親しい友人を招いての二次会や1.5次会は、結婚式・披露宴よりもカジュアルで賑やかに楽しみたいもの。普段着やフォーマルなワンピースでももちろんOKですが、せっかくなら二次会もドレスアップして花嫁の特権を楽しんでみてはいかがでしょうか。
結婚式や披露宴で着る衣裳はドレスショップや式場提携の衣裳店でレンタルまたは購入するのが一般的ですが、よりカジュアルなパーティである二次会や1.5次会用のドレスもさまざまな方法で用意することが可能ですし、会の雰囲気がカジュアルな分むしろ選択肢も自由に広がります。レンタルや通販など、それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握したうえで、納得いく一着を見つけましょう。
二次会の衣裳は特に決まったルールはありませんので、より自由に二人らしさを反映したスタイルを楽しむことができます。一次会の衣裳をそのまま着ることもできますが、会場を移動する場合や雰囲気を変えたい場合などは、二次会用に別の衣裳を用意してみてはいかがでしょうか。工夫次第で費用を抑えつつも素敵な衣裳に出会えるはずです。
1. レンタルする
1-1. ウェディングドレスショップ・貸衣裳店
ウェディングドレスや和装と同じように、二次会用のドレスもドレスショップや貸衣裳店でレンタルを行っている場合があります。ウェディングを専門とするドレスショップの場合、二次会用とはいえ質が高く、デザイン性も高いものが多いようです。こぢんまりとしたアットホームな二次会というより、レストランなどで開催するセミフォーマルな二次会向けと言えるでしょう。
1-2. パーティドレスショップ
ゲスト用ドレスをメインとして扱うパーティドレスショップでも、花嫁のための二次会用ドレスを扱っていることが多いのでチェックしてみましょう。二次会を想定しているラインナップのため、軽くて動きやすく、また締め付けの少ないデザインが多くなっています。ウェディングドレスショップよりもレンタル料金が安いのが魅力ですが、素材やデザインをしっかりと見て選ぶことが大切です。
2. 購入する
2-1. ドレスショップ・アパレルショップ
二次会でもとことんドレスにこだわりたい方は購入するのも手です。ウェディングドレス専門店やパーティドレスショップはもちろん、スタイリッシュなドレスを求める花嫁は一般のアパレルショップでも探してみましょう。ウェディングドレスというカテゴリではなくても、レースやサテンなどの素材で作られた、花嫁向けのパーティードレスが見つかる場合もあります。
2-2. インターネット通販
インターネットショッピングでもドレスを探すことができます。ドレス専門の通販、オークションサイト、フリマアプリなど、色々なサイトで二次会用ドレスが販売されています。
通販は基本的に試着ができないことが一番のネックですが、ショップや出品者にきちんと問い合わせをして疑問をなくすことで、お得に掘り出し物を見つけることができるかもしれません。ただし最近では実際の店舗で試着をできる通販も増えてきているようです。
バストやウエストといったサイズはもちろん、色(純白なのかベージュっぽいのか、光沢はあるのか…など)や裾の長さ(モデルの着用写真がある場合には、モデルの身長もチェック)、サイズ調整は可能なのかなど、しっかりと確認を行いましょう。
おすすめドレスショップ
garden of grace -ガーデンオブグレイス-
ANNAN WEDDING アンナンウェディング
http://www.annan.co.jp/ (外部リンク)
派手さを抑えつつも華やかなドレスや小物を取り揃えている、販売専門店です。ブライダル情報誌やメディア掲載も多く、幅広いラインナップが魅力。東京・目白駅近くにサロンがあり、試着やコーディネートを楽しめます。
2-3. 海外ショップの通販
シンプルなものから個性的なデザインまで、日本で購入するよりも安く買えるのが海外ショップの通販です。日本ではなかなか見ないようなデザインも扱っているため、おしゃれな二次会にしたい花嫁にぴったりです。
注意点として、商品受け取りに時間がかかってしまう場合があることと、サイズの表記が日本とは異なる点があります。特にサイズは日本よりも展開が多いのが魅力ですが、同じSサイズでもバスト・ウエスト・ヒップを必ず確認しましょう。お直しが必要になる場合も考え、早めに購入すると安心です。
2-4. 中古品を探す
新品のドレスにこだわりがない場合は、より安く探せる中古品をチェックしてみましょう。インターネットオークションやフリマアプリでは、使用回数の少ない掘り出し物を見つけられることも。ドレスの状態や発送方法などについて不明確なときは、納得いくまで質問を。相手によっては値段交渉が可能な場合もあります。
3. その他
3-1. 友人知人に借りる
友人や知人、親族などの中に、最近結婚した人がいれば衣裳を持っていないか聞いてみるのもいいでしょう。母親や祖母などから受け継ぐのも素敵です。借りる際には汚れてしまった場合・破損してしまった場合の対応の仕方やお直ししてもいい範囲、お礼についても確認しておくと安心です。もし譲ってもらえる場合には、専門店でリフォームしてもらうという手もあります。
3-2. 結婚式のドレスのまま二次会に出席する
結婚式・披露宴で着用した衣裳のままで二次会に行くという方法もあります。式場によって対応が異なるため確認が必要ですが、二次会会場が同じ敷地内である場合などには可能なことも多いようです。二次会から参加するゲストにもとっておきの衣裳を見てもらうことができ、式場のお仕度室をそのまま利用できるという利点があります。
4. その他二次会衣裳について
4-1. 新郎の衣裳
二次会での新郎の衣裳はタキシードやスーツが一般的ですが、花嫁の衣裳に合わせて選ぶといいでしょう。カジュアルな二次会ならばいつものスーツでもかまいませんが、フォーマルなネクタイやベスト、ブートニアなどをプラスしてスペシャル感を出したいところです。タキシードの場合には、花嫁と同じようにショップでレンタルすることも可能です。
4-2. お仕度・ヘアメイク
結婚式・披露宴(一次会)から二次会に移動する際、二次会で着る衣裳を一次会の会場や提携ドレスショップでレンタル・購入した場合は、一次会会場のお仕度室で二次会用の衣裳に着替えるのがスムーズです。一人で着られない衣裳に着替える場合、ヘアメイクやアテンド(介添え)にフィッティングをお願いすることも可能です。またこの場合、ヘアメイクのチェンジも一次会会場にオーダーすることができるはずです。ただし一般的にフィッティング・ヘアメイクチェンジともに別料金となるため、あらかじめ一次会会場に問い合わせておきましょう。
一次会の会場や提携ドレスショップ以外で二次会の衣裳をレンタル・購入する場合は、購入したショップに行って着替えるか、一次会会場に持ち込みが可能か確認した上で一次会会場のお仕度室で着替える手もあります。また、二次会の会場によってはお仕度室を備えている場所もあります。その場合は、二次会会場に移動してからの着替え・支度ということも可能です。
5. 二次会用ドレスの選び方
結婚式で着る衣裳に比べると、どうしても短時間で選んでしまいがちな二次会用のドレス。改まった場ではないものの、結婚式や披露宴よりもゲストと近い距離で話し、緊張感がほぐれた中で盛り上がれる大切な時間です。結婚式と同じように一生の思い出となるわけですから、予算や好みを踏まえたうえで妥協せずに選びたいものです。結婚式・披露宴では着られなかったデザインや、これからはもう着る場面がないようなデザインなど、遊び心を持って探してみてはいかがでしょうか。