結婚式の準備の中でも、早めに済ませておく必要があるもののひとつが招待客のリストアップ。楽しい一日を過ごすためにどんなゲストを招待するか、その決め方のポイントを3つご紹介します。
招待客リストアップ-もめない、悩まないための3つの原則
予算から人数を絞る
招待客を決める際にまず重要なのが人数。会場によって収容人数の上限は決まっているため、まだパーティー会場が決まっていないときには招待客の数が決め手となることもあります。先に会場を決めていても、テーブルの配置によってある程度は収容人数の融通が利く場合がほとんどです。
人数が決まらない場合は、予算から考えてみましょう。一般的に挙式費用や披露宴の会場費・演出費用などは、ゲストの人数に関わらず固定料金です。ゲストの人数で料金が変わるのは料理やドリンク、引き出物。この点だけを考えれば、人数が多ければ多いほどご祝儀で賄いやすくなり、逆に招待客が少なければ二人の手出しが多く出てしまう場合もあります。
予算から人数を考える簡単な方法として、パック料金から計算する方法があります。挙式から披露宴までのパッケージ料金は、一人あたり2.5万~5万円程度です。会場の格や料理・ドリンク、演出、衣装などのランクが上がると一人あたりの費用も上がります。例えば全体の予算が350万円の場合、招待人数の目安は70~140人ということになります。
会費制ウェディングの場合は、予算を会費で割って計算しましょう。
ちなみに最近の動向としては、パーティー招待客の人数は70~80人とするカップルが多いようです(*1)。地域や慣習によっても異なりますが、親族を多く呼んだり仕事関係のゲストをたくさん招待したりするよりも、少人数でアットホームなパーティーを好む人が増えているようです。
(*1) 披露宴・披露パーティへの招待ゲストの人数は?(みんなのウェディング白書2015)
https://www.mwed.jp/hakusyo/2015/05.html (外部リンク)
バランス・雰囲気を考慮する
誰を呼ぶかを考える際は、バランスを考慮することが大切です。ただ、新郎新婦の招待客の人数バランスは、あまりきっちりと揃えなくてもよいというのが最近の考え方です。片方に親族や友人が多かったり、職場関係の知人が多かったりする場合は人数に差が出るのは当たり前です。
また、「親族」「仕事」「友人知人」の3つに分けて招待客を想定してリストアップするのもおすすめです。全体の招待人数に関わらず、まずはどんどん挙げていきます。この3つのカテゴリを意識すると、会場内でのテーブルの配置もイメージしやすくなります。各カテゴリで1卓以上あるようにしましょう。
そこから、結婚式のテーマや雰囲気に合わせてバランスを調整します。アットホームなパーティーなら友人を多く、お世話になっている方をもてなしたい場合は仕事関連のゲストを多めに、といったように増減していきましょう。
基準を設け、優先順位を付ける
招待客を選んでいると、「この人は呼んだほうがいいのかな?」「親族をどこまで呼べばいいかわからない…」など、線引きで迷ってしまうことが出てくるはず。結婚式は二人が本当に呼びたい、祝福をしてほしいと思うゲストを呼ぶのが大事です。リストアップしたゲストに、「絶対に招待する」「都合が合えば来てほしい」「保留」など優先順位をつけておきます。
学生時代の友人が多くて招待の線引きに悩む場合などは、「1年以内に会った人だけ」「交通費の支払いが必要ない人だけ」のように基準を設けましょう。
また親族関係で迷う場合は、親に相談するのが一番。招待できる人数を伝えた上で、リストアップをお任せするのもいいでしょう。