ハワイウェディング徹底解説:予算と見積り例、交通・宿泊の手配、モデルプラン ―ハワイウェディングのトリセツ2
写真提供:ザ・テラス バイ・ザ・シー The Terrae By The Sea
ハワイウェディングを考えた際に一番気になるのが予算ではないでしょうか。移動や滞在にも費用がかかってしまうハワイウェディング。何にどのくらいの予算がかかるのか、人気チャペルのプランを例に挙げながら解説します。
準備期間は半年以上あることが理想です。以下で順をおって細かく見ていきましょう。
2-1. 新郎新婦二人だけの挙式
2-2. 新郎新婦 + 両家親族10人程度 <ゲストのおもてなししっかりパターン>
2-3. 新郎新婦 + 両家親族10人程度 <思い切って豪華に&ロケーション撮影もしっかりパターン>
6-1. 時差とフライト時間
6-2. モデルプラン
6-2-1. 最短プラン/2泊4日
6-2-2. 人気プラン/3泊5日
6-2-3. ちょっとゆっくり/4泊6日以上
1. ハワイウェディングに必要な費用
海外であるハワイで結婚式を挙げる場合、日本国内での挙式と同様の費用の他に旅費・宿泊費・現地での飲食や移動にかかる費用などが必要となります。またせっかくハワイを訪れるなら観光やショッピングにも繰り出したくなるもの。いくらあっても足りないほど楽しみが多いハワイですが、優先事項を整理しておくことも大切です。
ウェディング業者や旅行会社が取り扱っているパッケージ料金には何が含まれていて何を自分たちで手配する必要があるのか、しっかりと確認しましょう。
ハワイウェディングの費用構成と目安
ハワイウェディングの費用は、「ウェディング(挙式・パーティー)」としての費用と、「ハワイ旅行(交通費・宿泊費)」としての費用の2つにわけて考えるとわかりやすいでしょう。
ウェディングにかかる費用 → 50~250万円(人数、内容やグレードによる)
- ● 挙式費用
- ● オプション(プランのグレードアップ、パーティー、アルバム追加など)
ハワイ旅行にかかる費用 → 15万円/1人~
- ● 航空券 往復8~10万円程度/1人
- ● 宿泊費 1部屋1泊2万円程度~/1人
- ● 飲食・観光・移動・ショッピング費用
- ● その他(パスポート取得、旅行保険、旅行グッズなど)
2. ウェディングプラン見積もり例
それでは肝心のハワイウェディングにはどのくらいの予算が必要なのか、ワイキキビーチを臨むチャペル「ザ・テラス バイ・ザ・シー」で人気のプランとアレンジをお聞きしました。
2-1. 新郎新婦二人だけの挙式
ハワイの「ホーム」としていつまでも心に残る場所であることをコンセプトとして掲げているザ・テラス バイ・ザ・シー。二人だけの挙式にぴったりの贅沢なお食事プランを組み込んだプランです。思い出話とともに親族や友人に見せたい写真はしっかりとアルバムで残すのがおすすめとのこと。
費用 881,000円
チェリッシュプラン(688,000円)+追加オプション(193,000円)
内容
- ● 基本挙式(プラン内)
- ● Basic Book(プラン内)
- ● プリンセスビューティプラン(美容師挙式同行プラン)(差額59,000円)
- ● アンティークピンクローズのクラッチ(57,000円)
- ● ナウパカメモリアルストーン(45,000円)
- ● 料理Grace of Terrace×2(差額32,000円)
- ● 衣裳(プラン内 300,000円分)
2-2. 新郎新婦 + 両家親族10人程度 <ゲストのおもてなししっかりパターン>
ゲストへのおもてなしを大事にしたプラン例。南国の青空によく映えるレイやフラワーシャワーはゲストにも好評とのこと。挙式後にガーデンで家族の絆を深めるセレモニーを行い、パーティー後には同会場内での食事会を楽しむことができます。
費用 1,356,000円
ディアレストプラン(788,000円)+追加オプション(568,000円)
内容
- ● 基本挙式(プラン内)
- ● レイ4本(16,000円)
- ● 列席者用バン(60,000円)
- ● Modern Book A4-20 (差額150,000円)
- ● フラワーシャワー10名様分 (18,000円)
- ● 料理Grace of Ohana×12 (差額238,000円)
