瀬戸内海に面した豊かな緑に囲まれた香川県。讃岐うどんが名物で「うどん県」としてもすっかり有名になりました。要潤さんを起用したシュールでユニークなPR活動も話題を呼びましたね。近年、香川県では地域色を打ち出したユニークな結婚スタイル「ふるさと婚」が話題になっています。そこで今回は香川県でさまざまな結婚式をプロデュースしている「Fairytale」にいち押しのウェディングプランを紹介してもらいました。香川県在住でない人でも利用できるので、人とはちょっと違う変わった結婚式を考えている方は必見です。
前回の記事 — お城で挙げる「城婚」はこちら
お庭の国宝で挙げる庭園婚
昨今人気のガーデンウェディング。広い芝生にテントを張って…と洋風な雰囲気をイメージする方も多いと思います。でもせっかく日本人として日本で結婚式をあげるのですから日本の庭園での結婚式はいかがですか?「お庭の国宝」と呼ばれ「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3ツ星に格付けされている香川県の名庭園「栗林公園」では2015年夏より結婚式ができるようになり話題になっています。
世界を魅了する庭園「栗林公園」
「栗林公園」は江戸時代に100年あまりの歳月をかけて完成された日本を代表する大名庭園。全国に24しかない国の特別名勝に指定されています。特別名勝は、史跡名勝天然記念物の中でも特に重要なものに指定される誉れ高いもので、国宝に相当することから「お庭の国宝」とも呼ばれているそう。しかも栗林公園は、なんと東京ドーム16個分の広さがあり、これは日本最大級だとか!そして栗林公園の最大の特徴でもあり、その広大な庭園を際立たせているのが1400本もの松です。じつは香川県高松市は松盆栽で全国シェア8割を占める一大産地。今や「BONSAI」として世界的にも大人気の盆栽は職人が手を加えて形を整えた芸術作品。その素晴らしい景観はフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、「わざわざ旅行する価値がある」として最高評価の三つ星★★★ にも選ばれているんです。
歴史ある建物で、二人の門出を祝う
挙式の会場となるのは代々の藩主達が愛してやまなかったと伝えられる「掬月亭」。日本の伝統文化を伝える大きな茶室は、栗林公園内の中心的建物で素晴らしい景観を誇ります。四季折々に美しく表情を変える栗林公園をのぞみながらの挙式は、まさに2人の門出を祝う場所としては最高のロケーション。日本が誇る文化遺産で美しい日本の結婚式が挙げられるなんて、日本人として誇り高いですよね。挙式の後は園内にある「商工奨励館」で披露宴を行う事も可能です。こちらは明治時代に「香川県博物館」として建立されたもので、帝室技芸員(現在でいうところに人間国宝)である伊藤平左衛門氏によって、平等院を模した近代建築様式で仕上げられている、すばらしい建物です。こちらでは香川県産の素材をつかったフレンチのフルコースがいただけるので、純和風の挙式の後にパーティーでおもてなしというのも粋ですね。
掬月亭
掬月亭での挙式
商工奨励館
商工奨励館2階
商工奨励館の庭でのケーキカット
Fairytaleの藤田社長は「『ふるさと婚』は日本のふるさととして多くの方に利用してほしい」とおっしゃいます。今世界からも注目されている日本の文化。一生で特別な節目となるおめでたい日だからこそ、日本のすばらしい歴史と文化を改めて見直しつつ日本人でよかったなぁ、と思えるような結婚式を挙げてみてはいかがでしょうか?
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「栗林公園」の結婚式