最近は結婚式直後に新婚旅行に出かけるカップルは少なくなり、仕事の都合や行き先のベストシーズンに合わせて行くことが多くなりました。ふだんはなかなか長期の休暇は取りにくいですが、結婚休暇があればぜひ利用して一生に一度の旅を満喫してください。
[ハネムーン] ハネムーンを計画するポイント
新婚旅行を計画するときのポイント
行き先
- 大自然の中で過ごしたい、ビーチでのんびりしたい、世界遺産を訪ねたい、スポーツなどやってみたいこと、建築や美術など見たいもの、食べたいものなど・・・どんな新婚旅行にしたいか、どのような過ごし方をしたいか、二人で希望を出し合って行き先を絞り込んでいきましょう。
- お互いが海外旅行に不慣れな場合は、個人旅行ではなく添乗員が同行する「パッケージツアー」を利用するとよいでしょう個人旅行であれば、現地に日本人スタッフが多く日本語に不自由しないハワイやグアム、オーストラリアがおすすめ。
- ハネムーン向けツアーは値段は高いですが、ホテルやレストランにがっかりすることが少なく確実。新婚旅行専門業者を利用して、希望を取り入れたオリジナルのツアープランをつくってもらってもいいでしょう。
- 一般向けのツアーでも「ハネムーン」だと伝えておきましょう。記念品のプレゼントをもらえたり、レストランでサービスしてもらえるなど、特典が受けられる場合も。
予算
行き先と日数にもよりますが、おおよそ30万円~60万円かける人が多いようです。新婚旅行の場合は、家族・親戚以外に結婚式でお世話になった人や、結婚式に招待できなかった人にも贈ることになるので、お土産代も大きくなります。おおよそのお土産代も最初から予算に含めておきましょう。
時期・日数
行き先は圧倒的に海外が人気ですが、予定している時期がベストシーズンかどうかも調べておきましょう。オフシーズンだと、天候に左右されて十分旅を満喫できないこともあります。
お互いのスケジュールによって、いつどのくらいの日数の休暇を取って行くのか調整しましょう。
スケジュールは詰め込みすぎず、ゆとりある計画を立てて、ふたりの時間を過ごしましょう。とくに挙式の翌日に新婚旅行に出発するのは大変なので、その場合は体調管理に十分気をつけましょう。
ハネムーンの人気の行き先とおおまかな予算(予算は1人あたり)
ハワイ 20万~30万円
不動の人気を誇る、一年中温暖な常夏の島でマリンスポーツ、ゴルフ、ショッピングなどが楽しめる。もし初めての海外旅行なら日本語が通じるのも安心。6~8月がベストシーズン。オアフ島以外に、マウイ島やハワイ島などの離島もおすすめ。
ヨーロッパ 20万~35万円
長期の休みが取れるこの機会に足をのばす人が多いヨーロッパ。パッケージツアーだと、有名な都市を周遊するツアーが多く、世界遺産や美術館めぐりを楽しめる。反面、あちこち移動するツアーが多いので、ゆっくり過ごしたい人は慎重にツアー選びを。
ヨーロッパの中ではフランス、イタリアやスペインが人気。10月から4月は冷え込むので、それ以外の季節がおすすめ。フランスでは世界遺産(モンサンミッシェルやシャルトル大聖堂、ロワール古城など)や美術館(オルセー美術館やルーブル美術館)、ワインやオペラ、バレエなども楽しめます。イタリアは、観光はもちろんグルメ、ショッピングなどすべての点で魅力的。特に人気の都市は、首都ローマ、芸術の町フィレンツェ、水の都ベネチア。映画の舞台となったシチリア、晴天日の引き潮時にしか見られない「青の洞窟」があるカプリなどの島々も人気。
アメリカ 15万~30万円
ニューヨーク、ディズニーリゾート、ラスベガス、ナイアガラの滝やグランドキャニオンが人気。メジャーリーグ観戦やハリウッドを訪れる人も。
オーストラリア・ニュージーランド 25万~35万円
南半球に位置するので、日本と季節が逆で、時差があまりないのが特徴。日本の秋冬がベストシーズン。グレートバリアリーフやエアーズロックなどスケールの大きい自然を満喫できる。ダイビングやシュノーケルに挑戦するカップルも。
日本 20万円~40万円
国内でのんびりするのもいいですね。海外よりも日数をかけずにゆっくりすることができ、費用を抑えられる場合もあります。沖縄はリゾートウェディング後にそのまま滞在というカップルも多数。ダイビングやホエールウォッチングを楽しんだり、石垣島や宮古島などの離島めぐりも。北海道はあこがれの寝台特急列車カシオペアで優雅な旅を楽しんだり、札幌や函館はもちろん、レンタカーで旭山動物園や富良野エリアを巡っても。