自然や神社仏閣の神秘的な力を呼び込むパワースポット。東京都内にも、恋愛成就や結婚にご利益があるといわれるパワースポットがいくつも存在しています。今度の休日には、縁結びを願って出かけてみてはいかがでしょうか。

明治神宮

渋谷区代々木に鎮座する明治神宮は、お正月には日本一の参拝客数でも有名。広大な神域を誇り、御苑の森や代々木公園など緑豊かな都内随一のパワースポットです。鎮守の森へと続く鳥居をくぐった瞬間に空気が変わるという人も。

縁結びを願うときには、本殿に参拝した後に「夫婦楠」を訪れるのがおすすめです。対になった御神木である夫婦楠のそばに立ち、本殿に向かってもう一度良縁を祈願しましょう。夫婦楠の根元は特にパワーが強い場所。自分に合った人と出会い、末永く幸せになれるとされています。

大國魂神社

明治神宮・東京大神宮・靖国神社・日枝神社と並ぶ東京五社のひとつで、1900年以上前に建立されたという歴史と格式のある神社です。地域を守護する総社のため、主要神社のすべての神々を祀っており、東京・埼玉の全神社を参拝したことになります。

武蔵国（東京・埼玉）全体を守護する強力な土地神「大國魂大神」が主祭神で、縁結びで全国的に有名な出雲大社の「大国主神」と同神とされるため、縁結びに強いご利益があります。また福の神や厄除けも。

拝殿・本殿前をはじめとして、大鳥居近くのケヤキの御神木、本殿裏の大イチョウの御神木、随神門脇の鶴石・亀石が特にパワースポットといわれています。

出雲大社東京分祠

六本木に鎮座する出雲大社東京分祠は、神の国・出雲の出雲大社都内唯一の分祀です。出雲大社といえば縁結び。神無月（10月）には全国から八百万の神々が集い、大神様のもとでご縁の神議をしていたとされます。恋愛や結婚を願う参拝客が日々訪れ、遠方からは郵送祈願も受け付けています。

出雲大社では、「二拝四拍手一拝」が拝礼の作法です。手水舎で手と口を清めたら、軽く礼をした後に、深く二拝、四拍手、深く一拝し、再び軽く礼をしましょう。 参拝した際に授かりたいのが「縁むすびの糸」。良縁を結ぶために、衣服など身に着けて使います。幸せを独り占めするのではなく、身近な人にも分けて持つのがおすすめです。

今戸神社

スカイツリーのそば、隅田川沿いを散策しながら訪れたい、浅草の今戸神社。新選組・沖田総司の終焉の地であったという説もあり、歴史ファンも数多く訪れる神社です。

参拝の方法として、参拝前には肉類を摂ることを控え、本殿でお参りの際には自分の住所・名前を伝えてからお願いをするといいとされています。また日々の感謝や決意も神様に伝えるようにしましょう。お願いごとはなるべく具体的に。「〇〇さんとデートができますように」「〇〇で〇〇な人が現れますように」など、しっかりとイメージするようにします。

縁結びの神様である伊弉諾尊・伊弉冉尊を御祭神とし、不定期で抽選による「縁結び会」も開催。平成の招き猫発祥の地という説もあることから、招き猫の縁結び守りが人気です。

赤坂氷川神社

スサノオノミコトとクシイナダヒメノミコトという夫婦神、そして大国主神という強力な三神を御祭神としています。神社の守り神の狛犬は境内に7体。ご神木の大イチョウは樹齢400年で、神域の中でも最もパワーの強い場所とされています。

赤坂氷川神社には様々なお守りがありますが、特に人気が高いのが「やかん鈴」。幸せを沸かす・自分にも人にも幸せを注ぐという意味が込められており、自ら幸福を呼び込む気持ちを奮い立たせてくれるお守りです。

また、境内の末社「四合（しあわせ）稲荷神社」にも忘れずに参拝しておきましょう。この縁起のいい名前は、勝海舟が命名したと言われています。