ナイトウェディングとは、夕方から夜に行なう挙式&披露宴。夕暮れ時のロマンチックな光景や、窓の外に広がる夜景を最大の演出として楽しむことができます。フォーマルできちんとした雰囲気よりも、華やかで遊び心のあるパーティにしたいという新郎新婦がナイトウェディングを選んでいます。
ナイトウェディングのススメ―メリット&デメリットを吟味するのが肝心!
写真提供:名古屋東急ホテル
1. ナイトウェディングのメリットとデメリット
実際にナイトウェディングを行った新郎新婦の感想やゲストの評判からメリットとデメリットをみてみましょう。
ナイトウェディングのメリット
- 昼間の結婚式よりコストを抑えやすい。
- 人気の日取りや会場でも夜なら予約が取りやすい。
- キャンドル演出が盛り上がる。
- ゲスト、とくに遠方から来たゲストが高層階から見える東京の夜景や、スカイツリーや東京タワーなどの名所が見える景色を喜んでくれた。
- フォーマルなタイプのドレスではなく自分でデザインしてこだわって作った衣裳だったので、ナイトウェディングに合っていた。
- 遠方からのゲストが結婚式後宿泊し、翌日観光を楽しんでいた。
- 当日の昼間に仕事をして、ゆっくり支度をして出席することができたので週末の時間が有効に使えた。
- 堅苦しい雰囲気ではなくパーティ―のような感じで疲れず楽しかった。
- お酒が気兼ねなく飲めた。
ナイトウェディングのデメリット
- 子連れや高齢のゲストが出席できなかった。
- 遠方からのゲストのために宿泊予約と費用負担が必要。
- 天気によって式の流れや演出が左右される。
- 自然の光を利用できないので写真撮影が難しい。
- 二次会を同じ日に行うことができなかったので、別の日に衣裳をレンタルしたりするのが大変だった。
- 「お祝い事=日中に行うもの」という考えの年配の招待客の理解が得づらかった。
2. ナイトウェディングの流れと費用
17時か17時30分から挙式、18時か18時30分~20時30分か21時までが披露宴といったスケジュールが一般的ですが、会場によってはもう少し早めに挙式を行って、披露宴後にそのまま二次会という結婚式と二次会を同日中に行うスケジュールを組むことも可能です。当日開催が難しいようであれば別の日に改めて開催するのも○。
ナイトウェディングは人気の日取り&会場でも昼間より予約が取りやすく、価格もリーズナブルに設定されていることが多いです。しかし遠方からのゲストの宿泊費や、別日に二次会を行うことにした場合の衣裳レンタル代などがかかり、結局昼間の結婚式と総額は変わらなかったかも、という声も少なくありません。費用面でのメリットを考えてナイトウェディングを選ぶのであれば、全部でいくらかかるのかよく考慮した方がいいかもしれません。
3. ナイトウェディングならではの演出
ライトアップ
ガーデンや日本庭園、テラスなどをLEDライトでライトアップ。デザートビッフェやバルーンリリースなどの屋外演出をイルミネーションの中で行うとより一層幻想的な雰囲気に。
夜景
締めきっていたカーテンを乾杯の音頭とともに開けると窓の外には絶景が広がり、ゲストの歓声とともに結婚披露パーティの幕開けです。
キャンドル
階段や会場入口、テラスやガーデン、プールサイド、テーブルなどにキャンドルを灯して温かみのあるコーディネートに。新郎新婦が各テーブル1名のゲストにキャンドルを灯し、そのあとは隣のゲストに順番に点火リレーをするキャンドルリレーも人気。ゲスト全員のキャンドルが灯ると会場全体がロマンチックな雰囲気に包まれます。
花火
新郎新婦が各テーブルのキャンドルに火をつけるとキャンドルから花火、というサプライズ演出や、披露宴のクライマックスに花火を挙げることができる会場も。
4. ナイトウェディングの衣裳&服装
ナイトウェディングの会場は、フォーマルなスタイルより色味があり遊び心のある衣裳が似合う場所が多く、新郎新婦もそのようなデザインを好むことが多いでしょう。新婦のドレスは、トレーンが長いものやボリュームがあるドレスよりも、裾さばきがよく動きやすいAラインや、体にフィットしたマーメイドライン、ミニドレスなど。ネックラインはオフショルダーやビスチェ、ホルターネックなど少し露出度が高いものもナイトウェディングには適しています。新郎のタキシードは、光沢のある黒グレーなど外から入ってくる光がなくても照明によってきれいに映る色や素材がいいですね。タイ、ブートニアでカラフルに。
ゲストの服装は、挙式に参列するかどうかによります。挙式にも参列するなら一般的な結婚式の服装マナーと同じです。披露宴のみの出席であればナイトウェディングの場合はイブニングドレスが最も格の高い正礼装といわれていますが、友人の結婚式であればカクテルドレスやセミイブニングドレス、昼間の披露宴に出席するような服装で構いません。また昼間の結婚式ではNGである光沢のある靴やアクセサリーはナイトウェディングではOK。
5. ナイトウェディングにおすすめの会場(東京・横浜)
ホテルニューオータニ (東京)
「プレミアムナイトウェディング」プランあり。照明デザイナー石井幹子氏が手掛けた日本庭園のライトアップ。枯山水や太鼓橋を美しく照らします。
レストラン ルーク ウィズ スカイラウンジ (銀座)
地上221mの高さから東京の夜景を一望。チャペルや控室などウェディングのための施設も充実。
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル (品川)
品川駅直結徒歩一分。ロケーションを生かした「東京夜景×生演奏 大人のナイトウェディングプラン」もあり。
TEL:03-5783-1256
〒108-8282 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー26F-32F
第一ホテル東京シーフォート (天王洲)
地上100m の天空に浮かぶ「トップ・オブ・ザ・ベイ」。平日限定のナイトウェディングプランも。
TEL:03-5460-4646
〒140-0002 東京都品川区東品川2-3-15
横浜ロイヤルパークホテル (横浜)
横浜ランドマークタワー内のホテル。70Fスカイバンケットルームにて夕方以降の開催限定ナイトパーティープランも。
TEL:045-221-1111(代表)
〒220-8173 横浜市西区みなとみらい2-2-1-3