3月14日はホワイトディです。義理チョコ全盛時代を過ごした既婚女性の皆様から頂いた「義理チョコ」のお返しをしなくてはならない日です。どうしたものかと戸惑う男性も多いのではないでしょうか?もともと、ホワイトディは、バレンタインディが定着してきたことで、菓子業界を中心にビスケットやマシュマロ、キャンディなどを「お返しの贈り物」として宣伝するようになったのが始まりです。そこで、既婚女性に贈るホワイトディギフトについてポイントをご紹介します。
既婚女性へのホワイトデー対策-高価でなくても、好みの物をプレゼントしよう
「おやつ」の延長線上はサイアクです
バレンタインのコラムでも紹介しましたが、男性社員一同で1つ大きなクッキーやビスケットの詰め合わせを買って、女性社員の方に「お好きにどうぞ」とって、コーヒーコーナーの近くにおくことも多いようですが、女性の場合は、このような「おやつ」の延長線上は、最悪のお返しのやり方です。なぜなら、みんなに平等に、同じモノをというのは、男性の場合は意外と受け入れやすいものですが、女性の場合はそうはいきません。ニコニコと笑いながらも、「みんなと一緒」というのは、小さな不満を生んでしまうものなのです。
女性は、承認欲求を満たしてあげることが大切
あるキャリアコンサルタントから聞いた話なのですが、男性に比べて女性は「ほめて育てる」ことが教育研修のキモだそうです。なぜなら、女性は男性に比べると「自分の存在を認めて欲しい」「自分のことをわかって欲しい」と考えている方が多いからです。決してすべての女性がそういう風に考えると断言はしませんが、いわゆる「女性脳」「男性脳」という概念でみると、「女性脳」は周囲から評価される承認欲求が高いのに対して「男性脳」は周囲を牽引していく自己顕示欲やリーダーシップが高いのです。
これに当てはめてみると、「おやつ」の延長線上がNGであることはおわかりになるでしょう。「みんなと一緒」ということは、女性一人ひとりのことを考えていないという「証拠」になってしまいます。既婚女性だからといって、身構える必要はありません。でも、気持ちの上では、「あなたのことを考えて選びました」という姿勢を示してあげることが、一番うれしい「ホワイトディ」のプレゼントになるのです。
私のために選んでくれたという、行為が伝わるように
どのようなものがプレゼントとして相応しいのか?一番気にしなくてはならないのは、「バレンタインのお返し」ということですから、あまり貧相なものを贈るのは避けた方がいいでしょう。男性と違って女性の場合は、家に持ち帰ることができるものでも、あまり大きな問題にはなりません。なぜなら、旦那さんがそのようなプレゼントを妻が持ち帰ったとしても、あまり大きな問題にはしないからです。
「所詮、お返しだろ?」その程度の意識でしかないからです。ここがバレンタインのように、「愛の告白」を前提としたものと、お返しとして受け取るものの違いです。
高価なものである必要性はありません
「ホワイトディは○倍返し」などという伝説もあるようですが、あまり高価なものは、お返しのプレゼントとしてはおすすめしません。返って、「ミツギモノくん」などと陰口をいわれそうです。おすすめなのは、お好みのお菓子やケーキです。さりげなく好きなものを調べておいて、「これ、お好きではなかったですか」とさりげなく渡すのがスマートです。
個人的におすすめなのは「本」です。その人をイメージさせる主人公が出てくる小説や詩集などもいいと思います。また、外国の街の景色や自然を撮影した写真集などもおすすめです。そうすると、渡した後に感想を聞くこともできます。高価でなくても、「あなたに相応しい一冊」を選んだという、あなたの行為が伝われば、それは立派な「ホワイトディ」になるはずです。