いざ結婚をしようとなった時にどうしても気になってしまうことの一つに「義両親との同居」があります。特に最近の夫婦は義両親に限らず、親との同居を嫌がることがあります。世代が大きく異なるので、色々な面で価値観の相違があり、トラブルが絶えないことも分かります。ただ、そのイメージだけで同居を最初から除外するのはもったいないと思いますよ?
実はメリットだらけ!義両親との同居のススメ
同居のススメ1:経済的なサポート
どちらが主の家に同居するか、また家族の考え方にもよりますが、基本的には家計経済的な合理化が期待できます。単純に、2つの家族が1つに暮らすことで総じれば光熱費などの軽減につながるほか、例えば、住宅ローンだけ負担をしてくれたり、生活費の一部を負担してくれたり、食費もサポートしてくれるなどといったケースがあるようです。また、2人の間に子供がいれば、祖父母として孫に何か買ってあげたいという心理がはたらき、あなたが負担しなくてもプレゼントをしてもらえることがあります。特に大きな買い物になればなるほど「協力してあげよう」という気持ちになるものです。
同居のススメ2:家事や育児のサポート
同居にも様々なスタイルがありますが、少なくとも共有スペースの掃除などに協力してもらえるので家事の軽減につながる可能性が高いです。特に共働きの場合、出かけに洗濯機を回して、干したり取り込んだりするのは義両親がしてくれる、こんな分担も可能です。小さな子どもがいる場合、家に義両親がいると面倒を見る大人がいることになるので、保育園の入園優先順位を後ろに回されるかもしれません。そこで義両親の協力です。やむをえず、保育時間の短い幼稚園に行くことにしても、送迎や降園後の面倒を見てくれれば大きな問題はないでしょう。また、最近は祖父母と一緒に暮らすことで、子供は将来社会的弱者と呼ばれる人たちに優しく接することができるように成長するという研究結果も出ています。祖父母との経験はとても重要なのですね。
同居のススメ3:精神的なサポートを得られる
義両親は実の両親以上に優しく接してくれるかもしれません。もちろん、あなたの子供ではなく、あなた自身に対してです。あなたが義両親に気を遣うように、義両親もあなたに気を遣っています。あなたの扱いに慣れていない分、様子を見ながら接する義両親は、もしかしたらあなたのパートナーよりもあなたのことを親身に考えてくれるかもしれません。どんな小さなことでも丁寧にサポートしてくれる義両親の存在は、きっとあなたの精神的な柱となってくれるはずです。
同居に成功しそうな義両親の見極め方
同居を成功に導くためには、どうやらあなたの努力だけでは実現が難しいようです。つまり、義両親が同居に向いているかどうかを見極める必要があります。この最大のポイントが「あなたのパートナーが両親に意見した時に、両親はきちんと話を聞いているか」ということです。
同居し始めてから、これまでの生活で培った文化が違うので意見が合わないということに気づくことは十分考えられます。中にはどうしても納得できない、譲れないこともあるかもしれません。そんな時に間に入ってくれるパートナーが、あなたの味方になって義両親(パートナーからすれば実両親)に強く意見できるか、それを聞いてもらえるのかというところが重要です。
もし、義両親があなたのパートナーの意見を頭ごなしに否定したり、あなたのパートナーが簡単に言いくるめられてしまったり、そもそも意見することすらしなかったりする場合は、万が一の時にあなたの味方となる存在がいなくなるということを意味します。このような場合、フラストレーションがたまり、同居の継続が難しくなるかもしれません。
同居を成功させるために必要なこと
自分一人の努力だけではどうにもならないことがあります。相手が義両親だと気を遣うでしょうから、ここでは特にパートナーの協力が必要不可欠です。同居は一度始めたら解消することはなかなか難しいものなので、まずは納得できるまで話し合いましょう。そして、話し合いを長く持つことは決して同居に反対しているわけではないことも伝えながら・・・。そうした時間をしっかりとかけることで幸せな同居を手に入れられるようになるでしょう。