愛する恋人と結婚。ついに目の前に幸せな未来が目の前に開けているこのときに、不安にさいなまれたり、気持ちが落ち込んできたりすることもマリッジブルーといいます。はっきりとした原因があることもありますし、いったい何故そんな気持ちになるのか分からないこともあるようです。
“マリッジブルー”夢が現実に!その現実が怖い…!?
私はこれでマリッジブルーに…その原因とは?
結婚式、披露宴準備で不満爆発
結婚式、披露宴準備はこれから夫婦になる2人として大切な共同作業といえます。そして、これこそがマリッジブルーの原因になりやすいとか。たとえば、相手が自分の意見ばかりを主張して妥協ばかりさせられる、逆に「君が適当にやっておいて!」とばかりに、自分だけでやらされるなどです。このときの態度は配偶者に対しての基本スタンスが現れているといえるでしょう。もし、どうしても不満に思えるなら、自分の意見をぶつけるべきです。また、相手が全部任せたいタイプなら、開き直っていっそ全部仕切ってしまうというように、自分のスタンスを決めて思い切ってしまうのもありかもしれません。
相手が親や周囲の言いなりで、こちらへの配慮がない
恋人時代とは違い、結婚となると相手の親や家族の存在は無視できません。とくに親は子どもの結婚に関して自分なりの希望をもっていることもあるでしょう。良かれと思っているにせよ、相手の親が自分の希望を押しつけてくることもあるかもしれません。そんなとき、自分の親に対してどう反応するかはその人の性格や家族との関わりによって変わります。思いがけず、相手が親の言いなりになってしまい、それが不満に思える場合もあるかもしれません。しかし、裏を返せば、それは相手が親思いであるともいえるので、難しい問題です。このことは結婚生活において、ずっとつきまとう試練となることも考えられます。
仕事を辞める、遠方への引越しなど、大きな環境の変化がある
新しい家族を築くためとはいえ、家族、人間関係、慣れ親しんだ環境など、生活の基盤になることを失う、その喪失感はとても大きなものです。自分だけが相手のために大きな犠牲を払っていると被害者意識を強くもち、相手を責める例もあるようですしかし、考えようによっては新しい土地で新しいこと、新しい友だちを得るチャンスでもあります。ただ失ったものを思い続けるより、これからの未来に目をむけることが大切です。
確たる理由はないが、漠然と不安を感じることも…
たとえ長い交際期間を経て結婚するカップルでも、結婚前に同棲していたとしても、改めて夫婦になるというのは、2人にとって大きな変化です。夫婦とは公に認められた関係ですから、それだけにお互いに責任が伴います。また、夫婦としての夢を抱くからこそプレッシャーも感じることでしょう。幸せなはずなのに、そんな関係の変化に漠然と不安を感じる方も少なくないようです。
こうした不安については、それほど深刻に受け止める必要はないかもしれません。いざ結婚してみて、現実的に2人の生活がはじまれば、すぐにきれいさっぱり消えてしまうことが多いようです。
マリッジブルーへの完璧な処方箋はないけれど…
結婚を控えて100%なんの不安も、緊張も、気負いもないという方のほうが少ないと思います。また、おとぎ話でもない限り、どんな結婚でも完璧で何一つ問題がないということもあり得ません。そして、結婚する前、したての時期を懐かしく感じる日はいつか来ます。だからこそ、あまり思いつめず、考えすぎず、人生の中で滅多にはない幸せなこの時期を楽しむほうがお得なのでは?と思います。