結婚を決めたあとまず行うのが「親への挨拶」。一般的な親への挨拶の流れやマナー、注意点についてはこちらの記事で詳しく解説していますが今回は特に「再婚」の場合のポイントを解説します。最近では離婚や再婚が珍しくないこととはいえ、挨拶当日に「実は再婚で・・・」と初めて聞かされるのでは驚いてしまう親もまだ多いでしょう。再婚の場合の親への挨拶をスムーズ進めるにはポイントがあります。
再婚の、親への挨拶 ― スムーズに進めるポイント4つ
1. あらかじめ結婚相手に伝えておいてもらうこと
あなたにとって今度の結婚が「再婚」であるならば、相手の親へ挨拶に伺う前にあらかじめ、再婚であることを結婚相手から親に伝えておいてもらいましょう。その際の反応次第で、こちらも挨拶当日に向けて心構えができますし、当日もお互いにより落ち着いてコミュニケーションできるでしょう。また、前の結婚相手との間に子どもがいる場合はより慎重かつ誠実に話さなければなりません。
- 再婚であるということ
- 子どもの有無(誰が養育しているのか、養育費はどうしているのか、現在の子どもとの付き合い方など)
は、結婚相手から親に、必ず事前に伝えておいてもらいましょう。
2. 結婚の挨拶の当日は、率直・丁寧・誠実に
挨拶に行った当日には、何年間結婚していたのか、離婚の理由なども聞かれるかもしれません。長々と経緯を詳しく説明をする必要はありませんが、聞かれたことには率直に答えるようにし、感情的にならず落ち着いて丁寧に話をします。きちんと事実を話した上で「○○さんと結婚させていただけないでしょうか」とお願いしましょう。結婚相手(親にとっては子ども)への誠実さがどれだけのものか、親は敏感に感じ取ると心得ましょう。
3. 結婚式について「親の意向」を確認、初婚側の希望になるべく添う
結婚を認めてもらえることになったら、「結婚式」の話題にふれましょう。二人の希望を伝えることはもちろんですが、「親の意向」をしっかり聞く姿勢をみせると印象がよくなります。とくに「再婚+初婚」のカップルの場合に配慮が必要です。初婚の方の親はぜひ結婚式をしてもらいたいと考えているかもしれません。再婚の方は結婚式を望まなくても、結婚式をするかどうかは初婚の方の希望にできるだけ添うようにしましょう。また、再婚の方はもし2度めの結婚式となる場合でも、「前の時は・・・」「2度目なので・・・」という発言を自分からするのはなるべく避けましょう。聞かれたら答えるというスタンスで。
4. 前の結婚相手との間に子どもがいる場合
前のパートナーが子どもを育てている場合は、子どもの年齢や養育費について、どの程度の頻度で子どもに会っているかなどについて話しておきます。自分が育てている場合、引き続き育てる場合は、年齢や前のパートナーに合わせている頻度などを話しておきます。
また、子どもの戸籍をどうするかは非常に重要な問題です。結婚相手と養子縁組をするするのであれば親は「祖父母」になり、その子供は「孫」になります。感情的にも法律的にも非常に大きい決定になるので、時間をかけて丁寧に説明し、理解してもらうように心がけましょう。