一生で一番大切で、楽しい日、結婚式と披露宴。この幸せを来て下さった方にも分けた~いと思う人も多いことでしょう。そんな時にぴったりの演出がブーケトス。チャペルで結婚式を挙げた時の締めか、披露宴の演出としてできます。やり方は簡単。招待客の中で未婚の女性に花嫁の前に集まってもらいます。花嫁は後ろを向いて、ポイとブーケを後ろへ放り投げ、キャッチしてもらいます。言い伝えでは、うまくキャッチした人が、次の花嫁になることができるということなので、未婚女性は。。。。顔は笑顔ですが、心中は穏やかではないようです。14世紀のイギリスが発祥の地と言われていますが、21世紀の日本にも幸せのおすそ分けは引き継がれているようです。

ところが、アメリカではごく最近、このブーケトスが新聞沙汰となりました。ユタ州のソートレーク在住のジェイミー・ジャクソンさんは、2014年8月までに何と46個のトスされたブーケをキャッチしたそうです。ジャクソンさんが初めてブーケをキャッチしたのは1996年だそうです。それから18年、ジャクソンさんは80から100ほどの結婚式に出席したそうです。打率(キャッチ率)でいうと4割から5割とイチロー顔負けのスーパースターです。

ジャクソンさんはブーケトスキャッチの世界記録としてギネスに登録しようと思いつきました。そんな世界記録は認定してもらえるのか?とびっくりしそうですが、実際にギネスは認定しており、2015年5月4日時点の世界記録はアメリカ人女性で11個です。つまり、ジャクソンさんは世界記録を4倍以上更新する可能性があるのです!ジャクソンさんはブーケをキャッチしたすべての花嫁に連絡し、確かにジャクソンさんがキャッチしたと公式の記録や写真等を集め、正式に申請しました。ギネスが認定すれば、勿論世界一になります。

しかし、18年間ブーケをキャッチし続けているジャクソンさん、現在も独身だそうです。ブーケをキャッチすると次の花嫁になることができるという言い伝えは真実ではなかったのかもしれません。でもジャクソンが独身である限り、世界記録はまだまだ伸びそうですね。世界記録か花嫁か、少し悩ましい選択です。

こちらがそのジャクソンさんのキャッチをとらえた動画。→ http://www.ksl.com/?sid=33453270(外部リンク)

まあ、素早いですね。運動神経・反射神経抜群!

*実際にブーケトスを行う際には、招待客の中に未婚であることをあまり知られたくないと思っている人や、結婚に興味のない未婚の方もおられるかもしれませんし、取り合いになって気まずい思いが残る可能性もありますので、配慮と入念な打ち合わせが必要でしょう。

参照・引用 KSL.com:Utahn catches 46 wedding bouquets, applies for world record