席札は披露宴・パーティ会場のテーブルで、ゲストそれぞれの席に置く「名札」。「出席してくださってありがとうございます」という感謝の意味を込めて、お一方分ずつメッセージを添えて置きましょう。ゲストが席に着いたときに一番初めに目にするおもてなしアイテムになります。席札メッセージは一般的に、ゲストの名前が書いてある面の裏側に2~3行で書きますが、限られた文字数の中で相手によって言葉や文章を準備するのはなかなか大変です。今回は、席札メッセージの書き方のポイントや招待客別のメッセージ文例をご紹介します。
披露宴の席札メッセージ 書き方のポイントと文例
1. 席札メッセージの書き方のポイント
- 新郎側のゲストの分は新郎が、新婦側のゲストの分は新婦がメッセージを書きます。
- 席札の裏側に2~3行以内で書きます。二つ折りの席札の場合は開いて書くのでもう少し文量が多くなります。
- すべてのゲストのメッセージの文量はなるべく同じくらいにします。
- 席札メッセージは以下の2つの内容を中心に書きます。 披露宴出席に対するお礼(お願いしていれば、依頼したスピーチや余興、係に対するお礼) この披露宴をどう過ごしてほしいか、これからのお付き合いについてなど。
- 「本日はお忙しいなか 私どもの結婚披露宴にご出席くださいましてありがとうございます どうぞごゆっくりおくつろぎください」は、どのゲストにも使える一般的なメッセージです。
- 招待状や祝辞同様、忌み言葉は避けて句読点は使わないようにします。
- 小さい子どものゲストに向けてはひらがなで書くようにします。
- 引き出物にもメッセージを添えている場合は、なるべく内容が重複しないようにしましょう。
2. 席札メッセージの文例
以下、相手別にメッセージの例文をあげます。参考にしつつ、心を込めてメッセージをそえてください。
2-1. 目上の人(上司、恩師、先輩など)への席札メッセージ
本日はお忙しいなか 私たちの結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます
また主賓という大役もお引き受けいただき 感謝しております
これからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします
本日はお忙しいなか 私どもの結婚披露宴にご出席いただきありがとうございます
入社から今日まで○○さんには大変お世話になりました
今後はより一層業務に励んでいきたいと思いますので 温かいご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します
本日はお忙しいなか 私たちの結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます
入社してから今日までいつも相談に乗っていただきありがとうございます
今後は夫婦ともどもどうぞよろしくお願いいたします
本日はお忙しいなか 私たちの結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます
今日を無事迎えられたのは○○先生のおかげです
今後も変わらぬご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます
2-2. 目上の親族への席札メッセージ
今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとうございます
小さい頃から本当にお世話になり 一緒に過ごした楽しい思い出がたくさんあります
未熟な私たちですがお互いに力を合わせて温かい家庭を築けるよう頑張ります
本日はお忙しいなか 私たちの結婚披露宴にご出席いただきましてありがとうございます
おじさんとおばさんのような仲の良い夫婦になれるよう頑張ります
夫婦ともどもどうぞよろしくお願いします
おじいちゃん(おばあちゃん) 子どものころからずっと可愛がってくれてありがとう
体に気をつけていつまでも元気で長生きしてね
2-3. 友人・同僚、同年代のいとこなどへの席札メッセージ
今日は来てくれてありがとう
余興も快く引き受けてくれて本当にありがとう
久しぶりに○○さんの「あの歌」を聞くのを楽しみにしています
ぜひ新居にも遊びに来てください
今日は忙しいなか 出席してくれてありがとう
最近一緒に○○行ってないね 今年中にぜひ行きましょう 今日はどうぞゆっくり楽しんでいってください
今日は忙しいなか結婚式に来てくれてありがとう
受付も引き受けてくれてありがとう 本当に助かりました
また近々○○も誘って一緒に飲みましょう
2-4. 親・兄弟姉妹への席札メッセージ
今日まで結婚式の準備を手伝ってくれてありがとう
これからもよろしくね
お父さん お母さん おかげさまで今日を迎えることができました
これからも仲良く元気でいてください
お父さん お母さん ようやく今日を迎えることができました
お父さんとお母さんをお手本に力を合わせて笑顔あふれる家庭を築いていきます
今まで本当にありがとう 感謝しています
いつまでも元気でいてね
2-5. 小さいこどもの招待客へのメッセージ
年齢にあわせ読めない漢字は使わないようにしましょう。やさしいことばで書きましょう。
「○○くん きょうはけっこんしきにきてくれてありがとう たくさんたべてたのしんでいってね」
「○○ちゃん きょうはけっこんしきにきてくれてありがとう おてつだいもどうぞよろしくね」