- ● イチゴのホールケーキ (16,000円)
- ● Standard Movie (差額70,000円)
- ● 衣裳(プラン内 300,000円分)
2-3. 新郎新婦 + 両家親族10人程度 <思い切って豪華に&ロケーション撮影もしっかりパターン>
家族への感謝の気持ちを込めたウェディングにロケーション撮影がプラスされたもの。豪華にアップグレードした装花やリムジンはゲストにとっても素敵な思い出になること間違いなし。ロケーション撮影はたっぷり100カットを収録したフォトアルバムと、挙式を含めた一日をまるごと残せる贅沢なムービーでいつまでも色あせることのない大切な日を記録できます。
費用 2,256,000円
ディアレストプラン(788,000円)+追加オプション(1,469,000円)
内容
- ● 基本挙式(プラン内)
- ● Fashion Book (マジックアワー撮影含む)(差額330,000円)
- ● 近郊ビーチ撮影(82,000円)
- ● 近郊タウン撮影(82,000円)
- ● Complete Movie (340,000円)
- ● クィーンズビューティプラン (差額91,000円)
- ● 料理 Grace of Naupaka ×12 (差額286,000円)
- ● ドリンクアップグレード×12 (18,000円)
- ● ベリーのスクエアケーキ (30,000円)
- ● ガーデンローズとガーベラのクラッチ(52,000円)
- ● バージンロードチャペル装花アップグレード(52,000円)
- ● レイ4本 (16,000円)
- ● フラワーシャワー(18,000円)
- ● 列席者用リムジン2台 (72,000円)
プラン例のお問い合わせは・・・
電話:0120-553-801 [平日]11:00~19:00/[土日祝]10:00~19:00※火曜定休(祝日除く)
http://www.takami-bridal.com/overseas/
※プラン金額は2017年1月~6月の参考価格です。
写真提供:ザ・テラス バイ・ザ・シー The Terrae By The Sea
3. 交通(航空券)と宿泊のアレンジ・予算
ハワイまでの移動は飛行機を利用することになるため、特にベストシーズンには早めの予約が必要です。安い席からどんどん埋まっていくのでハワイウェディングの予定が決まったら早速航空券の手配を行いましょう。また宿泊先も同様です。人気のホテルは半年以上前から予約が入っていることも。
航空券と滞在先の予約には2つのパターンがあります。それぞれの特徴・メリットを理解した上で安心して購入できる方法を選びましょう。
3-1. 旅行会社を利用する
ハワイ旅行を扱っている旅行会社を通して手配するパターンです。航空券も宿泊先も両方を一度に申し込むことができます。ハワイ旅行や海外ウェディングに精通しているプロの目線からアドバイスをもらえ、現地空港から宿泊先への送迎がオプションとしてついていることも多いので海外旅行に慣れていない人にぴったりです。ハワイウェディングを扱っている旅行会社ならば、挙式や撮影も一緒になったパッケージ商品を扱っています。
旅行会社で手配する場合には費用の中に数万円の手数料が含まれます。航空会社や宿泊ホテルをおまかせにすることで費用を抑えられる格安パックを利用するとお得です。
3-2. 自分たちで手配する
最近では海外旅行であってもインターネットから簡単に航空券や宿泊先の手配をすることができるようになりました。旅行会社を通さずに手配するメリットは、手数料がかからないことと不要な付帯オプションをつけなくてすむこと。支払う必要があるのは実費だけで、納得いくまで検索することで旅行会社では扱っていない素敵なホテルに出会えることもあります。海外旅行に慣れている人にはおすすめです。
航空券やホテルなど同じ商品であっても、利用する業者によって金額が異なることがあります。一度に多くの業者の商品を比較することができるサービスを利用するとお得なプランを見つけることができるかもしれません。
例)
https://www.skyscanner.jp/
https://www.expedia.co.jp/
ホテル検索
http://www.booking.com/
http://www.trivago.jp/
4. ハワイのオフシーズン・オンシーズンとは?
