男性から女性へ愛の証として贈られる婚約リング。紀元前1世紀ごろ、古代ローマ時代の、鉄の指輪がはじまりとされています。鉄が金の指輪になり、やがて宝石がつくようになってきました。日本では、明治以後の西洋化の流れの中で広まってきたそうです。
よく映画やテレビドラマでは、プロポーズのシーンに婚約リングが登場します。「あれ?婚約リングは男性が買うもの?」と、思われた方も多いでしょう。実際には、ジュエリーショップなどを二人で訪れて購入されるカップルも多いようですが、そんな時に、ショップ店員にお任せするのではなく、きちんと女性にアドバイスができるといいですよね。
インターネットで検索すると、様々なデザインの婚約リングをみることができます。きっと女性は、リングのデザインをみながら「こんなのがいいなぁ」などと思っているはずです。
でも忘れてはならないことがあります。それは、リングは指につけるものであるということ。これって当たり前のことなのですが、どこのジュエリーショップ・メーカーも指輪のデザインしか出ていないのです。これだと、指にはめた時のイメージができないですよね。
指輪にはサイズというものがあります。サイズは内周で決められていて、1号(内周40.8mm)から24号(内周64.9mm)まであります。日本女性の平均的な指のサイズは、6号から9号といわれていますので、ほとんどの指輪は、このサイズの中にきれいに収まるようにデザインされています。しかし中には、6号よりも細い指や、9号よりも太い指の女性もいます。指の太さとのバランスを考えて、リングのデザインを選ぶのがオススメです。
細い指の場合は、あまりリングが太くなってしまうタイプは、指とのバランスが悪くなりがちです。リングの腕がほっそりとして、ダイヤモンドが1粒のソリティアタイプのリングがいいでしょう。逆に太い指の場合は、ある程度太いリングの方が、バランスが取りやすくなります。小粒のメレダイヤをぎっしりと敷き詰めたラグジュアリーなパヴェタイプのデザインがいいでしょう。
女性の好みのファッションとのバランスも大切です。ラグジュアリーでデコラティブなファッションが好みの方であれば、婚約リングもある程度主張が強いデザインの方がいいでしょう。シンプルでベーシックなファッションが好みの方であれば、すっきりとしたラインが出てくる婚約リングの方が馴染むはずです。
「婚約リングなんてわからないよ」とあきらめずに、この位のアドバイスができれば、きっと二人の愛も深まるはずです。