体型別に40代を美しく見せるウェディングドレスをご紹介した前回に引き続き、今回も数々の花嫁のドレス選びをサポートしてきた「TAKAMI BRIDAL」のベテランブライダルスタイリストさんにドレス選びの際に気をつけるポイントを説明していただきました。
憧れのふわふわの可愛いドレスを着たいけど、年齢を考えるとちょっと…、と躊躇してしまっているアラフォー女性のみなさん!大人の女性の魅力を最大限に引き出せる素敵なドレスを見つけてくださいね!
前回「ドレス選びのエキスパートに聞く、40代がより美しく見えるウェディングドレス ―気になる体型別10パターン―」はコチラ
ドレス選びのエキスパートに聞く、40代がより美しく見えるウェディングドレス ―シルエット別に選ぶポイント―
ウェディングドレス選びで気をつけるポイントはふたつ
ドレス選びの際に気をつけるべきことは2つあります。ひとつは「結婚式場の雰囲気に合うもの」。教会、ガーデン、ゲストハウス、ホテル、またバンケットの壁やテーブルの色、装飾など式場全体の雰囲気に合うものを選んでください。
もうひとつは「シーンに合うもの」。季節や時間帯のほか、家族のみの少人数結婚式か友人が中心の大人数でラフなパーティなのかでも変わるうえに、格式高いホテルかカジュアルなレストランかでも変わってくるので、その時のシーンに合うものを選ぶことは大切なポイントです。
そして会場やシーンが決まって、自分のなりたい花嫁姿のイメージがかたまってきたら、まずドレス選びの第一歩として知っておきたいのがドレスのシルエットの類型です。シルエット毎にふさわしい会場なども変わってくるのでぜひ参考にしてください。
3つのシルエットから選ぶドレス
40代の方には3つのシルエットをおすすめします。まずはプリンセスライン。可愛すぎるのでは、と思ってしまいがちですが、比較的どんな体型の方にでも似合うので着こなしやすいシルエットです。フリルたっぷりのデザインではなくレースやビジューをほどこした高級感のあるデザインを選べばオトナの花嫁でも気品あふれる姿に見えます。そして身体のラインが強調されるので敬遠されがちなAラインやマーメイドラインも実は40代の花嫁におすすめです。自然に女性らしいラインを強調できるので、プロポーションに自信のない方でもスタイルよく着こなすことができるのが特徴で、裾にフリルやドレープがたっぷり入ったデザインなら大人らしい華やかな雰囲気と上品さを演出できますよ。
プリンセスライン
ドレスにボリュームがあって遠くからでもよく見えるプリンセスラインのドレスは、ホテル、チャペル、ゲストハウスなど広い会場との相性が◎。高級感のある内装に負けないようにラグジュアリーな装飾のあるドレスがおすすめです。比較的どんな体型の方にも似合うので、着こなしやすいのもポイント。アクセサリーはアップヘアにティアラ、カチュームなどを合わせてすっきりとまとめましょう。
高級感あるミカドサテンの至るところに施したスワロフスキーやビーズを散りばめてカットワークを施したラグジュアリーなドレス。2wayのロングトレーンは立体的で優雅なカットワークの柄と透け感のバランスが特に美しく、見る人をうっとりさせるバックスタイルを演出します。
Aライン
プリンセスラインほど広がりすぎないので動きやすく、ウエストの位置が高くスタイルを良く見せてくれるのがAラインのドレスです。シンプルで上品なシルエットで体型を選びません。また、ホテル、チャペル、ゲストハウス、レストラン、リゾート、ガーデン等どの会場にも合う万能な形から人気が高いシルエットです。アクセサリーはボンネやビジュー、ヘッドピースなどを、ゆるやかなシニヨンに合わせるなど上品にまとめるといいでしょう。
フランス製リバーレースでつくられたヨークが肩からデコルテを優しく包み込む、ロマンチックで優美なドレス。胸元に重ねたビージングがお顔まわりを華やかで上品に映し出します。
マーメイドライン
シャープでタイトなラインとボリュームたっぷりのスカートのコントラストがモダンで華やかな印象を与えるマーメイドラインのドレスは、女性らしい品と華やかさが演出できるので大人の花嫁におすすめです。背が高めの方、細いけれどもメリハリはあるプロポーションの方、また体型に自信のない方でもスタイルよく着こなせます。裾が広がらないのでゲストハウス、レストラン、リゾートなどの比較的コンパクトな会場にも向いています。アクセサリーはダウンヘアスタイルにコサージュやビジューなどをあしらうとよりエレガントになりますよ。
光沢が美しいシルクタフタを用い、女性らしい美しいシルエットが引き立つようにこだわったドレス。すっきりとしたラインが大人っぽい表情を見せてくれます。