さまざまな統計から調べてみると、8割以上の花嫁がブライダルエステを実践しているようです。ドレスを美しく着こなすことを考慮して、フェイシャルエステはもちろん、デコルテや背中、二の腕など、ふだんはあまりお手入れをしない箇所も、入念にケアしておきたいポイントです。
和装の場合は、和服からのぞくうなじ・背中上部を集中ケアするエステがオススメです。ブライダルエステの手を抜いてしまったら、せっかくの晴れの舞台も残念なことになりかねません。
「都内の有名なホテルで行われた知人の結婚式での光景です。新郎の招待客にメディア関係者も多いことから、かなり気合が入ると期待。でも花嫁の姿に、びっくりしました。ウェディングドレスからにょっきりとはみ出ていたのは、はちきれんばかりの太い二の腕。ブライダルエステをしなかったのでしょうか。せめてレースのケープを肩からかけて二の腕を隠すなど、ドレス姿を美しく見せる工夫が欲しかったですね。」(40代女性・既婚者)
綺麗なウェディングドレス姿を披露するためにでは、ブライダルエステをできるだけ完璧なものにしたいですね。では成功するブライダルエステを考察してみましょう。
ブライダルエステ、成功のポイント
- ブライダルエステをスタートする時期は、挙式の形式や、ドレスの肌の露出具合が決まってから決める。
- ブライダルエステの費用を、さまざまな統計から調べてみると、花嫁の意識の差がくっきり浮かび上がります。4万円未満が3割、12万以上が2割強。平均9.2万円。 ブライダルのために1~2回程度の人と、結婚式をきっかけに結婚後も綺麗をキープすべくさらにそれ以上通う花嫁の2つに分かれることが伺えます。狙いを定めて予算を考案しましょう。
- サロンの選び方は、ホームページやカタログだけでなく、実際に問い合わせをしてみましょう。希望に応じたコースや回数を勧めてくれますから、サロン選びの決め手になります。
- 開始は挙式の3か月前かが望ましいですが、仕事などで時間が不足しがちな場合は、サロンのセラピストと相談して、スケジュールを決めましょう。
- 自宅でのブライダルエステもお勧めします。エステサロンでのエステと並行して行うと効果がバツグン。またどうしてもブライダルエステを活用できない人も、せめて自宅エステを行ってみましょう。
忙しい方に-自宅で手軽にエステをする方法
アロマサロン「メイプル」のセラピストで、美活コンシェルジュの宇田川千春さんがお勧めする自宅エステをご紹介します。
宇田川さんのサロンでブライダルエステを希望する人の悩みベスト5は次の通り。
- 小顔
- 美肌
- 二の腕
- デトックス
- デコルテ、背中
「小顔はマッサージの効果を望めます。美肌は、パックや基本のコスメでクリアー。二の腕はマッサージ、デトックスは食事の改善やハーブ、アロマの活用です。デコルテや背中は、汚れだけでなく、肌荒れや内臓疾患も考えられます。全身のマッサージやフォローアップなど、プロに相談をしたり、施術してもらうことが、効果的ですね。」
小顔や二の腕のマッサージの基本は、硬い部分を揉みほぐし、リンパの流れに沿って、流してあげること。
「むくみをとってあげるやり方と同じです。クリームやジェルを使いましょう。筋肉をほぐすコツは、強く押さないこと、リンパの場合は皮膚をひっぱらないこと。水分や血流の流れを良くすることによって、すっきりします。」
二の腕エステは、意外にもバーベルをせずに、リンパの流れを良くすることが大事。
「バーベルをやり過ぎると筋肉質になります。それよりもまず、腕を柔らかくしてあげて、リンパを流してあげるといいですね。私のお客さんで3か月続けてみたら、家族に褒められたそうです。」
ブライダルエステを根気よく、また集中的にやる遂げる秘訣は、何といっても家族やパートナーの褒め言葉なのです。
美活コンシェルジュ 宇田川千春さん
美活とは、「女性をからだの芯から、こころの奥から自然に美しくする活動」とのこと。
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