明治神宮外苑のイチョウ並木がもっとも美しい11月中旬、「ONE DAY PHOTO PLAN ワンデーフォトプラン」をリリースした明治記念館を訪れました。緑豊かな庭園、歴史ある建造物を背景にフォトウェディングがかなう明治記念館をご紹介します。

他の建物が写りこまない都内でも稀有な撮影スポット

明治記念館は東側に明治神宮内苑がある明治神宮外苑の一角に位置し、信濃町駅や青山一丁目駅から徒歩で訪れることができます。入口から一歩敷地内に入ると、面する外苑東通りを通る車の音もほとんど耳に入らない、都心とは思えない緑あふれる静謐な空間が広がります。都内で周囲に高い建物がなく、ロケーションフォトの背景に他の建物が写りこまない撮影スポットはなかなかないでしょう。

契約は衣裳選び後でOK

「ONE DAY PHOTO PLAN ワンデーフォトプラン」は、平日の10時または14時にスタートする所要時間約4時間のプランで、撮影希望日の60日前から1週間前までに予約をします。事前打ち合わせは不要で、電話で予約した後、当日明治記念館を訪れてその場で衣裳選びをするので、準備にかける時間がない、手軽にブライダルフォトを撮りたいカップルには便利です。

まずはサロンで衣裳選び。約10パターンの白無垢・色打掛の中から「この衣裳で撮影をしたい!」と衣裳を決めたら、次に契約手続きをする、という流れです。もし仮に気に入った衣裳がなければ契約せずにそのまま帰宅することも可能です。また契約となると20万円近くの支払いになりますがクレジットカードを使用できないため、現金を準備していきましょう。

着物のクオリティは流石の一言

衣裳選びの所要時間は約30分で、新婦の衣裳は10種類の白無垢や色打掛の中から一着を選びます。挙式ではなくフォトプランなので、多くの新婦が白無垢よりも色打掛を選ぶそうです。明治記念館の衣裳は歴史ある結婚式場ならではの、上質な相良織の豪華な刺繍が施された色打掛や、全面に鶴が舞うシンプルだからこその上品さが引き立つ白無垢など、「本物」ならではの輝くような質感や正絹ならではのしっとりとしたツヤがある上質なものばかり。

結婚式の衣裳というと、ランク分けされていてプランに設定されているのはスタンダードなものが多く、質がよくランクの高い衣裳は追加料金がかかることがあります。そのため実際にかかる料金が思ったより高くなりがちですが、こちらのプランでは「平日限定」ということもあり、追加料金なく豪華な衣裳もレンタルすることができるのが最大のメリットです。新郎の紋服は一種類。予約する際に新郎のサイズ(身長や体重)を伝えておくと準備しておいてもらえます。

一方で、衣裳の種類は撮影日によって異なるので、事前にその日どんな衣裳があるのかネット予約時には分かりません。どんな衣裳があるのか、気に入る衣裳があるのかどうか少し不安もありますが、どんな衣裳と出会えるのか一期一会の楽しみもあります。

記事
花嫁衣裳は10着の中から1着を選ぶ

ヘアメイク・着付けも安心してお任せ

契約手続きの後はヘアメイクと着付け(所要時間の目安1時間30分)。支度部屋に移動し、タブレットの10種類の洋髪の中からヘアスタイルやヘアアクセサリーを選びます。ヘアスタイルについては、髪質や髪の長さ、選んだ衣裳などに合わせてどんなヘアスタイルにしたいか、経験豊富なヘアメイクスタッフの方々が相談に乗ってくれます。

和装小物は、新郎新婦ともに購入するか(別途追加料金)、もし持っていれば持参しても。また、体を締め付けるようなイメージが強い和装ですが妊婦も数多く利用しているとのこと。安定期に実施する方が多いようですが、中には8か月の妊婦の利用もあったのだとか。

気配り上手で、高い技術のある着付けやヘアメイクの女性スタッフが対応してくれます。お話を伺ったヘアメイクスタッフの方と衣裳室のスタッフの方も「和装をする機会はなかなかないと思います。上質な着物と多くの着付け経験と技術、歴史を有するこの明治記念館で本物の和装のすばらしさをぜひ体験してほしい。」と自信をもって話してくださいました。

