元々は花嫁を悪魔から守るため、身近な女性たちが花嫁に似た衣装を身につけて結婚式に出席したのがはじまりといわれているブライズメイド。彼女たちは花嫁に付き添い、お世話をし、結婚式に花を添える存在です。欧米では一般的な習慣ですが、最近では日本でも取り入れられるようになりました。
日本人からすると女性たちがお揃いのドレスを着て花嫁に付き添うというだけでもお洒落で可愛らしいと思ってしまいますね。ところが、これがなかなか難しいようです。海外の映画やドラマでもしばしばブライズメイドのお揃いのドレスがダサいと揶揄するシーンがよくあります。花嫁を含めて全員合わせて素敵に見えるコーディネイトとなると至難の業のようです。ここでは、ブライズメイドのドレスの、着こなしのポイントを基本編と応用編に分けて解説します。
基本編 何はなくとも統一感!
花嫁との統一感は必須
花嫁を中心にみんなで整列にした際にまるで1つのブーケのように統一感があるのはとても大切。花嫁がシンプルなドレスなら、ブライズメイドのドレスもシンプル、同じ色のブーケを持ったり、ブライズメイドのドレスの色を花嫁の衣装のアクセントにしたりするのもいいでしょう。
年齢に合わせた色選びが重要
ブライズメイドのドレスの基本は白以外の色で、同色で統一します。色選びがとても大切というわけです。似合う色は人それぞれだと思いますが、ブライズメイドたちの年齢にふさわしい色を選んでおくと間違いはないでしょう。濃い紫、ベージュといった落ち着いた品のある色なら30代以降のブライズメイドにもよく映えそうです。10代や20代の若いブライズメイドなら明るいピンクや空色なども可愛らしいでしょう。
アッシャーとの統一感も大切
日本では不在の場合もありますが、アッシャーは本来ブライズメイドを立てる際には必須です。アッシャーは花婿側の付き添いで、男性が務めるのですが、ブライズメイドとは対になる存在で、必ず彼女たちと同じ人数必要です。本場の結婚式では、新郎新婦が式場を退場した後にブライズメイドとアッシャーがそれぞれカップルになって腕を組み退場します。ブライズメイドのドレスの色をアッシャーのコーディネイトのどこかに取り入れるなど、統一感があるといいでしょう。
応用編 常識にとらわれず、もっと個性的に!
記念撮影のポーズはあらかじめ決めておこう
花嫁を中心にした記念撮影、これのためにブライズメイドになったといっても過言ではありません。ただ普通に立って微笑むだけではもったいない!事前にどんなポーズをとるか決めておいて素敵な写真を撮りましょう。丈の短めのスカートで合わせたならモデルのように脚を綺麗に見せる立ち方で合わせたり、仲が良さそうに腕を組んだり、花嫁より一歩下がって背景のようにさりげなく立ったり、みんなでブーケで顔を隠して整列してみたり、このときならではの素敵な写真を撮りたいものです。
それぞれの個性でコーディネイトを楽しもう
まるっきり同じドレスでなくても、同じ色、同じトーンのドレスで統一するのも素敵です。また、同じドレスの色違いというコーディネイトもいいでしょう。この場合、並んだときのバランスなどをあらかじめ確認しておくといいですね。
ブライズメイドならNGコーディネイトでも可?
本来結婚式のお呼ばれの際は、白、白に近い色、柄物、バイカラーなどはNGです。しかし、このようなNGコーディネイトでも花嫁のドレスとの相性がバッチリで素敵に着こなしているブライズメイドたちもいます。
とはいえ、こうしたNGコーディネイトを良しとしない方もいるのでその点は踏まえておいたほうがいいですね。
ちびっ子ブライズメイドを加えてもOK
ブライズメイドのメンバーに小さな子どもに加わってもらうと、フラワーガールなどを務めてもらえますし、その可愛らしさからマスコット的役割を果たしてもらえます。お姉さんたちとお揃いを着られれば小さなブライズメイドも大喜びするでしょう。
ブライズメイドになってお呼ばれを楽しんで!
いかがでしたでしょうか?結婚式のお呼ばれの装いを楽しむという意味でも、花嫁をさらに引き立てるという意味でも、ブライズメイドはとても素敵な演出といえるでしょう。ぜひ花嫁を含めて自分たちらしい素敵なコーディネイトを考えて、結婚式を盛り上げ、楽しんでいただきたいと思います。