結婚式の親族紹介について知りたい方に向けて、行うタイミングや場所、進行役、紹介の流れと順番、呼び方、欠席者や故人がいる場合の配慮までまとめました。
結婚式の親族紹介|タイミング・流れ・順番と、欠席者や故人がいる場合の配慮
写真提供:Travis Simon
1. 「親族紹介」とは?
「親族紹介」とは、結婚式当日に両家が一部屋に集まり、お互いの親族を紹介し合うことです。プログラムの一つであり、行うことが義務というわけではありませんが、今後の両家の関係のために取り入れる方が多いとされています(出典:サライ.jp「結婚式で相手親族への挨拶はどうする?|親族紹介の流れや挨拶例を解説【婚礼の作法】」、2024年2月2日)。二人の結婚を機に親せき同士としてお付き合いすることになるため、お互いの親族の顔や関係を知るよい機会です。お互いの親族が集まる機会は少ないので、しっかり挨拶し、礼儀正しく振る舞いましょう。
2. いつ、どのように親族紹介をするか?
親族紹介を行うタイミングは会場によって異なります。サライ.jpの解説では、挙式前に行われる場合がほとんどで、それ以外の場合は「挙式後」「親族集合写真の撮影後」「披露宴の開始前」のいずれかとされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。開始時刻や所要時間は、会場の準備状況や動線によっても変わります。当日はプランナーや会場担当者の指示に従い、事前に両家へ流れを共有しておきましょう。
| 行うタイミング | 補足 |
| 挙式前 | 会場によって異なるが、挙式前に行われる場合がほとんどとされる |
| 挙式後 | 挙式を終えて控室に戻ってから行う場合 |
| 親族集合写真の撮影後 | 集合写真の撮影に続けて行う場合 |
| 披露宴の開始前 | 披露宴会場へ入る前に行う場合 |
親族紹介は、親族控室や挙式会場で行われるのが基本です。控室が外せる間仕切りで区切られていて、親族紹介の開始に合わせて間仕切りを外す会場もあります(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。場所に希望がある場合や、レストランウェディングなど会場の形式が異なる場合は、事前にプランナーに相談しましょう。
親族紹介のスタイルは、大きく分けて「一家の代表者が親族全員をまとめて紹介する」形式と、「一人ずつ自己紹介する」形式があります(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。カジュアルな少人数の結婚式では、新郎新婦が自分で親族を紹介することもあります。近年は、新郎新婦は参加せず親族のみで行う形式が増えている傾向があるとされます(出典:同)。新郎新婦が立ち会わない場合は、紹介が終わった後に控室へ出向き、親族一人ひとりに挨拶するという方法もあります。紹介の方法は両家でそろえておいた方が進めやすいので、いつ、どのような方法で行うのかを事前に打ち合わせておきましょう。
範囲に厳密なルールはなく、親、兄弟姉妹(配偶者や子どもを含む)に、祖父母、おじ・おば、いとこを加えるケースが多いとされています。親族が多い場合は、全員が参加する必要はなく、日頃のお付き合いの有無を基準に選ぶとよいでしょう。両家で人数に大きな差が出ないよう、範囲をそろえておくのが望ましいとされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
3. 誰が進行役をやるか?
近年は、両家の父親がそれぞれの親族を紹介する形式が一般的です。父親が不在の場合は、母親やおじが務めても問題ないとされています。会場によっては、スタッフが進行役を務める場合もあり、その際は順番や氏名、続柄に間違いがないよう、事前にしっかり確認しておきましょう(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。親がいない場合は、親族の代表として誰かに進行役をお願いしましょう。仲人(媒酌人)を立てる場合は、最初に仲人がお祝いのあいさつとともに「新郎のお父様(またはお母様)の○○様よりご親族のご紹介をお願いします。」と言って、進行役にバトンを渡します。
4. 親族紹介の流れ
一般的な親族紹介は、①始まりの挨拶(新郎側の代表者または会場スタッフ)、②新郎側の紹介、③新婦側の紹介、④結びの挨拶(進行役)の順で進みます(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
- 血縁の近い順および年齢順に並びます。
- 新郎側から、進行役が血縁の近い順に、「氏名」と「新郎との続柄」を一人ひとり紹介し、紹介された人は「よろしくお願いいたします。」と言って一礼します。
新郎の父 「○○の父、△△でございます。これより親族の紹介をさせていただきます。まず私の隣が○○の母、□□でございます。」
新郎の母 「母の□□でございます。よろしくお願いいたします。」
新郎の父 「続きまして新郎のおじで私の兄にあたります、○○○○でございます。」
新郎のおじ 「どうぞよろしくお願いいたします。」
全員紹介したら
新郎の父 「以上でございます。幾久しくよろしくお願い申し上げます。」
新郎親族一同 一礼。
新婦側の親族紹介へと続き、最後に進行役が結びの挨拶を行って、全員で一礼します。「幾久しく」は「末長く」「いつまでも変わらず」という意味で、おめでたい場での決まり文句です(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