一般的にハワイのオンシーズンは乾季である5月から10月。過ごしやすさではベストシーズンですが、ハワイでの過ごし方によって人それぞれ選ぶ時期が異なるため、日本人に人気がないシーズンだからといってハワイのホテルが空いているとは限りません。冬のハワイにはアメリカ本土から訪れる人が増えます。波が強いことからサーフィンをする人にも人気があり賑わいを見せます。
日本人が多いのはやはり大型連休があるゴールデンウィーク・シルバーウィーク期間やお盆、年末年始。航空券もホテルも価格が高騰し、また人気のチャペルは早期申し込みが必要となります。
お正月を過ぎると2月~3月は卒業旅行の時期ですが、そこまで価格が上がることは見られないようです。雨が多いシーズンであることを考慮したプランならばこの時期がもっともお得になります。また、ゴールデンウィーク明けから6月頃も日本発着の航空券の価格が下がる時期です。
写真提供:ザ・テラス バイ・ザ・シー The Terrae By The Sea
5. ゲストの費用はどのくらい負担する?
ハワイウェディングをする場合の予算でもうひとつ気になるのがゲストの費用。挙式やパーティーに招待する場合、どの程度を負担する必要があるのかは頭を悩ませるところです。基本的にゲストの旅費、滞在費などについてルールはなく、新郎新婦の予算や希望に応じて決めることになります。ハワイウェディングのゲストにかかる費用についていくつかのパターンを考えてみましょう。
5-1. 費用負担のパターン
パターン1)新郎新婦がすべて負担する
お祝いに来てくれるゲストの旅費・宿泊費を新郎新婦が負担します。基本的に滞在中のゲストの飲食費やショッピングにかかる費用などのみゲスト本人の負担となります。この場合新郎新婦がまとめて全員分の旅行手配をするとスマートです。両親や兄弟など近しい親族しか招待しない場合や「自分たちで負担できる範囲で呼ぶ」という考えの新郎新婦はこのパターンが多いようです。
パターン2) 親族は新郎新婦が負担、友人などは滞在費のみ負担する
親族の費用は旅費・宿泊費を新郎新婦が負担しますが、友人などその他のゲストには各自旅費を負担してもらうパターンです。宿泊先は新郎新婦が手配し、航空券についてはお手頃なプランを紹介するなど気遣いを忘れないようにしましょう。ゲストが多い場合は代表を決め、まとめて手続きをしてもらうとスムーズです。
パターン3)親族は新郎新婦が負担、友人などはすべて各自負担
親族の費用は旅費・宿泊費を新郎新婦が負担しますが、友人など旅費・宿泊費ともにゲストがそれぞれ自分の分を負担するパターンです。ハワイウェディングを挙げる日本人カップルに多いのはこのパターンのようです。こちらもゲストが多い場合には幹事を決めて手配してもらうようにするといいでしょう。
5-2. ゲストに負担してもらう場合のポイント
祝福してもらうのに相手に負担してもらう費用があるというのはなかなか気が引けるもの。日本国内での挙式と違い、海外挙式は費用面でもスケジュール面でも負担がかかります。ハワイウェディングが決まったら早い段階で相手に連絡するようにしましょう。その際「ぜひ招待したいけれど旅費(または旅費と滞在費)は負担してもらうことになる」という旨をはっきり伝えるようにします。
またゲストがお祝いにかけつけてくれる場合、ご祝儀は辞退するのが礼儀です。現地でパーティーや食事会を開いて招待したり、お車代として50~200ドル程度を渡すと礼を尽くせます。
6. 滞在日数別モデルプラン
