結婚式はあくまで新婦が主役、新郎は失礼ながら添え物という印象が禁じえませんが…そうした常識を覆すのは新郎が自衛官だった場合です。営業職や事務職はもちろんのこと、医師や弁護士といった専門職でもその職業を全面にアピールするような結婚式はあまりないと思いますが、自衛官の場合、こだわりが違います。随所に自衛官らしさが散りばめられており、ゲストを飽きさせないと同時に、「ちょっと趣味に走りすぎじゃない!?」と思わせることもあるくらいのようです。

自衛官といえばウェディングドレス以上に注目を集める儀礼服!

自衛官の結婚式であってももちろん衣装は自由で、まずは普通のタキシードや和装を着る方が多いようです。しかし、お色直しの際は、やっぱり新郎が自衛官ならゲストもサーベル(儀礼刀)を下げ、階級章の付いた儀礼服をゲストも期待するのではないでしょうか。

儀礼服を着用できるのは、自衛官、警察官、消防士だけで、一般の方は実際に目にするのは少ないと思います。もっとも、自衛官であっても式典と結婚式くらいしか着る機会はなく、実は自前で持っているわけではなく、必要なときレンタルすることが多いようです。

陸上、海上、航空、それぞれの冬服、夏服があり、凛とした品がありながら、男性らしい力強さも感じられ、確かにすごくかっこいいです。ゲストが新婦そっちのけで、儀礼服の新郎ばかりを激写する気持ちがよく分かります。

しかも、同僚たちも儀礼服を着て、手に持ったサーベルでアーチを作り、新郎新婦がそこをくぐるという演出をしたりするそう。ぜひ見てみたいものですが、ますます儀礼服、サーベルの印象ばかりが強くなりそうですね。

小物使いも自衛隊色を出している場合も…

自衛隊演出は儀礼服でお腹いっぱいと思えますが、実はそれだけではありません。たとえばウェルカムボード。手作りする方も多いと思いますが、陸上自衛隊なら2人が戦車に乗っていたり、海上自衛隊なら空母で2人があの『タイタニック』の名シーンを再現していたり、航空自衛隊なら戦闘機に乗っていたりするイラストがよく使われるそうです。

ウェディングベアーも儀礼服や迷彩服を着せることもありますし、ウェディングケーキにも戦車や戦闘機が乗っていることがあるようです。

自衛官の妻なら夫の職場愛にもとことんついていくべき!?

「うわ~これじゃあ新婦、脇役でかわいそう…」「新婦だって自分の理想の結婚式があるんじゃないの!?」という外野からの意見はよく耳にします。しかし、自衛官の男性と結婚する新婦はそこまで自分の職業に思い入れをもっている彼のことを愛してやまないのではないでしょうか。それこそが自衛隊の妻に問われる資質なのかもしれません。いずれにしも、羨ましいかぎりです。