瀬戸内海に面した豊かな緑に囲まれた香川県。讃岐うどんが名物で「うどん県」としてもすっかり有名になりました。要潤さんを起用したシュールでユニークなPR活動も話題を呼びましたね。わたしは子供の頃に香川県に住んでいたことがあるのでここ数年で知名度があがってちょっと嬉しいのですが、近年、うどん以外でも面白い試みをしていることを知りました。それは香川県の地域色を打ち出したユニークな結婚スタイル「ふるさと婚」。そこで今回は香川県でさまざまな結婚式をプロデュースしている「Fairytale」にいち押しのウェディングプランを紹介してもらいました。香川県在住でない人でも利用できるので、人とはちょっと違う変わった結婚式を考えている方は必見です。

花嫁の憧れ！お城で結婚式が挙げられる「城婚」

結婚式といえば花嫁がお姫様気分を味わえる特別な日。そしてお姫様の結婚式といえばお城でというのが伝統ですよね。世界のプリンセス達も自国の素敵なお城で結婚式を挙げてきました。女の子なら誰でも憧れるプリンセスウェディング。そんな夢が香川県で叶います！なんと香川県の史跡「高松城」で結婚式が挙げられるんです。全国でもめずらしい歴史ある日本のお城での結婚式。いったいどんなものなのでしょう。

国の史跡「高松城」

高松城は、安土桃山時代の1588年に築城し、数年の歳月を経て完成しました。江戸時代には、徳川家康の孫で“水戸黄門”で知られる徳川光圀の兄にあたる松平頼重が城主となり、その後228年にわたり松平家の居城となっていたお城でもあります。海に近くお堀に囲まれた高松城は日本三大水城の一つに数えられていて、今でも堀や石垣が当時の姿を残していることから国の史跡にも指定されている名城です。

天皇陛下も宿泊された御殿での挙式

そんな歴史あるお城の敷地内にある「披雲閣」という御殿が結婚式の会場になります。残念ながらオリジナルの御殿は老朽化によって取り壊され、現在の「披雲閣」は大正6年に再建されたものですが、昭和天皇も宿泊されたことのある由緒ある建物です。その卓越した伝統技術と洋風技術が見事に融合された建築は、近代和風建築の代表例として国の重要文化財に指定されているほど。まさにプリンセスウェディングにふわさしい歴史と風格のある場所での結婚式です。

「披雲閣」のとなりには枯山水の庭園があり、こちらは芸術上、鑑賞価値の高い場所だけに指定される国の名勝に指定されています。しかも式の後にはこの庭園での写真撮影も可能です。文化指定を受けているすばらしい庭園はフォトジェニックで最高のロケーション。2人の門出の想い出にふさわしい写真が撮れそうです。

ふたりの好みで選べる式のスタイル

「Fairytale」では「出雲大社　高松分社」により司式される厳かな神前式の他に友達と一緒に楽しく和やかに式をする人前式のプランがあるので、ふたりの好みにあったウェディングスタイルが選べます。そしてオプションとして雅楽の生演奏などを付けられるサービスも。雅楽の生演奏をバックに粛々とした雰囲気の中で入場するのも素敵ですね。

歴史あるお城での結婚式は、日本人として日本の文化と伝統を肌で感じながら、2人の新しい人生の一歩を踏み出すのにふさわしい最高の舞台です。せっかくなら引き出物も香川県の名産物にして香川県づくしのおもてなしにするのもいいですね。「Fairytale」では引き出物の相談にものってくれるので心強いです。全国でも数少ないお城を利用しての結婚式。香川県に縁がある人はもちろん、そうでない人も、歴史の舞台となった素晴らしいロケーションでの結婚式を日本文化に触れられる絶好の機会としてぜひ利用してみてください。なかなか経験することのないお城での結婚式はきっと招かれた招待客も想い出に残る特別な日になると思いますよ。