プロポーズが成功して親への挨拶も終わり、いよいよ次は結婚式の準備。本番の1年ほど前から準備を始めるカップルが多いですが、その準備はどうしても新婦が主体となるカップルが多いようです。結婚式に多くの憧れや希望を持つ女性に「好きにしていいよ」と丸投げしてしまうのではなく、一緒に準備を進めることで当日の感動や二人の絆が違ってくるはずです。
【新郎必読】新婦に任せっきりはNG!新郎が押さえるべき結婚準備のポイント
役割分担が大事
新郎新婦の好みやウェディングに関する考え方が完全に一致している場合を除き、披露宴で重視したい演出や予算感など、どこかに意見の食い違いが出てくるのは当たり前のことです。また、仕事や家事など忙しい毎日を送るなかで、どれだけ結婚準備に手間暇を割くか、その優先順位も二人の間で異なるかもしれません。一年ほどの長い結婚準備期間を二人で協力しながら進めるためには、ある程度役割分担を決めてしまうのもおすすめです。どちらが主導となるか、役割分担を決めておきたい項目は主に以下のとおりです。
役割分担する項目
- 式場・会場選び
- 演出・プログラム決め
- ムービーやBGMなどの準備
- 衣裳選び
- 料理・ドリンク選び
- 会場装花
- 引き出物・プチギフト選び
- ペーパーアイテムや受付周りの装飾決め
- 受付や祝辞、余興などゲストへの依頼
- 招待状発送
まずはそれぞれが重視するポイントを整理し、準備に生かせそうな特技も把握しておきましょう。「ペーパーアイテムは手作りしたい。ハンドメイドが得意でセンスのいい新婦が担当」「プロフィールビデオやBGMにはこだわりたい。新郎が手配」といった具合です。まずはお互いがそれぞれ楽しんで進められるものを分担するといいでしょう。また、全体のテーマをあらかじめ決めておくことで、役割分担してもバラバラの雰囲気になることを避けられます。目指す雰囲気、方向性をまずは二人ですりあわせておきましょう。
また、お互いの知人に協力してくれそうな知人がいれば頼ってみましょう。二人きりで準備をしていると、時には意見がぶつかってストレスになってしまうことも。友人や親族、プランナーなど、第三者の意見も取り入れながら準備をしましょう。
役割分担の注意点として、「担当を分けたのだから一切手を出さない」という考え方ではなく、あくまでどちらが主導で進めるのかを決めるだけにしておきましょう。相手の意見も取り入れながら、また必要に応じて手助けし合いながら進行するようにします。結婚準備期間中にすでに一緒に暮らしている場合には、家事を分担することも重要です。
新郎が一番言ってはいけないこと
晴れの日に向かって準備をするなかで一番やってはいけないことは、無関心になって相手に任せっきりになること、また反対に自分一人で決めてしまうことです。「好きにしたらいいよ」「どっちでもいい」「これに決めたよ」「口出ししないで」は絶対にNG。あまり興味がない作業の場合は、少し言い方を変えて「よくわからないから任せてもいい?」「代わりに〇〇の準備をするね」というようにします。自分の意見を通したいときには「こういう理由でこうしたい」といったように、説明を尽くすようにします。言い方や姿勢を変えるだけで相手に与える印象も変わります。
結婚式は二人で準備をし、二人でゲストをもてなすための大切な機会です。せっかく開催することが決まったのなら、楽しんで準備をしないともったいないですよね。衝突してしまうこともあるかもしれませんが、お互いに後悔のない素敵な一日になるよう、よく話し合ってひとつずつ一緒に解決していきましょう。
スケジュールと予算の管理は二人で共有しよう
結婚準備をする上で忘れてはいけないのが、予算管理です。高額のお金が必要となる結婚式では予算を設定し随時確認しておかないと、びっくりするほど最終的な金額が膨らんでしまいかねません。最初にプランナーから提示される見積もりに加えてどのくらいまで費用を割けるのか、どんなことによりお金をかけたいか、そしてどのくらい入ってくるお金があるのかをシミュレーションすることがカギとなります。
会場との打ち合わせを主に新婦がする場合には、新郎が客観的に予算管理を行って二人で再確認し、スケジュールと併せて全体を把握しておくようにしましょう。結婚準備用のアプリやノートを使い視覚的に確認できるようにすると、早めにお祝いをいただいた場合や経費が必要になったときなど、お互いの認識のすれ違いを防ぐことができそうです。
新郎がリードしたい結婚準備
協力し合うことが大切な結婚準備ですが、新郎が積極的に行いたい準備もあります。
ウェルカムスピーチ、新郎挨拶
披露宴の最初のウェルカムスピーチと、最後の締めの挨拶となる新郎挨拶は、列席してく れたゲストへのお礼の気持ちを込めた大切なメッセージです。もっとも緊張する場面となってしまうかもしれませんが、感謝を伝えるためにしっかりと文章を考えるようにしましょう。本やインターネットで文例を見つつ、自分たちらしい言葉を選びましょう。自宅でのイメージトレーニングや練習も効果的です。
新婦のエスコート
結婚式から披露宴まで、新郎新婦は中座を除いてずっと寄り添い、その際新郎は新婦をエスコートする形になります。結婚式前には簡単なリハーサルを行うことが多いですが、不安な方は打ち合わせの中でプランナーと一緒に練習をしておくといいでしょう。また姿勢正しく堂々と歩けるよう、鏡の前で確認する癖をつけておくのもおすすめです。
新婦へのサプライズ
披露宴の中で新婦へのサプライズをしようと考えているのなら、行き当たりばったりではなく念入りに準備を。プランナーと打ち合わせておくことで、本番までに新婦に内緒で進行することができます。