5. 親族紹介の順番
基本的には、血のつながりが濃い順、年齢が高い順に紹介します(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
新郎の親 → 兄弟姉妹とその配偶者 → 父方の親族 → 母方の親族
新婦の親 → 兄弟姉妹とその配偶者 → 父方の親族 → 母方の親族
という流れになります。
紹介の順番例
- 父
- 母
- 兄
- 兄の妻
- 姉
- 姉の夫
- 妹か弟
- 父方の祖父母
- 父方のおじ・おば
- 父方のいとこ
- 母方の祖父母
- 母方のおじ・おば
- 母方のいとこ
6. 親族紹介のポイント
- あらかじめ進行役は、親族紹介の順番、名前、続柄を書いたリストを作って持っておきましょう。
- 親族の呼び方は、親の目線ではなく新郎(新婦)から見た間柄で伝えるのが基本です。例えば父親が母親を紹介する場合は、「妻の〜」ではなく「新郎の母の〜」と呼びます。敬称は付けず、進行役よりも年上の親族でも省略します(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
- 「○○のおじ」「○○のおば」では分かりづらいので、両親との続柄も言い添えると分かりやすくなります。例えば、「○○の伯母で私の姉にあたる△△です。」など。親族が多い場合や親族同士の付き合いが深い場合などは、名前と続柄を書いた紹介シートを配る場合もあります。
- いとこの場合は、「○○のいとこで、△△の長女の○○です。」などと家族関係とともに紹介すると分かりやすくなります。
- 紹介された人は一言だけ「よろしくお願いいたします」と挨拶をします。時間に余裕がある場合は、「今日は○○県から来ました。」「○○君が子どものころはよく遊びました。」など一言加えてもいいですが、スピーチや長い自己紹介はNGです。
- 欠席者や故人がいる場合の伝え方は、「7. 欠席者や故人がいる場合・親族紹介を行わない場合」で解説します。
7. 欠席者や故人がいる場合・親族紹介を行わない場合
出産や病気などで欠席する親族がいる場合は、紹介の順番の中、または最後に、欠席の旨と理由を手短に伝えます。例えば、「新郎の妹○○は、出産のため出席できませんでした。」のように一言添えます。説明しにくい理由の場合は、無難な表現で済ませても構いません(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
身内に亡くなった方がいる場合、無理に紹介する必要はありません。新郎新婦と相談し、本人が相手側に伝えておきたい気持ちがあれば伝える、という姿勢でよいでしょう。伝える場合は詳しい説明は不要で、「父は、新郎が幼い頃に他界しました」のように、さりげなく触れる程度とされています。故人の席や遺影の用意も不要とされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
事情により親族紹介を行わない場合や、少人数婚・リゾート婚などで時間を取らない場合もあります。そのような場合でも、親は歓談中に相手側の親族のテーブルを訪ねて挨拶しておくとよいとされています。司会者が会食中に親族を紹介するケースもあります(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
8. よくある質問
Q. 親族紹介は必ず行う必要がありますか?
A. 親族紹介は結婚式のプログラムの一つで、義務ではありません(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。行わない場合でも、親が歓談中に相手側の親族へ挨拶をしておくと安心です。
Q. 親族が多い場合は、全員を紹介する必要がありますか?
A. 全員が参加する必要はありません。日頃のお付き合いがあるかどうかを基準に人数を絞り、両家で範囲をそろえるのが望ましいとされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
Q. 新郎新婦は親族紹介に立ち会う必要がありますか?
A. 立ち会っても立ち会わなくてもかまいません。近年は、新郎新婦は参加せず親族のみで行う形式が増えている傾向があるとされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。立ち会わない場合は、紹介の後に控室で一人ひとりに挨拶する方法もあります。
Q. 父親が亡くなっている場合は、どう紹介すればよいですか?
A. 無理に紹介する必要はありません。新郎新婦と相談のうえ、伝えたい気持ちがあれば「父は、新郎が幼い頃に他界しました」のようにさりげなく触れる程度でよいとされています(出典:サライ.jp、2024年2月2日)。
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出典・参考資料
本記事で参照した主な資料です(最終確認日:2026年10月14日)。
- サライ.jp(小学館)「結婚式で相手親族への挨拶はどうする?|親族紹介の流れや挨拶例を解説【婚礼の作法】」、2024年2月2日公開(最終確認日:2026年10月14日)
挨拶文の例、紹介の順番の例、各ポイントの補足は、PridalTIMES編集部が作成しました。進め方は家や会場によって異なるため、実際の運用は会場のプランナーにご確認ください。


