員で、長椅子にすわって順番を待っていました。やっと順番がまわってきましたが、髭剃り、洗髪等もあり、時間がかかりました。
さっぱりした姿で散髪屋を後にし、一目散で会場に向かいました。会場に入った時、着付けが終わった家内とばったり会い、「この人は何をしているんだ」という目で睨まれました。男性用着付け担当の方も真っ青でした。超特急で着付けをしていただき、どうにか結婚式に間に合いました。
レッスン1:結婚式・披露宴前日までに用を済ませ、当日遅刻は厳禁!
2. 人のスピーチは襟を正して聞く!
新郎新婦は披露宴の主役なので、ひな壇に座っています。勿論、招待されたお客様と一緒の料理が並びます。おいしいものに目がない私は、ひな壇でパクパクといただいておりました。
次々とお客様がスピーチをされている最中も、いただきながら聞いていました(というよりも、いただくのに夢中で、誰がスピーチされているのかもよくわかりませんでした)。おかげさまで、出されたフルコースは前菜からデザートまでいただきました。幸い、お酒は飲めませんので、ひな壇で酔っぱらうことはなかったのですが、満腹で幸せそうな顔をしていたように思います。
ふと横を見ると、家内が恐い顔をして私を睨んでいました。人がスピーチをされている時はいただかずに、しっかりと聞き、お色直しのことを考え、ひな壇でいただくのは少し恥ずかしいといったこともあったそうです(後で聞いた話ですが)。私がスピーチの間もむしゃむしゃ食べていたので、あっけにとられたようです。家内はフルコースに全く箸をつけなかったそうです。もったいない!
レッスン2:ひな壇ではつつましくいただきましょう。特に招待客のスピーチの際は、食事の手をとめ、しっかりと聞きましょう。
3. ひな壇で余計なことはしない!
ひな壇ではかなり忙しかったのを覚えています。披露宴では、私が両親か、お客様に感謝の辞をのべる場が設けられていました。ところがすっかり忘れていました。
最後の手段で、フルコースを食べながら、食事の合間にひな壇で私自身のスピーチの原稿を作成していました。おもむろにペンを取り出し、ナプキンをノート代わりに使い、真剣な顔をして原稿を書いていました。ニコニコしながら食事をしているかと思えば、真剣な顔をして何やらナプキンに書いている姿は滑稽だったかもしれません。隣の家内の恐そうな目も気になりましたが、何枚かナプキンを使いながら、何とか、スピーチの原稿を書き終えることができました。
レッスン3:ひな壇で余計なことはせず、つつましく、にこやかにしましょう。披露宴の準備はしっかりとし、「忘れ物」のないように。
披露宴で妙なことをすると、一生奥様の恨みをかいます。「あのとき×××をした!」とその後何度もいわれることになります。そういえば、披露宴のビデオをプロの人に撮影していただきましたが、結婚以来、家内は一度も見ようとはしません・・・。