フロント脇には授乳室も完備されているので、出産後のご利用でも安心。

記事
10種類のヘアスタイルから1つ選ぶ

雨天時はキャンセルも可能、しかし室内撮影ポイントがまた素晴らしい

メインの撮影スポットはやはり広大な庭園です。明治記念館に伺ったこの日も含めて、この広大な庭園を毎日庭師の方が手入れをしているので、いつロケーションフォト撮影に訪れても芝生や季節の木々や花々が美しく保たれているでしょう。スタッフの方とカメラマンとともに外へ出て、憲法記念館の本館や儀式殿をバックにして撮影。和装の色味や輝き、ツヤが背景の濃い緑によく映えます。都心にもかかわらず周りに高い建物がないので、二人が立つ庭園の上には青空が見えています。

記事
記事
記事
芝生が爽快な庭園

この日は庭園で七五三の撮影も行われておりました。三世代にわたって結婚式や結納、記念日などに利用されている方も多いそうです。

この平日限定ワンデーフォトプランは、撮影スポットを自分たちで自由に指定することができません。そのため、当日イベントや結婚式など行事によって、撮影場所が限られる可能性はあります。また、平日とはいえ披露宴会場の数も多いので日によっては他のお客さんたちの視線が気になる人もいるかもしれません。ただし、ロケーションフォトを選ばれた場合は、豊富な撮影スポットで100カットもの撮影ができるのはうれしいですね。ちなみに撮影時間は1時間程度とのこと。

ロケーション撮影で気になるのはやはり雨天時の対応。このプランの場合、雨天時は延期やキャンセルが可能(キャンセル料はかかりません)とのこと。もちろん予定通り撮影をすることもできます。撮影可能な室内や屋根のある撮影スポットとしては、本館玄関車寄せ、新館ロビー、サロン・ド・エミール、儀式殿前などがあります。中でも由緒ある場所として有名なのが本館玄関車寄せです。今も皇室の方が訪れるときには使用するという車寄せで、天井部分には大きな菊のフォルムの照明がついています。

記事
本館玄関車寄せ
記事
儀式殿前回廊

その他にもサロン・ド・エミールの金鶏の壁や大きな漆塗りのマントルピース、大きなシャンデリアのある新館ロビーのらせん階段や厳かな雰囲気の儀式殿前の回廊など、瀟洒な装飾が施された美しい撮影スポットが多くあります。

アルバムは10カット入り、データは100カット

ロケーション撮影が終わったら、平服に着替えて終了です。コースによっては撮影したカットの中から専門のスタッフが10カットを選びアルバムにします。美しく装丁され、手にとっていつでも眺められるアルバムがあるのは嬉しいですね。表紙になるカットを含めて自分たちでどのカットをアルバムに含めるか選択することができない点は残念ですが、データでもらえる分の100カットという数はフォトウェディングのプランとしてかなり多い方なので、年賀状や結婚報告に使ったり、親に写真をあげたり、さまざまな用途に利用する分には自分たちで好きなように写真をチョイスできそうです。時期によって異なりますが、アルバムはおおよそ40日間程度で手元に届くそう。

記事
赤い糸などのアイテムをご自身で用意してこんな演出も素敵

撮影スポットやアルバム写真のチョイスはできないので、プロのスタッフにおまかせするスタイルではありますが、豪華な衣裳と美しい着付けで本物の「和装」をまとうことができ、歴史ある会場で撮影、データも100カットついて約20万円という料金はかなりのコストパフォーマンスの高さといえそう。お二人にとってもきっと満足いく一日になるのではないでしょうか。契約は衣裳選びの後でいいという気軽さも嬉しいですね。気になったらまずは問い合わせてみることをおすすめします。

明治記念館
ONE DAY PHOTO PLAN ワンデーフォトプラン
お問い合わせ:03-3403-1177 (明治記念館予約センター)