恋愛をしたい人、気になる人との縁がほしい人、結婚したい人など、多くの人が良縁を求めて訪れる東京大神宮。全国から参拝者が集まり、多いときには長蛇の列ができるほど、パワースポットとして有名な神社です。今回は東京大神宮の歴史や人気のお守り、周辺のスポットなどをご紹介していきます。
縁結びのパワースポット「東京大神宮」ってどんなところ?
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1. 東京大神宮の歴史
古くから日本人憧れの場所とされた三重県の伊勢神宮。江戸時代には一緒に一度は訪れたいとされていた神宮は、時代が移り、明治13年に伊勢神宮の遥拝殿として東京大神宮が建立されるのです。そのため「東京のお伊勢さま」と呼ばれることも。当初は日比谷にあったことから名称は「日比谷大神宮」、昭和3年には関東大震災により現在の地へ移り「飯田橋大神宮」と称され、そして戦後には現在の「東京大神宮」と呼ばれるにいたります。
神社で執り行われる「神前結婚式」を創始した神社であり、家庭で結婚式を挙げるのが一般的であった明治時代後期に多くの関心を集めました。現在でも続く伝統的な結婚の儀は、優美な雅楽と巫女の舞が二人の新しい門出を祝福してくれます。
2. 東京大神宮のご利益は?
伊勢神宮の御祭神である天照皇大神と豊受大神、さらに天地万物を結びつける造化の三神もともに祀っていることから、縁結びにご利益があることで有名です。恋愛・結婚以外にも、様々な縁を結んでくれるでしょう。家内安全や商売繁昌、厄除開運などを求めてお参りに訪れる人も後を絶ちません。
すぐに良縁に恵まれた人、なかなか希望通りにいかない人など、ご利益が現れるタイミングはそれぞれですが、その御神徳の広さは参拝客の多さが物語っているといえるでしょう。
3. 参拝したら授かりたい、人気の開運グッズ
東京大神宮ではお札や様々なお守りなど、多くの授与品を授かることができます。
絵馬
絵馬は「五色絵馬」と「縁結び絵馬」、季節の花が描かれた「花祈願絵馬」の3種類。五色絵馬は赤や黄色など5色、縁結び絵馬は鈴蘭・結び・神話の3つの絵柄があります。そのときの願いによって色や絵柄を選びましょう。
おみくじ
通常のおみくじや美しい「華みくじ」に加えて、東京大神宮で人気が高いのが恋愛関係のおみくじです。「恋みくじ」、「縁結びみくじ」、「恋人形付き恋みくじ」、「恋文みくじ」と種類も豊富。和歌や花の香りなど、それぞれに趣のあるおみくじです。
お守り
多くのお守りの中でも、縁結びにご利益があるお守りとして人気が高いのが「縁結び鈴蘭守り」です。純白の鈴蘭がかわいらしいお守りは、「幸福が訪れる」という花言葉にあやかったもの。お守りは根付型やストラップ型などデザインも豊富です。願い事や好みに合わせて選べるのがうれしいですね。
4. 一緒に訪れたい周辺スポット
都心に鎮座する東京大神宮は、東京ドームや神楽坂へも徒歩圏内。食事や休憩に立ち寄るお店も多く、気候のいい日には周辺も含めてゆっくりと散策するのがおすすめです。
千鳥ヶ淵公園
春には桜の名所として多くの人が訪れる千鳥ヶ淵。皇居の西側に位置しており、桜の季節になると賑わいを見せ、夜にはライトアップも行われます。緑道からボートを楽しむことも。春を過ぎると辺りは落ち着いた雰囲気になります。お堀を眺めながら散歩してみてはいかがでしょうか。
善國寺
神楽坂のシンボルとしても有名な善國寺は、開運・厄除けにご利益のある毘沙門天を祀っているお寺です。1595年、桃山時代の末に建立された由緒あるパワースポットです。 毘沙門天像の御開帳は年に3回、正月・5月・9月のそれぞれ寅の日のみ。お経と法話に親しめる「開法の会」は誰でも参加することが可能です。
小石川後楽園
平成13年に開園となった小石川後楽園は、四季折々の植物が楽しめる、都内指折りの癒しスポットです。桜やツツジ、モミジといった季節の花を楽しむもよし、お弁当を持参してピクニックするもよし、思い思いにのんびり過ごせる庭園となっています。
5. 東京大神宮へのアクセス
住所:東京都千代田区富士見2-4-1
最寄り駅:飯田橋駅
(JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線、都営地下鉄大江戸線よりそれぞれ徒歩5分)