最後に、滞在日数別に、どんな過ごし方ができるのかプランを考えてみましょう。ハワイウェディングを行う場合、時差や移動時間、フライトの時刻を考えて計画を立てることがポイントになります。
6-1. 時差とフライト時間
時差
ハワイと日本の時差は-19時間。サマータイムはありません。日本が正午のとき、ハワイは前日の17時ということになります。
フライト時間と発着時刻
日本からハワイへのフライトには6時間半から7時間半ほどかかります。日本発の便の多くは夕方発です。そのためハワイに到着するころに現地は朝になっています。機内でしっかりと眠れば到着後すぐにハワイ観光を楽しむことができ、時差ぼけ防止にもなります。
帰りの便、つまりハワイから日本に向かうフライトは気流の関係で8時間~9時間強かかります。今度はハワイを午前に出発する便が多く、日本には午後に到着することになります。
6-2. モデルプラン
6-2-1. 最短プラン/2泊4日
ウェディングのみを行うならば最短で2泊すれば実現することが可能です。ただ、かなりバタバタと忙しくなる上に観光を楽しむことはほとんどできません。決して安くはない旅費を考えるとたったの2泊というのはコストパフォーマンスとしてはよくないプランかもしれません。
ハワイ到着日:
朝到着したら荷物を置いて観光。時間節約のためにアクティビティなどは事前予約が必須。
2日目:
ウェディング当日。お支度、挙式、撮影が終わり夕方は予約したレストランでディナー。
ハワイ出発日:
朝早くにホテルをチェックアウトし、空港でおみやげのショッピング。
6-2-2. 人気プラン/3泊5日
忙しい日本人に人気があるのは3泊5日のようです。ハワイでまる一日を過ごせる日が2日間あるため、短期滞在ながらもウェディングと観光をそれぞれ楽しむことができます。
ハワイ到着日:
朝到着したら荷物を置いて観光。翌日に備えてあまり体力を使わないショッピングがおすすめ。ハワイアンスタイルのスパやブライダルエステも人気。
2日目:
ウェディング当日。お支度、挙式、撮影が終わり夕方は予約したレストランでディナー。サンセットフォトも人気。
3日目:
朝食は人気のカフェで。ビーチアクティビティや、周辺の島へのクルージングを楽しむ。
ハワイ出発日:
朝ホテルをチェックアウトし、空港で買い忘れのおみやげがないかチェック。
6-2-3. ちょっとゆっくり/4泊6日以上
4泊以上滞在できればしたいことや行きたい場所をしっかり楽しむことができそうです。思う存分観光する以外にも、あまり遠出はせずにのんびりとビーチやダウンタウンで南国の空気を楽しむ過ごし方も。
ハワイ到着日:
荷物を置いたらホテル周辺を散策。人気のレストランでグルメを堪能しつつ翌日のためにブライダルエステでお肌を整えたら早めに就寝。
2日目:
ウェディング当日。お支度、挙式、撮影が終わり夕方は予約したレストランでディナー。サンセットフォトも人気。
3日目~:
ゆっくり起きたら人気のカフェでブランチ。ビーチでのんびり過ごしたりオプショナルツアーで遠出したりショッピング三昧の一日を過ごしたりとハワイを満喫。
ハワイ出発日:
朝ホテルをチェックアウトし、空港で買い忘れのおみやげがないかチェック。ハワイ滞在が長くなると日本に帰ってからの時差ぼけが起こりやすくなるので、飛行機内ではあえてあまり眠らず、帰国後に早めに就寝すると楽。
写真提供:ザ・テラス バイ・ザ・シー The Terrae By The Sea
(文・Mia)
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