結婚式は大切な一生の思い出。その特別な式を楽しみたいけど、とくに花嫁は何回もお色直しをしたり、撮影があったりで、忙しいもの。それに、限られた時間の中でプロの撮影とはいえ、満足いく写真が撮れるかも心配です。

そこで最近では、別の日に撮影だけ行う、別撮り（結婚式前に撮ることが多いので「前撮り」と言ったりもするようです）が人気とのこと。前もって撮影しておけば結婚式当日にはウェルカムボートとしても利用できます。また、結婚式をしなくても結婚1周年記念として撮影という場合もあるとか。

もちろん、別撮りをするにはそれだけ費用もかかりますが、「別撮りして良かった！ぜひ周囲にもお勧めしたい！」という声が多いようです。

スタジオだけではなく、ユニークで魅力的なロケーション撮影も！

写真撮影だけの結婚式というのは以前からありますので、スタジオでの撮影自体は珍しいものではありませんね。
しかし、最近ではそれに加えて、スタジオの外に出てのロケーション撮影が注目を集めています。たとえば、まるで映画のような白い砂浜、お花畑、2人の思い出の場所。和装の場合は、日本庭園、咲き誇る桜を背にというのもあります。
ポーズもかしこまったものではなく、笑顔で見つめ合っていたり、手を振っていたりと2人らしいもの。中には縁側で男性が女性に膝枕してもらっているといったかなりリラックスしたプライベート感もあるものもあります。
しかし、ロケーション撮影といっても、自分が好きな場所を選べず、場所が指定されていることも。ただ場所が決まっている場合でも、文化財に指定された趣あるお屋敷や日本庭園、緑豊かな美しい公園といった素敵な場所が選ばれています。

別撮り衣装は“和装”が人気

別撮りをした理由として多くの方が言うのは、「実際の結婚式では着られない衣装が着られる」ということ。一生に一度の結婚式ですから、あれもこれも着てみたいけど、限られた時間の中ではそれもできないので別撮りでその夢を実現させているようです。

別撮りでは実は洋装よりも和装が人気。実際、“別撮り”で検索すると、和装の別撮りに関するサイトが多くでてきます。和装、とくに白無垢は、結婚式のスタイルとして最もメジャーなチャペルの式では着ませんし、洋式の披露宴会場ではマッチしないという面があります。しかし、和装は日本女性ならではのものですから、やはり着てみたいということで、別撮りで選ぶ方が多いようです。

撮影だけならかなりリーズナブル

気になる費用ですが、レンタル衣装、ヘアメイク付きでだいたい4万円～14万円くらいが相場のようです。撮影だけなら1万円くらいからとかなり手軽です。
より結婚式を楽しむために、素敵に思い出を残すために、これからさらに別撮りのサービスは広がっていきそうです。

参考