バレンタインデーと言えばチェコレート。10年前の統計ですが、2005年度、チョコレート国内消費額は4399億円、その内バレンタインデーシーズンの販売額は530億円。だいたい、年間チョコレート消費額の12%がこの時期に販売されている計算になります。日本のバレンタインデーは、女性が一気に多くのチョコレートを買い、愛しい人にあげる(もしくは自分で食べる?)ということになっています。チョコレート会社の策略かもしれません。そういえば、日本で一番クリスマスを祝うのは。。。。百貨店かもしれません。
独身のころ、アメリカに4年ほど住んでいましたが、アメリカではこのような形はとっていませんでした。バレンタインデーが恋人同士や夫婦間のロマンチックな日というのは変わらないのですが、バレンタインデーのシンボルは何といってもハート型、赤(ピンク)のバラ、キューピットの3つです。赤いバラでハート型の花束にし、キューピットさんを添えればバレンタインデーのフルコースギフトになります。また、一方的に女性が男性に愛を告げたり、プレゼントを贈ったりするということもありません。むしろ、男性から女性へ贈り物をするケースが多いようです。チョコレートやカード、シャンペーンやスパークリング・ワインなども定番の贈り物です。勿論、レストランでは「スペシャル・バレンタインデー・ディナー」があり、ホテルでも特別な企画があるのは日本でも同じでしょうか。
実は、私は、アメリカでも日本でもつい最近まで、チョコレート(や他の贈り物)をいただいたことがありません。モテナイ人の気持ちは痛いほどわかります!でも大丈夫です。最近、優しい愛娘がくれるようになりました。また、高校生の愚息がおすそ分けをしてくれるようになりました。おかげさまでお父さんは・・・メタボっぽくなっています。
日本式とアメリカ式をちゃんぽんにし、私から家内にチョコレートを贈りました(結婚前)。大阪にある○島屋で、女性ばかりのチョコレート特設売り場で、冷や汗をかきながら、やっと買った少々高級感漂うチョコレートを品のいい包装紙で包んでいただき、渡しました。喜んでくれた。。。はずなのですが、後でわかったことですが、家内は甘いものは全くだめだそうです。
女性は甘いものが好き、男性はお酒が好き、というのは偏見かもしれません。家内は甘いものは全くだめですが、大酒のみです。私は甘いものには目がありませんが、お酒は全く飲むことができません。でもチョコレートが苦手という男性は多いかもしれません。赤色のハート型花束をバレンタインデーにもらってうれしいと思う女性も多いでしょう。型にとらわれることなく、お相手は何が好みなのだろう、と思いやる真心が一番お相手の心を和ませるのかもしれません。
もちろん、このバレンタインデーで学んだレッスンは結婚後の現在も活かされています。今も毎年バレンタインデーシーズンには家内への贈り物を買いに行きます。でも、もう押し合いへし合いのチョコレート売り場に行く必要はありません。酒売り場でビール2ケース買って帰ります。勿論、今では好みの銘柄も知っています。家に帰れば、子どもたちからはチョコレート、家内からは特別仕立てのご馳走をいただけます。勿論、今では家内も私の一番好きな料理が・・・ピザだということを心得てます。我が家のバレンタインデーはチョコレート+ピザとビールで乾杯です。
これから結婚するアナタ、是非バレンタインデーをきっかけに、パートナーに対して1ランク深い思いやりの心をもつことができればいいですね。
今日の一句:「バレンタイン 相手を慕う 真心や」