フォトウェディングや前撮り、海外の結婚式の写真などでもよく見かけるビーチでのロケーション撮影。ベールを太陽の光にかざしたり、二人で手をつなぎながらビーチを歩いたり・・・青い海を背景にあんなカットが撮れたらいいだろうなあと一度は憧れますよね。しかし、実際にはロケ地選びや天候が当日までわからないこと、衣装選びなど一般的なスタジオでの撮影に比べてハードルが高いイメージがありませんか?今回はハワイまで行かなくても国内でビーチフォトに挑戦したい方に役立つ情報をご紹介します。
国内で憧れのビーチフォト―知っておきたい基礎知識
沖縄でのビーチフォト
国内でビーチフォトといえばもちろん沖縄が一番人気ですね。沖縄本島では瀬底ビーチやハートロック、万座毛のある北部地域が撮影スポットとして特に有名です。離島では、石垣島と宮古島でのフォトウェディングがアクセスも良く、撮影スポット&衣装の選択肢が豊富で撮影環境が充実しています。新婚旅行を兼ねて前撮りや後撮りで訪れるカップルも多いですね。
沖縄のすべてのフォトウェディングスタジオでビーチフォトを手がけていますが、スタジオやサロンによってロケ地が限定されている場合もあるので、「ここで撮りたい!」と撮影スポットの希望がはっきりしている場合はその撮影スポットでのロケを行っている会社を探しましょう。全国展開している会社の場合は、東京や大阪で打ち合わせ&衣装選びができるところもあり便利です。
相場とスケジュール
沖縄までの交通費や宿泊費別で相場は衣装、ヘアメイク、アクセサリー・小物一式、ブーケ&ブートニア、写真データのセットで5万円~20万円程度です。衣装のランクや撮影場所、撮影時期によって料金が異なります。2泊3日で沖縄に行く場合は、1日目に到着、2日目撮影、3日目撮影予備日というスケジュールにすると一番スムーズです。
もちろん沖縄でなくともできるビーチフォト
「沖縄まで行く時間がないので日帰りでビーチフォトを撮りたい」というカップルにおすすめなのは湘南(七里ガ浜、江ノ島、由比ガ浜など)、大阪の「りんくうマーブルビーチ」や、神戸の「アジュール舞子」など。青い海と砂浜をいう素敵なロケーションで写真を撮れるのに、アクセスがよく移動時間がかかりません。仕事が休みの土日や、人が少ない平日に撮りたい方は「半休」でも撮影可能。二人でよく訪れた思い出の場所で、憧れのビーチフォトがリーズナブルに実現できますね。
ビーチフォトの衣装選び
砂浜での撮影では光や風を生かしたカットになるので、「重い」「かたい」「トレーンが長すぎる」ドレスより、「軽く」「やわらかい」「動きやすい」印象のドレスがぴったりです。トレーンの取り外しができる2WAYタイプのドレスもあります。また屋外なので肩や背中、足首など少し肌を出した方が景色と似合います。靴を脱いで裸足での撮影が多くなるので、ドレスを試着する時には靴を脱いだ状態でのバランスもチェックしておきましょう。海ならではのミニドレスやカラードレス、サンダル姿に挑戦しても楽しいですね。
ビーチフォトの注意点
「追加料金がかかって予算オーバーしてしまった」という声が少なくないフォトウェディング。ビーチフォトの場合はとくに、風や汗でヘアメイクが崩れやすいのでヘアメイクのアテンドがいるか?アテンドをつけてもらうと追加料金はいくらかかるのか?砂浜や海でドレスを汚してしまったクリーニング料金がかかるかどうか?をチェックしましょう。
またビーチフォトで最も心配なのが天候です。海の天気は変わりやすく、風向きや日の差し方もよく変化します。多くのスタジオではキャンセルを決定した場合キャンセル料がかかりますが、天候によってその日時に撮影ができなかった時には、別の日程に振り替えることができるスタジオもあるので事前に必ず確認しておきましょう。