「花嫁の手紙」は、普段なかなか恥ずかしくて言えない、今までの感謝の気持ちを伝えられる絶好の機会。思いを伝えるには、内容だけではなく、読み方も重要なポイントのひとつです。しかし、スポットライトが当たり、ゲストに注目される中で読むため、緊張しないか、上手に読めるか、心配な方も多いでしょう。「間違えないように、噛まないように」と気をとられすぎて固くなってしまったり、感極まって上手に読めなくなったりする可能性もあります。今回は、感謝の気持ちをより伝えられる、読み方の秘訣をご紹介します。
アガらず、美しく、感謝の気持ちを伝える!花嫁の手紙を上手に読むコツ
1. ゆっくり読む
花嫁の手紙を読むときは、大勢のゲストに注目され、スポットライトが当たります。緊張して、ついつい早口になりがちです。早口になると、内容が聞き取りづらくなり、気持ちも伝わりづらくなります。
手紙の内容がより伝わるように、意識しているよりもさらにゆっくり読みましょう。感謝の心を込めて、親に語り掛けるような気持ちで、読むといいですよ。
2. 姿勢に気をつける
手紙を読むときの姿勢も大切なポイントのひとつです。詳しくチェックしましょう。
読む前に一礼
マイクの前に立ったら、まずは一礼をします。背筋を伸ばし、軽くお辞儀をしましょう。一礼することで、緊張する気持ちを落ち着かせる効果もあります。
読むときの姿勢に気をつけよう
手元を見ながら手紙を読むシーンは、猫背になりがちです。後から写真を見返したときに、姿勢の悪さを痛感することのないよう、読むときは背筋を伸ばして読みましょう。胸元のあたりまで手紙を持ち上げ、頭を上げて読むと美しく見えます。さらに、顔を上げて読む方が、両親の表情を確かめやすくなります。
両親の顔を見ながら
緊張すると、手紙の方ばかりを見てしまい、うつむきながら読みがちです。「間違えないように読む」ということに気をとらわれすぎずに、時々、両親の表情を確認しながら、読みましょう。両親の目を見ながら話した方が、気持ちが伝わりやすく、より良い“間”も生まれます。
3. 泣いてしまっても大丈夫
号泣してしまわないか不安な方も多いでしょう。たとえ本番で感極まって泣いてしまっても大丈夫。一呼吸置いて、落ちてついてゆっくり読むように心がけましょう。
号泣してしまい、涙や鼻水が出てしまう可能性もあります。涙が出てしまったときは、そっとハンカチで拭いてくれるように、あらかじめ新郎へフォローをお願いしておきましょう。「泣いてしまってお化粧が崩れたらどうしよう」という不安も解消でき、気持ちを込めて手紙を読むことに集中できるはずです。他にも、新郎に背中をさすって落ち着かせてもらう方法もおすすめです。寄り添う二人の姿を見て、ゲストもほほえましく思うことでしょう。
4. 読む練習をしよう
事前に手紙を読む練習をしましょう。何度か声に出して練習することで、当日も心に余裕が生まれ、心を込めて手紙を読めるはずです。そのためにも、本番前日に慌てて手紙を書くことのないよう、余裕を持って手紙を書きます。
手紙が書けたら、実際に読むとどれぐらいの時間がかかるか、測りましょう。3分程度が理想的です。短すぎるとあっけないし、長すぎるとゲストが退屈していまい、間延びして内容も伝わりづらくなります。練習でもゆっくり読んでみて、手紙の長さが短すぎたり、長すぎたりするようであれば、手紙のボリュームを調整するといいでしょう。