秋を迎えていよいよ結婚式シーズンです。色とりどりの花や実ものも取り入れることができる秋のウェディングフラワー。会場の装花やブーケを想像するだけで楽しいですが、選択肢も多くて迷ってしまいますね。美しい秋ならではのお花のデコレーションや、発注する際のコツを「ミルフルール・フラワーデザイン」主宰・フラワーデザイナーの水野麻紀さんに伺いました。

10月、11月のウェディング。ブーケや会場装花にはどんな花材がおすすめでしょうか?

「気温も安定してきて、温度や湿度に繊細な花を積極的に利用できる最高のシーズンです。ダリアは大輪で見栄えもするのでぜひ取り入れてみたい花材です。赤、オレンジ、黄色などカラーバリエーションも豊富なので、希望の色味を選ぶこともできます。ローズヒップ、シンフォリカルポス、フォックスフェイスやパンプキンなど豊富に実ものを使えるのもこの季節ならではです。さりげなくフルーツを合わせたりしても、実りや収穫の演出ができますね。」(水野さん)

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「最近のトレンドとしてはテーマを決めたコンセプトウェディングとして、小物づかいにこだわるカップルが増えています。キャンドル(会場によっては消防法の規定によってキャンドル等火器を含む持ち込みが一切禁止されているところもあるので、事前の確認が必要)はもちろんのこと、アンティークの本でシックに演出したり、二人が出会ったきっかけになった趣味の楽器を飾ることもあります。また、新婦が好きなパンダのぬいぐるみを各所に取り込んだり、ハワイ好きの二人なら貝殻やガラスにいれた砂を飾ったり…。こうしたこだわりの小物づかいの中に装花をさりげなく取り入れると面白いですね。」(水野さん)

秋のウェディングにおすすめの会場装花のカラーは何でしょうか?

「パステルカラーのような淡い色合いやオールマイティなピンク系はまさにウェディングカラーですが、思い切って黄色、赤、オレンジやこっくりした深みのある色の組み合わせは温かみが感じられてこの季節にぴったりです。赤みのある会場のライティングと調和して、より一層華やかさを増してくれます。」(水野さん)

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秋のウェディングでブーケや会場装花をオーダーする際にはどんなことに注意すればいいでしょうか?

「自分のためにこんなにたくさんのお花を注文されるのは誰でも初めてのこと。好きな花や思い出の花、花の図鑑を片手にあれこれ取り入れたくなってしまいますが、実際には花によっては散りやすい、萎れやすい、香りが強すぎる場合もあります。また会場の強い照明や熱気、持ち歩くブーケなど、ハードな環境に耐えうる花はある程度限られてきます。まずは担当のフローリストさんに季節の花の種類を相談しながら、イメージを広げていくようにされるとお花にかける検討時間に余裕もでき、納得できるコーディネートを実現できると思います。」(水野さん)

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白ベースはもちろん、パステルカラーも暖色系も似合う秋。好きなテーマカラーに合わせてお花も選ぶことができますね。温かみのある色の花や実は、今後の二人の家庭が豊かなものになるようにという願いも伝わります。また雑貨をつかって新郎新婦ならではの個性的なディスプレイを楽しむことも!

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協力・写真提供
Mille Fleurs Flower Design ミルフルール・フラワーデザイン