国内リゾートウェディングの基本スタイル
国内リゾートウェディングは、「結婚式+旅行」がコンセプトの基本。新郎新婦や親族、ゲストが結婚式に集いアフターウェディングには観光やアクティビティを一緒に楽しんで一日あるいは2泊3日~3泊4日を過ごします。一般的な結婚式だと2~3時間を披露宴のプログラムに沿って過ごすだけなので、新郎新婦と親、両家の家族や友人とゆっくり過ごす時間はありません。しかし、リゾートウェディングはもう少し長い時間を一緒に過ごすので、親子や両家、友人がお互いによく知り合い今後のお付き合いをより円滑にする思い出にもなります。新郎新婦の二人だけ長く滞在したり、別の場所に移動したりしてそのままハネムーンというカップルもいます。
国内リゾートウェディング人気のエリア
リゾートウェディングの会場は大きく分けて「海」か「山・森」になり、どのような雰囲気の結婚式を希望するか、日程やアクセス、季節などの諸条件から場所を決めていきます。 「海」派にはやはり沖縄が圧倒的に人気で、ゲストが比較的若い世代の親族や友人、子どもが多いカップルが沖縄のビーチリゾートでの結婚式を選んでいます。沖縄本島は日本各地から直行便もありアクセスもよく、結婚式場もゲストハウス~ホテルまで選択肢が多く、希望やゲストの顔ぶれによって会場選びがしやすいです。
「山・森」派には北海道が人気を集めていて、自然豊かな開放的な雰囲気の中で結婚式を行い、結婚式の後は北海道の観光やグルメを楽しむこともできます。梅雨のない北海道なら、ジューンブライドも天候の心配が少なく実現可能です。温泉や豊かな大地が育んだ食材もゲストにとって魅力的です。
軽井沢も人気。夏は避暑地として、冬はスキー場としてさわやかな気候と東京からのアクセスの良さから支持を集め、国内リゾートウェディングの中でも沖縄・北海道に続く人気エリアです。教会を中心として発展した軽井沢ならではの正統派教会での挙式や緑豊かな森の中のガーデンウェディング、アットホームな邸宅レストランで親族だけで少人数制披露宴を行うことができます。
また、河口湖や山中湖、那須など関東近郊のリゾートも、ガーデンウェディングなど自然に囲まれた環境での結婚式ができ、アクセスがいいので日帰りでの出席も可能なため、祖父母世代など高齢の方もゲストとして出席しやすいスポットです。
参加者の顔ぶれをよく考えて場所を選ぶ
リゾートウェディングは宿泊が伴ったり、飛行機や車での長時間の移動が必要になる場合が多いため、招待客の顔ぶれを考えた上で会場を考えなければいけません。重要なゲストが「遠方で出席できない」「宿泊では参加できない」とならないように、両家の場所やゲストがどの地域から参加するのか、仕事や健康の状況から宿泊を伴うスケジュールを組むことが可能かどうか、交通費や宿泊費は誰がどのように負担するのかなどについて相談しましょう。リゾートウェディングの多くの会場が東京や名古屋、大阪などに相談や打ち合わせができるサロンやカウンターを用意しています。
アクセス
- 東京から2時間20分
- 名古屋から2時間30分
- 大阪から1時間50分
- 東京から1時間30分
- 名古屋から1時間40分
- 大阪から1時間45分
- 東京から新幹線で70分
- 名古屋から東京経由で約4時間
- 大阪から東京経由で約4時間30分
- 東京近郊から車で3時間~3時間30分程度
- 東京から電車で1時間
ベストシーズン
3月~5月上旬または梅雨明けの6月下旬~7月1週目あたり
夏(6月~7月)
春または梅雨明けから10月の紅葉シーズンまで
4月~11月
4月~6月または10月~11月
こんなカップルにおすすめ
- 海、ビーチ
- 観光、アクティビティが充実
- ゆっくり滞在
- 観光・アクティビティが充実
- ガーデンウェディング
- 教会やチャペルでの挙式
- ガーデンウェディング
- 東京から日帰り可能
- ガーデンウェディング
- 温泉
- 海、ビーチ
- 神前式
リゾートウェディングの費用
リゾートウェディングは、家族を中心とした少人数制の挙式と披露宴であることが多いので招待する人数も10人~30人程度が多く、両親や祖父母、兄弟姉妹とその家族、おじおば、いとこ、仲の良い友人2~3人程度が中心です。演出は控えめにして食事を中心とした披露宴にし、ゆったりとリゾートを楽しんでほしいという新郎新婦がほとんどで、お色直しなどの衣装代や演出代は抑えてその分をゲストの宿泊費などに充てることが多いようです。
リゾートウェディング費用の目安
一般の結婚式場では日取り(大安か仏滅か、土日祝日)によって料金の設定が異なりますが、リゾートウェディングでは日取りに加えてオン/オフシーズンによっても異なります。
挙式・披露宴70万円+宿泊費20万円+交通費(飛行機)60万円。
その他アクティビティとして、観光タクシー半日1台1万5千円、乗馬・ゴルフ一人1万円など。
挙式・披露宴50万円+宿泊費40万円+交通費(飛行機)120万円。
その他アクティビティとして、観光タクシー半日1台2万円、離島ツアー一人8,000円、カヤック・シュノーケリング一人5,000円、ゴルフ一人1万円など。
挙式・披露宴110万円+宿泊費30万円+交通費(新幹線)30万円。
その他アクティビティとして、観光タクシー一日ツアー1台5万円など。
ゲストの費用
ゲストの交通費と宿泊費は、「新郎新婦が宿泊費も交通費も負担しご祝儀はいただく」「新郎新婦が宿泊費は負担し、交通費はゲスト負担でご祝儀はいただかない」等、様々なケースがあるようです。招待する際には、「交通費・宿泊費はこちらで負担する」、「ご祝儀は不要で交通費は自己負担だが出席していただけますか?」など条件をあらかじめはっきりと伝えましょう。
リゾートウェディングの準備
場所が離れているので式場との打ち合わせの回数は少なめで進められるのが一般的。招待客数も絞られている事が多いので準備は比較的楽です。場所や会場によっては人気の日取りは1年前でも予約が埋まってしまうところや、2か月前でも予約できるところもあります。しかし、宿泊を伴う予定をゲストに組んでもらうとなると早めに知らせた方がよいので、なるべく早めに日程と会場を決めましょう。結婚式のスケジュールは、昼に挙式と披露宴を行う場合は基本的に前泊。午後から挙式で夕方から披露宴の場合はゲストは当日の午前中に現地着でも大丈夫です。新郎新婦や両親、高齢者、子連れのゲストなどはいずれにしても前日に到着して一泊した方が安心です。