11月22日は“いい夫婦の日”。今やその認知度はかなり高いもののようです。私は以前までそれは単なる語呂合わせでなんとなくそういわれているだけだろうと思っていたのですが、実はそうではありません。
財団法人余暇開発センターによって提唱されたのは1988年のことなので、意外にも歴史がありますし、キャンペーンとして、「パートナー・オブ・ザ・イヤー」選出や、夫婦川柳コンテスト、プレゼント企画、アンケートなどを行っています。2014年からは公式ホームページでは、プレゼント専門サイト『ベストプレゼント』とタイアップ企画を行っていますので、これをきっかけに11月22日は夫婦でプレゼントを贈り合う日になっていくのかもしれません。
2010年度の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」受賞者が…
いい夫婦の日のキャンペーンでもっとも注目度の高いのはなんといっても「パートナー・オブ・ザ・イヤー」。毎年芸能人、スポーツ選手カップルなど有名人が選ばれます。
この賞では一般の方からの投票を行っており、投票結果は「皆さんの理想のカップル」として発表します。しかし、「パートナー・オブ・ザ・イヤー」の選考は一般応募の得票数だけでなく、その推薦理由や社会背景を参考にしているとのことで、理想のカップル1位が選ばれるわけではありません。
因みに、2011年度の受賞夫婦は、現在離婚問題が報じられている高橋ジョージ・三船美佳ご夫妻。そして、前年の2010年は、野村克也・野村沙知代ご夫妻、佐々木健介・北斗晶ご夫妻でした。受賞カップルは、夫婦についてのインタビューに答えているのですが、高橋ジョージ・三船美佳ご夫妻は言葉を尽くしていろいろと語っています。それに対して、野村克也・野村沙知代ご夫妻、佐々木健介・北斗晶ご夫妻の解答がとてもあっさりしています。
とくに面白かったのは、「いい夫婦になるコツ」として、夫婦円満の秘訣を問う質問に対して、野村克也・野村沙知代ご夫妻は「お互いに見て見ぬふり」と答え、佐々木健介・北斗晶ご夫妻は「(晶さん)言いたい事はその場で言う/(健介さん)妻のみね。」とのこと。
極めつけは、「生まれ変わったらお二人はまた結婚しますか」という質問に対して、野村克也・野村沙知代ご夫妻はお互いに「もう結構。あの世で会っても顔を合わせたくない。(笑)」と回答しています。この余裕と貫禄…さすがとしか言いようがありません。
円満の秘訣はともかく、なるほど盤石の夫婦というのは公衆の面前でも余裕があるもので、お互いに何を言っても大丈夫、取り繕う必要も、飾る必要もまったくないのだなと思いました。このインタビュー、他の受賞者のものをかなり読み応えありますので、結婚されている方も独身の方もぜひチェックしてくださいね。
2015年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」は!?
一般からの投票である「理想のカップル」の1位は、乳ガンの告白と、共に戦う家族の姿を見せてくれた、佐々木健介・北斗晶ご夫妻ではないかと予想します。何度も1位に輝いている最強夫婦でもあります。それから、美男美女で知名度も人気も高く、第一子誕生が話題になった堺雅人、菅野美穂ご夫妻も上位にくるのではないでしょうか。
少子化、未婚化がすすむ昨今、子どもをたくさん産み育ててくれるカップルは国の宝。個人的には、元気で華のある辻希美・杉浦太陽ご夫妻が今年のパートナー・オブ・ザ・イヤーを受賞すれば面白いように思えます。いずれにしても、今年はどんな夫婦に世間の関心が集まっているのか、楽しみです。
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