1. 結婚式の前?それとも後?入籍のタイミング

まずは入籍のタイミングを決めましょう。結婚式よりも「前」にするか、「後」にするか、それとも「当日」にするか、それぞれにメリット・デメリットがあります。タイミングによってどのような違いがあるのか、詳しくチェックしましょう。

結婚式よりも前に入籍

婚姻届を役所に提出するのは簡単なことではありますが、証人に捺印してもらったり、役所に行く時間を都合したりとそれなりに日程調整は必要です。また入籍後もパスポートや免許証、通帳などの姓や住所の変更手続きが必要です。

結婚式前に入籍する場合は、これらの手続きがゆとりを持って行えます。結婚式前に子どもを授かる可能性のある人も、挙式前の入籍がおすすめです。入籍をきっかけに同居をスタートするカップルも多いですが、その場合は結婚式に向けて二人で準備が進められるのもメリットです。

結婚式よりも後に入籍

結婚式よりも後に入籍する場合は、親御さんの意向による理由がほとんどです。「入籍は結婚式を挙げてから」と入籍と結婚式の順番を気にする人もいます。他にも「入籍するまでは実家にいて欲しい」と希望する親御さんもいます。入籍日するタイミングについては、双方の親の意見も聞いてから決めましょう。

結婚式当日に入籍

結婚式当日に入籍することで、記念日が1つになります。入籍日と結婚式の日が重なることでより記念日としての意味合いが大きくなり、覚えやすいと考える人もいます。

ただし、挙式前または挙式後に役所に出向く必要があるため、スケジュールがタイトになりがちです。

2. 忘れにくいのはどんな日?

入籍のタイミングが決まったら、次は具体的な入籍日を決めます。入籍日を結婚記念日とするカップルも多く、毎年お祝いしたい人も多いでしょう。そのためには、うっかり忘れることのないように、覚えやすい日を入籍日にするのがおすすめです。どのような日に入籍すると、忘れにくいのでしょうか?チェックしてみましょう。

誕生日やイベントの日

どちらかの誕生日と入籍日を同じ日にすれば、忘れにくくなります。お祝いの日が重なるため、盛大にお祝いできそうですね。カップルで過ごすことの多い、クリスマスやバレンタインデーもおすすめです。

ゾロ目

1月1日、12月12日など、ゾロ目の日も覚えやすい日のひとつです。特に七夕の7月7日や末広がりの8月8日は人気があります。

語呂にちなんで

次のように、夫婦にちなんだ語呂で覚えやすい日もおすすめです。

  • 3月9日(サンキューの日)
  • 4月22日(良い夫婦の日)
  • 8月9日(ハグの日)
  • 8月10日(ハートの日)
  • 11月22日(いい夫婦の日)

付き合い始めた日

結婚前から付き合い始めた日をお祝いする習慣のあるカップルの場合は、付き合い始めた日を入籍日にするのもおすすめです。

3. 縁起の良い日

二人の人生のスタートとなる「入籍日」。できれば縁起の良い日に入籍したいですよね。次のような日は、縁起が良いとされています。

大安

六曜の中でも特に縁起がいい日といわれるのが「大安」です。何事においても吉で、結婚式や入籍など、お祝いごとをするのに良い日です。

天赦日(てんしゃにち)

天赦日は「天が万物の罪をゆるしてくれる日」という意味から、何をやっても良い開運日とされています。最上の大吉日といわれ、結婚や開業、引っ越しなどをするには最適の日ですが、年に5~6日しかないため非常に貴重な日です。さらに大安と重なると、より縁起が良いですね。

一粒万倍日(いちりょうまんばいび)

一粒万倍日は、「一粒のもみが万倍の稲穂となり実る」といわれる吉日で、何か新しいことを始めるには最良の日とされています。月に4~7日程度あるため、大安と重なる日を狙うのも良いでしょう。

4. 祝日

夫婦そろって祝日に仕事が休みの場合は、祝日もおすすめです。毎年ゆっくりと記念日をお祝いできるでしょう。

5. 入籍日がずれないように注意!

「この日に入籍したい!」という日が決まったら、あとは入籍予定日に婚姻届けを提出するだけです。ただし、記入漏れや記入ミス、書類の不備がないように注意しましょう。平日の役所の受付時間内であればその場で訂正が可能ですが、夜間や休日・祝日に提出する際は、ミスがないように細心の注意が必要です。記入漏れがあるとその日のうちに受理されず、入籍日がずれてしまうことに。事前にしっかり確認をしてから提出しましょう。