挙式前にぜひ行ってもらいたい健康や美容法を、美活コンシェルジュの宇田川千春さんに提案してもらうシリーズ。バスタイムを活用したデトックス美容の効果は前編でお伝えしました。後編では、入浴方法と、過ごし方について具体的にお伝えします。
さらに通勤途中や自宅でもできる軽い有酸素運動もデトックス効果を高めます。
エステに通わずとも実現する最高の美しさ-忙しい花嫁は自宅でウェディングデトックス(後編):美活コンシェルジュおすすめの美容法2
効果的な入浴方法と過ごし方
「長風呂が好きな人は、入浴前に水分を摂る、出てからも摂ることを心がけてください。水分は糖度の少ないものにしましょう。糖度6%のポカリスエットは大丈夫ですが、糖度10%のジュースなどは避けましょう。せっかくの痩身効果も台無しになりますから。」
また長風呂に耐えられない方は、音楽を聴く、お風呂テレビを楽しむ、肩こりを和らげるお風呂グッズでマッサージをするなど、何かしながら過ごす工夫をするとよいでしょう。
「長湯を楽しむ方法を自分なりに持つと便利です。」
肩こりを感じたら、お湯につかった状態でストレッチも効果的。
「右腕を左腕で、左腕を右腕で伸ばしましょう。気持ちいいと感じたら、効果がある証拠ですね。」
ワーク別効果的な入浴
1. デスクワーク
パソコンで仕事をする方は、肩や首の凝り、目の疲れが顕著。 「肩まで湯船につかり、肩や首をもんであげて、リラックス。お風呂の中で肩を上げ下げするなど、筋肉を柔らかくほぐしてあげると、血行が良くなります。」
2. 販売や製造などの立ち仕事
立ち仕事の人は、むくみを緩和してあげるのが、大事です。 「お風呂の中で筋肉を活性させるマッサージをしてみましょう。ひざや足首の上げ下げや、ふくらはぎを揉みながら、リンパの流れをスムーズにするといいですね。」
3. 営業など一日中動き回る仕事
一日中ハードに歩き回る仕事の人は、筋肉疲労を和らげることが大事。疲れていても、シャワーよりも入浴を優先しましょう。 「眠る暇のないほどの忙しい人には、長湯を避けて、ぬるま湯に5分間浸かるだけでいいでしょう。バスから出てから30分後に体温が下がります。下がると自然に眠気がやってきますので、深い眠りにつくことができます。」
半身浴のポイント
半身浴をする場合の注意点は次の通りです。
「半身浴は元々心臓病の人に合う入浴法でした。水圧による心臓の負担をなくすことが目的だからです。健康な人に気をつけてもらいたいのは、上半身が冷えるというデメリット。半身浴をするなら、冬場なら浴室や部屋などを予め温めておきましょう。また10分以上長く入ると、血行が良くなります。」
身体を温めるアロマ
「マジョラム、サイプレス、ローズマリー、クラリセージ、ゼラニウム、などをお風呂に3-5滴を垂らしてください。最初は3滴から。強すぎて眠れなくなると困りますから。水分補給は、お風呂に入っている最中からこまめに摂りましょう。一気に飲むと身体に吸収されず出てしまうので、こまめがポイントです。」
加えて有酸素運動を続けられればベスト
「軽い有酸素運動で汗をかくことが大事」と宇田川さん。
有酸素運動といえば、ランニングやエアロビ、筋トレなどを想像しがちですが、階段の上がり降り、早足でのウォーキング、自宅での踏み台昇降も、りっぱな有酸素運動。代謝をあげることによって、疲れ物質が排除されます。筋トレをやり過ぎると、疲労物質の乳酸が溜まるので、ハードな運動は避けましょう。
代謝が、上がれば老廃物も出やすくなります。老廃物は、汗だけとは限りません。整体やアロマエステが終わりと、腎臓などの内臓が活性化するため、尿意を催す人も多いでしょう。尿も老廃物。尿を体外に出すことも、デトックスの一つなのです。
「お風呂でじっくり汗をかいて、余分な水分を出し、水分補給をすると、お肌も綺麗になります。身体が温まれば、便秘解消や、肩こり解消など嬉しいことも沢山ありますね。挙式当日には、心身共に晴れやかにスッキリと迎えられます。」
最も手軽でリラックスしながら、健康になれるバスタイムの過ごし方は、挙式が終わっても役に立ちますね。有酸素運動も、軽いものなら、負担が少なく、長続きしそうです。
美活コンシェルジュ 宇田川千春さん
美活とは、「女性をからだの芯から、こころの奥から自然に美しくする活動」とのこと。
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