結婚式の主役である新郎新婦は、準備しなければいけないものがたくさんあります。その中でも意外と見落としがちなのがハンカチです。結婚式や披露宴では両親の手紙や友人のメッセージなどで想像以上に泣いてしまったという先輩たちの意見もありますから、何度も泣いてヨレヨレになってしまう事も考えてできれば予備のハンカチも準備しておきたいほど。さて、このハンカチですが何でもいいわけではなく、人前に出る事を考えてきちんとマナーを守ることが大切です。今回は「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」の松本さんにハンカチを選ぶ際のポイントとおすすめのハンカチを紹介してもらいました。
号泣前提!満を持して準備せよ!新郎新婦のハンカチ選びのポイント
これはダメ!ブライダル用のハンカチのタブー
清潔感のないものやタオル地はNG
結婚式に使うハンカチは「ブライダルハンカチーフ」といって清潔感があり、邪魔にならない小さめのデザインを用意するのがマナーです。間違っても普段使いしているヨレヨレのハンカチやカジュアルすぎるタオル地のハンカチはNGです。「華やかなものがお好きな方はレースの幅が広いものを。シンプルなものがお好きな方は幅の狭いレースはいかがでしょうか。」と松本さん。縁にさりげなくレースが付いているものなら衣装を邪魔する事もなく女性らしさも演出できます。
黒いハンカチや柄物はNG
そして気をつけなくてはいけないのは色です。黒などの縁起の悪い色は、もちろん完全なマナー違反。また派手な柄物も遠慮したいものです。できるだけお祝いの場所にふさわしい白やピンク等の明るい色を選びましょう。ワンポイントとして刺繍を入れたものもおしゃれです。「新婦用のハンカチーフはサムシングブルーの水色でイニシャル刺繍を入れるのが人気です。」と「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」の松本さん。花嫁が青いものを身につけると幸せになれるというヨーロッパの言い伝え「サムシングブルー」。ハンカチにさりげなく刺繍するのもロマンティックで素敵なアイデアですね。
新郎のハンカチにも気遣いを
式で涙を流すのは新婦だけではありません。新郎も万が一に備えてハンカチを準備しておきましょう。男性の場合はネクタイの色に合わせたポケットチーフと一緒に考えている方も多いようですが、涙でぬれたハンカチをポケットチーフにするのは印象が悪いので、別にハンカチを用意しておく事がマナーです。色は、男性の場合も清潔感のある白がおススメ。シンプルなデザインでは物足りない方は、イニシャルを刺繍したものや縁にステッチがあるものなどはいかがですか。「ご新郎とご新婦でイニシャルの書体を揃えるとお揃いになって、お洒落ですよ。」と松本さん。さりげない心遣いもおしゃれのポイントです。
いかがでしたか?ハンカチは小さな小物ですが、選ぶデザインによって印象ががらりと変わる大切なアイテムです。式当日は涙の素敵な演出ができるように抜かりなく準備しておきたいですね。