最近披露宴に招待客として出席する機会がありました。新郎新婦は職場結婚で、同じ職場から大勢の人が招待され、1つのテーブルに座っておられました。また、新郎は日本でも著名な私立大学の卒業生で、同じ大学の招待客も別のテーブルに座っておられました。
総勢80名ほどの通常規模の披露宴でした。お若いカップルの披露宴でしたので、とても楽しみにして参りました・・・。が、中年おじさんからすると「これはないよね」なNGが3連発ありました。
披露宴、中年おじさんから見た「これはないよねNG」3連発!
1. 内ネタはNG
社内結婚で、同じ会社の人もたくさんお越しでしたので、会社関係のスピーチや余興がいくつかありました。その際、会社内の事情通でなければわからないジョークや寸劇等をしておられました。披露宴会場前方では会社関係の人がそれで大変盛り上がっていたのですが、それ以外の招待客には、何がおかしいのか、なぜそこで笑いが出るのか、全くわからない、という奇妙な状況になりました。
レッスン1:
招待客にスピーチや余興を依頼する際には、会社関係以外の人も大勢お越しになることをお伝えしておきましょう。また、自分がスピーチや余興をする場合には、一般受けするものが無難でしょう。
2. 下品な行為はNG
新郎は有名私大卒。同じ大学出身の友人たちが集まって余興をしておられました。緊張している新郎新婦に、少しでもリラックスしてもらおうというサービス精神旺盛だったのですが、若干過剰サービスぎみ。品のないメーク、衣装、言葉遣い等が気になりました。お若い方は「アッハッハ」で軽いノリで見ておられましたが、ご年配の方はニコリともせずご覧になっておられました。小生のテーブルでも、「あれはどこの大学だ?」という声も聞こえました。
レッスン2:
披露宴は公のお披露目の席なので、スピーチや余興の際は、自分が所属する(していた)出身校や会社の名前を背負っているということをお忘れなく。どこでだれが見ているがわかりません。
3. 年配者への配慮に欠ける演出はNG
披露宴は恐らく一生に一度。だから新郎新婦とも知恵をだし、すばらしいものに、招待客も喜んでいただけるものにしようと考えると思います。
是非、その際、若者目線ではなく、ご年配の方の助言も仰ぎましょう。それがあれば、きっと防げただろうと思う「事件」にも今回遭遇しました。 食事のメインディッシュが終わったころ、おもむろに「今から外庭へ出てください」と司会の方がおっしゃいました。デザートは庭に用意されており、新郎新婦はバルコニーから挨拶をし、階段で下の庭へやってくるという演出でした。小生は、新郎新婦そっちのけで、庭をぐるっとまわって、あれやこれやとデザートをいただいて大変満足していたのですが、ふと披露宴会場をみると、数名のご年配の方が残っておられ、また、つえをついたり、親戚の方につきそわれたりして外庭にでてくる方もおられました。
今回の結婚式ではおられませんでしたが、妊婦さん、未就園児連れの方、車いす等を利用される方をゲストとしてお招きされる場合は、特別な配慮が必要でしょう。私たちの披露宴では日本語がほとんどわからないアメリカ人を一人ゲストとしてお迎えしました。
お隣の席に英語を得意とする友人を配置しました。ちょっとした配慮があるといいですね。
レッスン3:
ご年配の方やその他、配慮が必要な人のことを考えた演出にしてみては? 披露宴はお披露目なので、さまざまなところに配慮することが必要でしょう。そうすることで新郎新婦のカブもあがり、結婚後、いろいろお世話していただけるものです。披露宴を計画する際には、是非、ご両親やご年配の方の意見も参考にしましょう。